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- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4523215008136
感想・レビュー・書評
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ゾワゾワっとしました、みたあと。
あー、この監督に惚れてまうかもしれん!と思いました。
4作目にして。
全体的にモロ・アルモドバルなんですが、この作品で「あ、いい!」と思ったのはそのディテイルのこだわりっぷりです。
というより、なんていうか、誰一人としていい加減に描かれている人物はおらず、少しのシーンしか出ていない人でも「あーこういう人なのね」と分かるように描いてあげています。
これはもう、愛なんですよ。
これが愛なんですよ!
オーラスでティナに上着をかけてあげる、私の記憶に間違いがなければ一度だってまともな台詞を吐いたことのない男(おそらく刑事)にすら「お前優しいな!」と言ってあげたくなってしまうような愛のそそぎよう。
惚れるね。
これが監督だね。
ラストカットはかっこよすぎて思わず「かっこいい」とつぶやきました。
映画みていて「かっこいい」としびれる人の気持ちがよくわかりませんでしたが、しびれました。
カットにしびれるってこういうことなんですね。
ああ、大人になった。
自分映画史的に大人になった。
これは記念すべき作品であります。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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