Pulp (English Edition) [Kindle]

著者 : CharlesBukowski

• HarperCollins e-books (2009年3月17日発売)

感想・レビュー・書評

[へ〜たさんの感想 · 2016年3月7日]

Bukowski 最後の小説となった一冊。そのタイトル通り、Pulp Fiction (となることを、意図して書かれている)。Nick Belane なる私立探偵を主人公にして、ハードボイルドっぽい設定にする一方で、Lady Death (女死神)は出てくるわ、地球植民をたくらむ宇宙人は出てくるわ、とにかく Pulp Fiction らしいジャンクっぽさが満載。しかし、Bukowski の率直かつ微細なタッチは相変わらずで、一気に読ませる。

柴田元幸の邦訳も名訳として有名だが、今回は英語多読の一環で原著で再読。Swear word 系は原著の方が雰囲気出るよね。