ペット・セメタリー [DVD]
- Paramount Home Entertainment(Japan)Limited(CIC)(D)
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感想 : 54件
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- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4988113821599
感想・レビュー・書評
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キングの映画化はやはり難しい…
原作は上巻の方が好きで、死に対する妻レイチェルと娘エリーの拒否反応が丁寧に書き込まれ、だからこそ飼い猫チャーチの死をエリーにどう伝えるかで葛藤する主人公ルイス、それを見てルイスに禁断の場所を教えてしまう隣人ジェド、という流れが自然に受け入れられた。また幼児ゲージが本当に愛らしく、それ故に復活したチャーチが以前と違うことを経験したのにあのような行動を取ってしまうルイスにも納得がいった。
時間が限られているのでやむを得ないといえ、映画はあっという間に上巻の展開を終えてしまうので、単なるゾンビ映画と変わらなくなり、悲哀があまり伝わらなかった。最近リメイクされたが、どうだったのだろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
20年ぶりに見た。当時はこういう雰囲気のホラーがはやってたね。特徴的なのは短絡的なキャラクターとスパイスとしての設定、ほこりっぽい美術には妙にこだわりがあって、基本的に救われない。
本策ではすべてにおいて解決策が即物的な考えのもとに行われる。鎮静剤とか死の解釈とか。キングなりのアメリカへの痛烈な批判だろうと思う。
しかしもっと面白かった印象がある。純粋に怖かったのもあっただろうけど、幼心に物凄く悲しい話としてた記憶がある。大人になってみるとホラーよりコメディ要素がつよい。