というわけで。
持ってもいない雑誌の感想を書くよ。
呉前嬢に借りたんだ!(ありがとうございます!!)
普段、雑誌を読まない僕がリアルタイムで雑誌を読んだのは、借り物だから(死)
音楽と人は良い雑誌だと、読むたびに思ふ。
今回の音楽と人は普段は買わないのが当たり前の、ムックのリリース合わせのインタビューで。
ムックの新曲をkenちゃんがプロデュースしてしまったために、kenちゃんとミヤ君の対談と相成ったのでした。
でもさぁ。
正直、この「ムックの曲をkenちゃんがプロデュース」っていう話を聞いた時。
「は? 何で?? 何で今さらムックなの??」と、本気でツッコミました。
だって、いくら同じ事務所とだし、kenちゃんがこれからしばらくライヴがなくて暇だとはいえ(ぉぃ)。
ムックには今さら誰かの助けなんて必要としてないだけの土台とキャリアがあって。
ムックにはムックの色があるわけですよ。
それを、kenちゃんカラーにも、ラルクカラーにも染めて欲しくないし。
染めてもらう必要性もないとは思って。
ハッキリ言って、無駄なんじゃないかと思ったし。
事務所の陰謀?? とか、本気でちょこっとだけ思った。
おまけに、「これで枚数がどうなるだろうか?」とか、下世話な話までしてたんだけど。(余計なお世話)
音楽と人を読んで、心を改めました(爆)
同じように考えてた人は今すぐ『音楽と人』を買って読むといい。
どうして今だったのか?
何でプロデュースが必要だったのか?
何故、kenちゃんだったのか?
ってことがよくわかるから!!
今から言う事は、ムックについて殆ど詳しくない人間の言うことだから。
軽めにスルーしておいてほしいんだけど。
長いこと同じバンドで同じメンバーでやってると、何でもそうだけど「なぁなぁ」になってくる……というか、馴れが出てくる部分ってどうしてもあると思うんだよね。
それは、音楽じゃなくても普通の人間関係でも出てくるし。
ムックみたいに仲がいいと尚更。(ブログのやり取りが微笑ましい)
例えば、長年連れ添った夫婦が。
「アレ取って」
で、物事が済まされてしまうような、そういうの。
でも、その「アレ」って、いつも絶対正しいかっていうとそういうものでもなくて。
時には。
「違う、それじゃない! アレ!!」って喧嘩になったりする部分は絶対にある。
で。
そのコミュニケーションの足りない部分を、足りないってことに気づかせてあげられる誰かが必要だったと思うんだよ。
きっとラルクは、ムックより随分、個人個人も、音楽の趣向もばらばらのバンドで(苦笑)。
言語的な説明をした上で、皆で「意識の共有」をしないと一歩も前に進まないバンドだと思うんだ。
だからそこに言葉があるのが当たり前で。
通じなかったらわかってもらうまで説明するっていうのが当たり前……な気がする。
仲が良いムックは、kenちゃんが言ってたけど、言葉が足りない。
そうすると、レコーディングみたいに極限にこもって。
ものづくりって集団で作れば作るほど、意見のぶつかり合いになってしまうところがあって。
そういうところでは。
ちょっとずつ「わかってくれない」ってのが少しずつ降り積もってストレスになっていくんだよね。
だからそのコミュニケーションの足りない部分を補う人が必要で。
補えるんだって教えてくれる人が必要だったんだよ。
そして。
いつも頑張って、プロデュースまで一手に引き受けているミヤ君に対して。
ギターに集中できる環境を準備して。
なおかつ、その集中してるギターについてもアドバイスしてくれる人が必要だったんだと思うんだ。
ただのプロデューサーじゃなくて。
同じギタリスト兼プロデューサーとしてミヤ君の気持ちをわかってくれる人。
いやぁ……kenちゃんいい仕事したね。
でも、別にkenちゃん自身はきっと、そんなに大したことした自身はないんだと思うんだよ。
kenちゃん的にはきっと。
「後輩のレコーディングスタジオに遊びに行く権利をもらった!!」
くらいの認識なんだといい。
別に名前が出るとか、そんなに重要に考えてないといい。
「あれー? 別に名前なんて出してくれなくてもよかったのに……」とか、思ってるといい。
うん。
でも。
やっぱり、新しい刺激とか環境ってある意味大事なんだよね。