大脱走 (アルティメット・エディション) [DVD]

監督 : ジョン・スタージェス 
出演 : スティーブ・マックィーン 
  • 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
4.17
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感想 : 60
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988142656926

感想・レビュー・書評

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  • <ストーリー> (Amzonより)
    第二次大戦下、脱走不可能といわれていたドイツのスタラグ・ルフト北捕虜収容所から、連合軍将兵250人が集団脱走を計画、実行した! この信じられないような史実を『荒野の七人』の巨匠ジョン・スタージェスが豪華オールスター・キャストを配して映画化。収容所の中で3本のトンネルを掘りながら、脱走後の身分証明書、衣類等を調達する捕虜たち。脱走の意思を秘め、壁に向かってキャッチボールを繰り返すマックィーン。有名なエルマー・バーンスタインの『大脱走のマーチ』の音楽がさらに作品を盛り上げる。





    1963年公開のアメリカ映画。戦闘シーンのない集団脱走を描いた異色の戦争映画。
    『大脱走のマーチ』はCMソングでもお馴染みな有名な曲ですよね!

  • 成功したかどうかではなく、脱走した男たちの話

    大脱走劇の最後はネタバレになるので控えるが、ひとつ思うのは、何故脱走時はあんなに慎重に逃げたのに外に出た途端気が大きくなって大胆な行動に出てしまうのかということだ。
    「みんな国に帰りたいと思っている」と言うのならゴールは収容所の外では無いはずだ。

    戦争は娯楽ではない。しかし戦争映画は娯楽になり得る。
    戦争の最中に笑いがひとつも起こらないかといえばそうではない。どんな辛い状況下だってお気楽思考なやつはいるし、延々と壁に向かってキャッチボールし続ける奴もいる。そんな戦争の中でも陽の部分を主に描き、残酷な仕打ちや目を背けたくなる現実はアッサリと描く。それがこの作品を名作に仕立て上げた要素だと思う。

  • ポジティブな独房王スティーブ・マックイーン~☆

    「大脱走のマーチ」を歌おうよ♪

    ラララ ララ ララ〜ラ ララ  ララ〜ラ ラ〜ラララ ララ♪
    ラララ ララ ララ〜ラ ララ  ララ〜ラ ララ〜 ララ〜♪

    ちゃんと歌えたかなぁ~?!

    そうそう、
    「脱走は全将兵の義務だ!」なんだそうですよ。

  • 本作のマックイーンはおちゃめでかわいい。折れない精神と屈強さに感銘を受ける。「草原をバイク」が脱走のシーンに最もふさわしい、と思うのは影響受けすぎかな。

    シリアスをネガティブに描かず明るさがあるのがいい。捕らえられた人たちは皆頭がいい。不自由が人を賢くする。不便だから頭を使って突破口を見つける。足りないとか嫌だとか、不満や執念が価値を生むのだろう。チームの力は偉大である。語学に堪能なのが仇になるとはすごく興味深かった。一番面白かったポイント。3時間隙間なくいろんなことを考えた。

    バーンスタインは永遠だ。

    (20130501)

  • 収容所というと大きな部屋に2段ベッドがいくつも連なる、みたいなのを連想したが、二人部屋があったり、なにか不思議な感じがした。「第17捕虜収容所」でみた収容所のしつらえは、いかにもそうかもという感じがしたが。前半は退屈だった。脱走してからの逃走劇ははらはらした。スティーブ・マックイーンのオートバイシーンは見もの。
    事前にもうちょっと設定を知ってから見ればよかった。あとから検索で読んだら、描き方に納得した。

    デヴィッド・マッカラムが若い。テーマ音楽は聴いたことがあった。

    1963アメリカ
    2021.5.5BSプレミアム

  • エルマー・バーンスタインのテーマ曲が響いてくるだけで大興奮。脱出不可能なドイツ軍刑務所から、250人を同時脱出させようという大プロジェクト。こういう映画は、前半で着々と準備が行われて後半で成功に向けて一気にアクションというのがパターンですね。同じくスタージェス監督の『荒野の七人』でもそうでしたが、前半の準備段階が意外と面白い。というか、前半の準備プロセスが丹念に練りこまれているほど、後半のアクションが生きてきます。本作の前半部分は、丹念どころではなく、映画が始まってからトンネルで脱走するシーンまでなんと1時間50分以上。映画一本分の時間をかけて脱走準備を描きこみます。トンネルキング、偽造屋、調達屋などその道のプロフェッショナルの活躍や、一糸乱れぬ連携プレーで敵の目を欺く工夫がサスペンスを引き出し、そこ にマックィーン扮する脱走常習犯ヒルツのヒーロー的キャラクタが加わり、前半だけでも十分そこらの映画をしのぐ面白さを味わうことができます。そして、映画の後半は・・・。空前絶後の脱走作戦の顛末はDVDをご覧いただくとして、やはりマックィーンは光ってましたね。実話を元とするこの作品で、ヒルツだけは完全に架空の人物。映画の撮影が始まってもマックィーンの満足できるキャラクターが決まらず、堪忍袋の緒を切ったマックィーンは降板を宣告。急遽アメリカからライターを呼び寄せて作り上げたキャラクターがヒルツでした。マックィーンがごねた結果のキャラですが、彼の渾身の演技で映画史に残る名キャラクターになりました。独房で壁相手にキャッチボールをはじめるラストシーン。むなしさを乗り越えて新たな挑戦の意志を固めている、不屈の闘志を余韻とした幕切れはさすが。見事なラストシーンを見せてくれました。

  • 脱走計画実行中の小気味よさと、脱走後のやるせなさ。
    どうしろというのだ。

  • 第二次世界大戦下のドイツの捕虜収容所からの大量脱走劇。
    脱走のテクニックには感心させられるし、音楽は痛快、マックイーンが小気味いい。

  • BSプレミアムシネマで。
    収容所からの脱走。事実に基づフィクション。

    シリアスなテーマだけど全編通しての戦場に掛ける橋のテーマ曲が痛快に脱走する様を描いている。
    諦めない前向きさ。

  •  囚人(この映画では捕虜)たちが力をあわせれば,脱走だってできるんだ。
     ただ,タイトルを見ただけで,全く内容を知らなかった遠い昔,「法を犯した人たちが刑務所から脱走する映画なんて,本当は煽ってはいけないだろう…」と思っていたのである。が,しかし,この映画は,第2次世界大戦下でのこと。要するに,当時のドイツの捕虜収容所からの脱走なんだから,OKである。しかも実際にあった話らしいからすごい。
     NHKプレミアムシネマで。
     ユニークな面々が,それぞれの立場を生かしながら計画を進めていくところが,なかなかスリリング。知恵比べだなあ。
     また見ることあるだろうな。ということでBD化しておこう。

    《NHKプレミアムシネマ》の解説を転載
     第2次大戦下、ドイツ軍捕虜収容所の連合軍の捕虜たちの大胆で大規模な脱走計画を描く戦争映画。スティーブ・マックィーン、ジェームズ・ガーナー、チャールズ・ブロンソンほか豪華キャストが、物資の調達やトンネル掘削など、さまざまな得意技をもつ個性あふれる登場人物を演じる。実話をもとにした緻密でスリリングな演出はアクション映画の名匠ジョン・スタージェス。エルマー・バーンスタインの音楽も印象的な名作中の名作。

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