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- / ISBN・EAN: 4988142552525
感想・レビュー・書評
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前半はダラダラした展開で退屈。ファロン中佐(リチャード・ハリス)が解体作業に入ってからは手に汗握る展開で楽しめましたが、犯人の動機、船長の葛藤、爆弾処理班たちの人間ドラマなどの掘り下げが浅く淡白な印象でした。
また、元祖である「赤か青か」の名シーンに決断を匂わす伏線がないのも残念に思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
あらゆる模倣を生んだ「時限爆弾スリラー」の元祖として有名な作品だそうです。
時限爆弾の解体シーンのスリルと緊張感が素晴らしく、ニッパーでワイヤーを切るパチンパチンという音がなんともいえない緊張感です。印象的だったのは、船が揺れてリチャード・ハリスがずっこけたときに彼の部下が失敗して爆死してしまうシーン。こういうディテール、好きですね。そして最後は有名な「赤か、青か」の心理戦。素晴らしいなぁ。
主演のリチャード・ハリスがまた渋くて良いのです。プロフェッショナルとしての真剣勝負に挑みながらも、そんな状況でもユーモアを忘れない洒落っ気がいいのだな。Faron is a champion♪
なにげにレクター博士以前のアンソニー・ホプキンスを初めて見ました。普通に真面目な刑事の役ですが、いやー、若い。
船内シーンで余分なシークエンスが多いこと、犯行の動機が弱いことなどの多少の粗は目をつむりましょう。古典の風格あふれる秀作。 -
『Fallon is a Champion.』
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1974年制作のイギリス映画。
古典。美点は多い。そして視聴の結果、これら古い映画は、私向きの作品ではないということが分かった。敢えて言えば、その時代はもう終わった。恒久普遍の特別な価値のある時代などないんだ。 -
見ごたえのあるサスペンス映画。
豪華客船に仕掛けられた7つの爆弾を海軍の特殊部隊の中佐であるファロンが爆弾の解体に向かう。最後には犯人も捕まるのだけど,それは...。
という物語。
爆発シーンは少なく,派手な演出というよりもハラハラドキドキさせる感じ。
また,警察・海軍・政府・企業と,それぞれの立場・思惑・葛藤を描いていて,いつの時代においても人間は変わりないのだなと思わされた。
「宇宙の目から見れば1200人の命などほんのわずかなシミでしかない。でもその中に大切な人が一人でもいる?」
これは考えさせられる。
宇宙の目から見れば確かに自分たちなど価値さえも持たないように思える。ただ,そんな自分たちも誰かからは大切に思われているかもしれないし,自分にも大切な人がひとりでもいるかもしれない。
大きな話にすり替えるんじゃなくて,やっぱり自分の視点で捉えなきゃななと考えさせられた。
ファロンの「怖がるな」という場面もホントぐっとくる。
それと,乗客もみんな怖いけど,それでも少しでも元気をと踊るシーンも良い。
どのシーンでもホント「人間」というのをリアルに描き出していて,繊細な映画だなと感じた。
そして,この言葉は観終わったとすごく心に残ってる。
『Fallon is a Champion.』 -
未見を観るシリーズ2コめ。オモロすぎてカッコよすぎてチビりそうだった。オトナになってから見るので余計に面白く見れるのもあるかな。
死ぬ前に見といてよかったと心から思う(笑) -
ホプキンスがかっこいい
硬派な画面づくり 叙情性は排除 -
リチャードハリスが渋くて、とてもいい。頑固な老兵(老兵は言い過ぎか)だが、人間味溢れ、爆弾解体の場面は画面に引き込まれる。
アンソニーホプキンスの登場シーンが少ないのが、少しあれだが、相変わらずの演技で良い味を出す。
また、ユーモアある場面もいくつか見られ、見ていて飽きない。
全体としてとても、楽しめた映画だった。 -
最近のド迫力の映画に観慣れてしまっている自分にはちょっと刺激が弱かったのかもしれない。