チャプター27 [DVD]

監督 : J・P・シェファー 
出演 : ジャレッド・レト  リンジー・ローハン  ジェダ・フリードランダー 
  • 角川エンタテインメント
3.11
  • (5)
  • (6)
  • (36)
  • (8)
  • (1)
本棚登録 : 97
感想 : 25
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988126205690

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ジョンレノンを殺害したマークチャップマンを描いた『チャプター27』。犯行日の1980年12月8日までの3日間の話。

    昨2020年はジョンが亡くなって40年だったので、特集番組もいくつか観ました。1980年、私はまだ物心ついていなかったので、ヨーチが歌うように「僕があなたを知ったときは、ブルースリーと同じようにこの世にあなたはいませんでしたね」。

    ジョンが亡くなったことを今の自分に当てはめて考えてみると、いちばん近いのは中村哲さんが亡くなったことかも。
    ふたりがしてきたことも、殺された理由も全く違うけれど。中村哲さん、テレビ番組を見て好きになり、本を読んで講演会に行ってそのあと実際にお会いして……そんな存在が、この世から突然いなくなってしまう。

    ジョンに関しては、亡くなったこととは全く別に、『ダブルファンタジー』が好きです。ヨーコのパート含めて好き。あれを飛ばす人の気持ちがわからん。
    『メイキングオブダブルファンタジー』という本がありまして、かつて立ち読みした。ジョンが黒のスタンスミスを履いてたなあとか、ゲフィンが大きくなってったきっかけってこのアルバムかなとか、妙なことを断片的に覚えている。
    ほかに、『ジョンレノン ニューヨーク』というドキュメンタリー映画を観ていて、これはとても良かった記憶がある。


    と、ここまで書いといて、私はマークチャップマンの方にどうしても共感してしまう部分がある。(もちろん人を殺したいとかは思わないけど)


    ほんとうに大好きなミュージシャン何人かと、ライブの後に直に話した経験がある。
    ひとりは世界的に有名な、ジョジョに名前が使われたぐらい有名な方で笑、なぜか一緒に呑む流れになってしまった。

    もうひとりは、ほんとうにほんとうに大好きな方で(国内だとけっこう有名で、星野源ちゃんとも昔から親交があるような方)、初めて直に会ってサインを貰い一緒に写真を撮ってもらったとき、好きすぎてガチガチに緊張してしまい、まったく上手く話せなかった。
    二度目に会ったときは少しリラックスできていたので、わりと長くお話できて面白かった。

    そういう経験があるので、自分の中にもある狂気的な部分を発見してしまう。もし、自分の脳のチャンネルが何かの拍子に切り替わってしまって、踏み外してしまったら?妄執に取り憑かれてしまったら?
    と考えると、怖い。


    映画そのものはつまらなかった。こういう伝記映画というのは再現VTRと同じで、実際にあった出来事の面白さに左右されてしまうと思う。

    事実として知ってたのは、チャップマンが『ライ麦畑でつかまえて』を持ってたこと。そして私もホールデン君にとても共感してしまった人間なので、この点含めて怖い笑。
    あと、ダコタハウスはポランスキーの『ローズマリーの赤ちゃん』なので、『ヘルタースケルター』からの妄想話は面白い。いや、面白がっちゃいかんような気もするけど。

    ジュードっていう女の子が出てきたけど(演じるのはリンジーローハン)、この人は実際にいたのかなあ。原作を読んでみたらわかるかもなので、図書館で調べてみる予定。

    チャップマンを演じたのはジャレッドレト。役作りのために激太りして、ここだけはほんとにすごい。誰なのかさっぱりわからんレベルになっている。『スーサイドスクワッド』も観る予定なので、見比べるのが楽しみ。

  • ジャレッド・レトーがジョン・レノン殺人犯を熱演してるんですが、ホント薄気味悪い演技をしてる。で、「コイツわけわかんない」「わかりたくもない」と思うんだけど、ところどころ「哀れかも」「どうにかなんないかな」と思ってしまうシーンもあって。ジョンにサインを貰って異様に喜ぶシーンはちょっと胸が痛くなった。殺す心情なんてまるでわからないけど、誰かのファンでいる気持ちはわかるから・・・。フィクションとして「誰にでも起こりうること」を描いた映画だと思います。

  • The Beatles、John Lenonnに興味がない人が観たら、面白くないでしょう。
    12/8ダコタハウスの前で何が起きたのか、画で観たい人用かな。
    マークチャップマンの精神異常性が描いた、史実と言っても良いような事件。

  • ジョン・レノン殺害犯マーク・チャップマンがジョンを殺害するまでの3日間を描く。

    全くチャップマンの考えに共感できる所は無く、殺害された理由はよくわからないまま。
    それが逆にジョン・レノンが"凶"弾に倒れたのだと実感させられた。

  • 犯人の独白の一語一語が重い。殺人者の心情が垂れ流しにされている感じ。ナレーション以外でも、この映画はとにかくセリフがいいな!と思った。
    もう一回見てみようかな…。

  • 「」


    1980年12月6日、ハワイからニューヨークにやってきたマーク・デイヴィッド・チャップマン(ジャレッド・レト)は、小説『ライ麦畑でつかまえて』の主人公に自分を重ね合わせ、YMCAにチェック・インする。そしてジョン・レノンが住むダコタ・ハウスに向かい、ジョンのファンであるジュード(リンジー・ローハン)と親しくなる。彼女に勧められ、ジョンのニューアルバムを購入し、サインを貰うことにする。
    7日未明、寝ていたチャップマンは隣室のゲイカップルの声に耐え切れず、シェラトン・センター・ホテルに移る。
    朝、ダコタ・ハウスに向かう。
    正午過ぎ、チャップマンは突然、『ライ麦畑でつかまえて』を買わなければならない衝動にかられて本屋に行くが、『オズの魔法使い』のポストカードと、ジョンのインタビューが載った雑誌を購入する。チャップマンはインタビューを読み、彼の贅沢三昧の生活を垣間見る。
    8日朝、チャップマンはパスポートなどを部屋に残し、ダコタ・ハウスへ行く。ガードマンは、ジョンが出かけたことを教えてくれる。それからジョンがダコタ・ハウスに入っていったが、チャップマンは『ライ麦畑でつかまえて』に没頭していて見逃してしまう。ジュードが現れる。チャップマンはジュードに、一緒に旅に出ようと誘う。しかし突然の提案に彼女は驚き、帰ろうとする。チャップマンは彼女をセントラル・パークまで追いかける。
    ジュードは、ジョンの息子ショーン・レノンと彼の乳母と話していた。ジュードは彼らをチャップマンに紹介しながら、立ち去る。
    夜になり、チャップマンがカメラマンのゴレッシュと話していると、ダコタ・ハウスからジョンが出てきた。チャップマンはLPにサインを貰う。ゴレッシュは、サインを貰うチャップマンの姿を写真に撮る。明日現像して持ってくると言って、ゴレッシュは帰る。
    ジョンが帰ってくると、チャップマンはジョンの背中に、5発の銃弾を撃ち込むのだった……。

  • 良いクオリティの映画だが、暗い。ジョンレノンを殺した男マーク・チャップマンの決行までの三日間。何とか踏みとどまって欲しかった。彼は偉大すぎる人を葬ってしまった。

  • [鑑賞日:DVDにて2010年9月19日]

  • 鬱になりそうになる。撮り方が好みだ。
    ジョンレノン殺しの犯人が観ている人に語っている感じ。

  • 1980年12月8日ジョン・レノンはなぜ殺されたのか?

全25件中 1 - 10件を表示

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×