解説:
国内ではしばしば国を守る無私の行為の象徴として美化される一方、欧米では狂信的な行動として捉えられることの多い特攻について、日米双方の視点からその真実に迫る長編ドキュメンタリー。
日系二世アメリカ人のリサ・モリモト監督が、いつも穏やかだった亡き祖父が特攻隊員としての訓練を受けていたという事実にショックを受け、彼女が抱いた様々な疑問を解き明かすため取材を開始する。
これを端緒に、特攻隊員の生存者や特攻によって沈没した米駆逐艦の乗組員の生存者たちにカメラを向け、その貴重な証言の数々を記録、特攻隊の真実の姿を明らかにすると共に、太平洋戦争に対する歴史認識を深めるための大きな手がかりを提供する。