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- / ISBN・EAN: 4988102493639
感想・レビュー・書評
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嫌だなぁ~…と思ったのは、ドレスを着ようとして手を伸ばしたマリーの手をピシャッ!と止め、
「ご自分ではなさらないで下さい!」と、側近の者が言ったトコ。
寒ければ着たいし、
暑ければ脱ぎたい。
お腹が減ったら食べたいし、
遊びたければ、外へ出たい。
好きな人ができたら…
ぜ~んぶ、許可を得なきゃ何ひとつ出来やしない。
お姫様はただ、バンザイをしたまま、周りの人間が<してくれる>事を待っているだけだった。
城の内と外の世界がまるで違う事。
生きる事の本当の意味など疑う間もなく、人形でいなければならない彼女の人生はまるで、囚人の様だな、と思った。
貧困に苦しむ民衆がついに宮殿に押し寄せ、マリーは捕らえられた。その時彼女は目が覚めたのだろうか…
今となってはその真意を知る事は出来ない。
が、せめて、物語の中だけでもこの哀れな囚人の気持ちを汲み取ってあげられるようなラストにして欲しかった。
煌びやかな映像には思わず目を奪われてしまったが、
人物たちの細かな心理描写が一切無かった事。
(観る人側でそれぞれに…)的なトコがちょっと物足りなかったなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
背景が思いっきり合成で逆に面白かった。出産を多数の貴族の面前で行わなければならない描写がどの作品にも出てくるが、なんで??私は絶対い・や・だ! 悲劇の死を遂げたルイ17世が本当にかわいそう・・・
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ドレスや装飾品がとにかく華やかで可愛い!!ロココ調の宮殿も観ているだけでうっとり。
アントワネットの生涯をドキュメンタリー風に追っていくちょっと変わった構成の映画でなかなか興味深い。主演の女優さんがとてもキュートで、実際のアントワネットってこういう人だったのかもと思わせてくれる。ルイ16世と仲睦まじい様子も描かれていて嬉しかった。
ただアントワネットを題材にするとラストは絶対気持ちが沈む・・・ -
史実に基づいた作品である、との自負をはじめに掲げているだけあってか、丁寧なナレーションや、絵画・風刺画の資料なんかが初心者にはありがたいかんじです。彼女の贅沢や愚行を皮肉たっぷりに語りながら、それでもマリーの傍にそっと寄り添うようなまとめかただと思った。小さいころに子ども向け世界の偉人伝のような漫画作品で読んで以来、マリー・アントワネットってなんかすきだったんだよね、わたしも。
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冒頭のナレーションで『史実に基づいて描かれている』
と言っているわりに、ここんとこ違うんじゃないの?って
思うような映像がいくつかあった。
例えば、デュバリー夫人はルイ15世崩御の前にヴェルサイユから
追放されているのだが、映像では崩御後に王宮を去ったことに
なっている。
王妃が浅はかにも浪費し遊び続けたことと。
一変して、ギロチン台への悲惨な日々の経過を淡々と語っている。
ストーリー展開は凡庸で、エンタメ的には評価できない。 -
ヒストリーチャンネル観てるみたいだった
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パッケージの煌びやかさにつられて
色彩は好きな感じだったし、期待通りだったけれど、肝心の内容が社会の時間のようだった。
高校生に見せたら良い勉強になるとおもう。 -
Karine Vanasseが可愛い。
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マリーアントワネットは、オーストリアの女帝マリア=テレジアの娘。
フランスとオーストリアの関係を強化するためにルイ14世と結婚した。
宮中でのしきたり(決まった時間に、婦人とお話したり、着替えをみんなに見られたり)
なんで、ときどき抜け出して舞踏会や賭博に興じるようになる。
宝石が大好き、プチ=トリアノンっていう宮殿をもらい、民衆からはプチ=ウイーンと揶揄される。
革命勃発以前には、ヴェルサイユ宮殿内に村を作るという行為を行う(アントワネットは民衆が苦しんでいる現状をまったく知らなかった)
処刑前の公安委員会では、毅然とした態度で罪を認めなかった。彼女は「フランスの幸せ」を願っていた(彼女にとっては王政という形で)
アントワネットにとっては、宮廷の中での生活が全てだったんだろうなって思った。
ネッケルは国民に人気があったんだね。
後、最後のほうに出てきた風刺画が連続して出てくるシーンは面白かったです。