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- / ISBN・EAN: 4528077001066
感想・レビュー・書評
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AIRラストシングル。聴いた瞬間「えっ、UKロック!?」と思ってびっくりしたのを覚えている。センスあるわぁ。
「遊覧飛行 You Ran,he cought」の「てやんでぇ」は歌詞としてはギリギリだと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アルバムタイトルで用いられた後、グッズ等にも度々使われた"FREEDOM"。
車谷浩司という人が音楽シーンに登場してからずっと観続けてファンと、AIRから知ったという人とでも解釈は異なりそうだが
昔からのファンにとっては、いつか彼がAIRを終わらせるだろうということは、心のどこかで考えていた事だろう。
初めてのNKのライブで、スクリーンに映像が映し出されたとき、"Good-bye"と出るのではないかと不安になったり
SEでBAKU解散時に使ったBEATLESの"Hello,Good-bye"が流れたり
事あるごとに身構えてきた反面
13年と長く続いてきたAIRという場所が、彼にとって本当に自由に歌い、ギターを弾ける場所なのかもしれないと
期待にも似た思いもあったに違いない。
AIRというのはバンドではなく、車谷浩司1人を表す名前。
それを知っていても、実際バンド形態のライブでドラムが佐野さん、ベースが渡辺さんでなかった時、少しがっかりしてしまう自分がいた。
商業用音楽である以上、ファンを無視することも出来ないし、『大人の事情』にも左右される。
客質の違いから、名義を分けて曲を出すべきかと問題になったこともあった。
ただ踊って騒げれば良い客がライブで暴れることもあった。
曲調が変わってもAIRが出している以上それがAIRなのにも関わらず、メロウな曲を
「AIRが日和った」「曲がつまらなくなった」などAIRの才能の枯渇だとして嫌う類の人もいた。
そんな中で、車谷さんのような人が自由を守るのは、大変な事だと思う。
常に真剣に音楽と向き合い、己を曲げてでもAIRとして曲を出し続けるのでも、ファンを騙しながら自然消滅するのでもなく
はっきりと活動終了を宣言した車谷さんの姿勢、相も変わらず恰好良いと思った。
活動終了宣言の翌日に発売されたこのシングル、"Pansy"を、一言で表すなら『シンプル』だと思う。
ジャケット、ケース、CD表面も勿論のこと、彼一人でパーカッションやベースまでこなしたこの2曲には、シンプルでしなやかで、儚くも強いAIRとして生きた車谷さんの全てが凝縮されていると感じた。
聴いていて、純粋に涙が出た。
美しい曲だ。
この世の中には、歌詞を見ながら正座をして、ヘッドホンで一人静かに聴きたい曲というのが確かに存在する。
このシングルにおさめられた2曲も、確かにそんな曲だと感じた。
次の車谷さんの活動を期待したいところだが
まずはどこにいても笑顔で、歌いギターを弾いてくれる環境におられることを切に願う。
その中で、どのような形であれ我々一般人がまた彼の奏でる楽曲に触れることができるなら、その日がとても楽しみだ。 -
トラックNo、タイトル 、ギター的現在の状況 (2010.Nov)
01_Pansy _ギターカバー:http://youtu.be/3xe2jiVnw_s
02_You Ran, He Caught ~遊覧飛行~