下宿人 [DVD]

監督 : アルフレッド・ヒッチコック 
出演 : アイヴァ・ノヴェロ  ジューン  マリー・オールト  アーサー・チェスニー  マルコム・キーン 
  • アイ・ヴィ・シー
3.44
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本棚登録 : 19
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4933672234663

感想・レビュー・書評

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  • 90年前、ヒッチコック初期のサイレント作品。関連して、"red"にまつわる単語。red-handed: 「現行犯の」/red herring: 日本語の「ミスリード」。作中犯人の残すメモの"Avenger"とは「復讐者」の意。

  • ヒッチコックって本当に金髪好きだよなぁ、と思いつつぼんやり見ていたのだけど、クライマックスはやはり流石!っと唸ってしまった。

    殺人鬼は全然怖くなくて(描写されてないのだから当たり前)、むしろ柵に吊り下げられた下宿人の男に群がり暴行を加える名もない普通の人たちがすっごく怖かった。
    『鳥』に出てくる鳥たちみたい。
    …中世とかで、見せしめの為に吊るされたまま放置されている腐乱死体に、カラスやハゲワシが群がってつついている光景を連想してしまった…。

    匿名性ゆえの無責任さ・残酷さとか、扇動されやすさとか、ストッパーのきかなさとか、インターネットが普及した現代ではその性質の悪さは周知のことだし耳タコ…だったはずなのだけど、それでもぞっとさせられてしまった。

    ところで、ヒッチコックとティッピ・ヘドレンとの話、ザ・ガールだっけ、あらすじをこのあいだ耳にしたのだけど、聞いたとたん、金髪女ばかりを狙う殺人鬼に妙なリアルティを感じてしまった…。
    ヒッチコックって、芯がぶれないよなぁ。

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