シザーハンズ (特別編) [DVD]

監督 : ティム・バートン 
出演 : ジョニー・デップ  ウィノナ・ライダー  ダイアン・ウィースト 
  • 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
4.09
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感想 : 71
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988142697424

感想・レビュー・書評

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  • 雪嵐の降る町。お祖母さんが孫娘をベッドに寝かしつけている。
    孫は『どうして雪が降るの?』と聞くと、祖母はその問に答えて話し始める。
    「あの窓から見える山の上の屋敷に老発明家(ヴィンセント・プライス)が住んでいた。彼は人間を作るのにも成功し、その人造人間はエドワードといって、両手はハサミのままだった…」。
    小さな町に住むボッグス一家は、夫ビル(アラン・アーキン)、妻ペグ(ダイアン・ウィースト)、高校生キム(ウィノナ・ライダー)、小学生ケヴィンの4人暮らし。
    ペグは化粧品のセールスをしてるが、新規開拓にと山の上の屋敷を訪ね、そこで出会ったエドワード(ジョニー・デップ)を途端に気に入り、家へ連れ帰る。
    両手のハサミを最初は持て余していたエドワードだったが、ある時ハサミで庭木を美しく動物の形に刈り取る。
    続いて近所の犬の毛や、奥さん連中の髪もモダンにカット。エドワードは近所の人気者になる。
    一方、キャンプに行って不在だったキム(ウィノナ・ライダー)が家に帰って来るが、最初はエドワードを毛嫌いする。
    キムのBFジム(アンソニー・マイケル・ホール)は、エドワードを使って父親の金を盗ませようとするが、金庫の警報装置が働き、エドワードは警官に取り押えられる。
    彼は、キムのことを気遣って一切弁明しない。
    この事件から、周囲の人はエドワードを避けるようになった。
    クリスマスが近づいた夜、エドワードは氷で天使の彫刻をしていると、削った氷が雪のように舞う。
    その雪の中、キムは踊りを踊るが、エドワードに近づいた時にジムが声をかけ、キムは手をハサミで傷つけられる。
    心配するエドワードをジムは脅し、追い出してしまう。
    ジムが許せなくなったキムは絶交を言い渡す。
    町を彷徨うエドワードのせいで町は大騒ぎ。警察も出動する。
    再びキムの家に帰ってきた彼に、キムは「抱いて」と言うが、彼にはできない。
    腹いせに飲酒運転するジムの車がケヴィンを轢きそうになり、エドワードは助けようとするが、逆に傷つけてしまう。
    町の人々の非難の中、エドワードは山の上の屋敷に逃げ込む。
    心配になったキムは彼を追うが、ジムまでもが追い、いさかいの末、エドワードはジムを殺してしまう。
    屋敷まで押し寄せてきた人々に、キムはエトワードは死んだと告げた。
    実は冒頭の祖母はキムであり、数十年たった今も、エドワードはキムのために氷の雪を降らし続けているのだった。
    ティム・バートンは、ハサミが手になってしまった人造人間エドワードを通じて、人より優れた才能を持っていても上手く周りとコミュニケーション出来ない自分のような孤独な人間の悲しさを表現したかったそうです。
    移り気で無責任な郊外の人間を悪意たっぷりに描いていたり、ティム・バートン独特のダークファンタジーが、楽しめます。
    特に、ウィノナ・ライダー演じるキムのために、エドワードがハサミで氷の像を作る時に、削った氷が雪のように舞い落ちる中、ウィノナ・ライダーが雪の中で踊るシーンは、美しくも切ない感じで、印象的です。

  • いい話だけど、ラストが切ない

  • すごく悲しくなった。無性に泣きたくなった。
    最初は街の住人たちが友好的すぎて違和感だったけど、手のひらを返したような態度が本当に腹立たしかった。
    エドワードの純粋無垢さとペグの暖かさが心に残った。あと、警官が「逃げろ」って言ってくれたところがジーンとした。
    キム役のウィノナ・ライダーが美しい。
    また観たいけど、悲しくてすぐには観られない。そんな感じ。

  • 悲しい話だと聞いてたので見ないようにしてたけど、ついに観てしまった。
    原色を多様した街の風景や、極端な隣人のキャラ設定、などコミカルなポイントが散りばめられていて、シリアスになりすぎなくて良かった。
    重くしようとすればどこまでも出来そうだけど、安直にお涙頂戴でいかないところはさすが。
    ☆5つです!!

  • 人間とは愚かである。人間は出来るだけ周りの人間と同じことをしようとする。自分の信じていることなんて表面的な建て前でしかないのだ。周りが意見を変えたら動揺して最初とは違うことをいい始める。そこに自分の意思なんていうのは存在しない。そういう人間の愚かさをこの映画は物語っている。そういう人間にはならないようにするには、孤独を受け入れる勇気が必要なのだ。周りと同じにしようとするのは孤独から逃げ出すためなのだ。でも僕はそういう生き方は格好悪いし、無意味だと思う。まじめにそんな生き方は孤独から一生逃げているだけでしかないではないか。でも人間は本能的にそうしてしまう。こんな人間が、世界の中心でいいのだろうか?こんな愚かな我々が、世界を動かしているのだろうか?この問いには誰も答えようとしない。

  • ポストモダニズムの授業で観た。

    ラブストーリーというよりは、マイノリティの物語という印象。
    最近他の授業で扱った、the otherがmarginalなとこまできてまたthe otherに戻ってった、みたいな。

  • いい映画ですよね~本当に。ただジョニー・デップの顔が怖いのと、あの映画がきっかけでウィノナ・ライダーを手に入れちゃったジョニーに……いいなぁ~いいなww

    「シザーハンズ」

    こう考えるとデップの夢物語は毎回ヒットしていますよね~今回のアリスはどうかわからないですが、それなりになりそうですね

    でも、意外とサスペンスやファミリー的なものはヒットしないですよね~

    ウィノナ・ライダーは今年最後の30代!衰えぬどころかますます女に磨きがかかっていますね。最近は悪いうわさも立たないのでもう一度復活を楽しみにしています♪

    この夢のような映画はたまに観るのも楽しいですよ。

  • 大好きな作品ではあるんだけど~・・・
    駄目なんです~終盤のエドは観ているのが辛すぎていつも飛ばしてしまう・・・あそこはマジで辛い。悲しい。住民が憎くて仕方なくなる・・・; あぁいうの本当に苦手です・・><

  • 両手がハサミってどんなやねん!って想像もつかなかったけど
    あ~ぁw指が5本ハサミの刃なのね
    こんなキャラクター昔ワンピースの悪役にいたわね…

    エドが住んでいた古いお城は色のない白黒の世界に対して、
    キム達の住む町並は可愛いらしくカラフルに表現されているのが
    町に降りてきたエドの心を映し出しているようでした。
    あ、でもカラフルな中にも何処となくダーク感があって…そこはティムらしい色遣いかな♪

    音楽も美しく悲しげで、すぐに映画の世界に入り込めたな
    一番最初に映った20世紀フォックスの看板(?)に雪が降っているのも気分を盛り上げてくれました

    エドワード…20年前のまだ初々しいジョニーにメロメロです (;´Д`*)ハァハァ
    人造人間を表したのかヒョコヒョコ歩く姿が可愛かったな~
    そして憂いを含めた表情が切ないっ!(*TдT)

    この映画、当初はトム・クルーズがエドワード役の候補に挙がってたのですが、
    彼はハッピーエンドな結末を要求し、監督はそれを却下
    ジョニー・デップが役を獲得したとか…なんだか運命的な物を感じますね

  • 子供のころから思ってたんだけどこれってジャケットで損してない?バートン監督の意図かも知れないけど。みんな怖そう怖そうって言うよ

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