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- / ISBN・EAN: 4582201901295
感想・レビュー・書評
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12月購入の1枚。個人的に小振りな作品のリリースが多いなーという印象だった2008年、最後の最後で石橋さんがやってくれました。僕らの大好き七尾旅人くんやAxSxEくんや山本精一さんも参加してマス。
ザッパやビーフハートなんかのフリージャズ〜プログレ〜エクスペリメンタル大好き!ていう気持ちがひしひし伝わってくる、ビートや展開に見られるほどよい実験性。共感できないけどなぜか頷かされてしまう静かにじわじわとにじり寄ってくる、ポップセンス溢れるメロディー。とかいうと嫌われそうな感じですが、「ポップなものを難解にする」のではなく「難解なものをポップに聴かせる」という方法論はやっぱりいちばんしっくりくる。
また、1曲1曲の完成度の高さもさることながら、最初から最後までの流れ、アルバムとしての完成度が非常に高いです。1枚の大きなキャンパスに、カラフルなんだけどシックな色の絵の具をドバッー!と広げて、細かな作業をしながら悩みに悩み、だんだん1つの絵に収斂して、いよいよ自分の手を離れていく(完成していく)という、職人そのものな過程を存分に楽しめます。
「難解なものをポップに」
「アルバムの全体像を楽しもう」
ああオレこういうのに弱いんだよなぁ。もう大好き。
間違いなく2008年のベストアルバム!もう石橋さんと結婚したい。
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山本精一や七尾旅人をはじめ、ナスノミツル、坂本弘道、日比谷カタン、スターシップ(NATSUMEN)の豪華ゲストをフィーチャーしており、エンジニアは前作同様にNATSUMENのAxSxEが手がけている。