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- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4934569350251
感想・レビュー・書評
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雑誌連載とテレビアニメの開始が1973年。この劇場版は1979年。1957年の昭和天皇と美智子妃の軽井沢の出会いから22年、テニスは西洋由来の、伝統的な華道・茶道に変わる新しい階層文化のアイコンとなっていた。
なんの特別な血も持たない主人公が、猛練習により頂点を目指す姿は、刻苦勉励をエートスとする農民・武士文化の延長にあり、日本人のメンタリティを揺さぶった。時の総理大臣は田中角栄。主人公は今太閤同様、階級を超え頂点を制した。西洋文化の取り入れと、従来の権威の肯定を背景とする戦後民主主義、平等主義の完成の物語といえようか。
それはともかく、あらためて観てみると繰り返し流される「まぶしい季節に」という主題歌のプロモーションビデオのようだったが、その疾走感がよかった。損得や後先忘れて夢中になれる季節への郷愁を感じる。
しかしながら、これは岡ひろみの物語というより宗方仁の物語だ。劇中で語られる岡を指導する動機には、初めて観た子供の時(金曜ロードショーなんかだろうな)は笑っちゃったんだが、自分に残された時間が少ないと思った時、人間は素直な自分の気持ちに気づき、その気持ちに従うものなのだなと、狂気すら感じさせる彼の行動にも納得がいく。母との過去と岡との未来が一瞬交わった現在に燃え尽きた宗方の物語なのだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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「新エースをねらえ」を小学生男子ながら観ていたので、スンナリ入り込めた。
出崎監督のキラキラ演出は今観ても新鮮だ。
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