チェンジリング (アンジェリーナ・ジョリー、ジョン・マルコヴィッチ 出演) [DVD]

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感想・レビュー・書評

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  • クリント・イーストウッド監督の作品は覚えてる範囲だと硫黄島二作しかないんですけど、おれ結構彼と合ってるのかなぁと思う。ちょっと退屈だけど、いろいろ考えさせられる。
    作り出した1920年代末のロスアンジェルスの雰囲気とかが凄いかなぁと思った。
    ストーリーも実話を基にしてるってことだけどかなりショッキングな話。
    でもこんなのもありえたんだろうし、今もありえるんだろうな。世の中ってば…。
    権力ってものが嫌いになりますね。三権分立とかよく考えたもんだ。それにやっぱこの映画観る限り思うのは米人はそうゆう正義とか自由ってのに関しての意識が高いよね、アツすぎとか単純なのもあるけどそれはいいことだと思う。
    はかない希望を最期まで抱いた彼女、ホントはおれ的にはベン(?)とくっついて幸せになってくれたらと思うんだけど、それも人生だな。人生は結構ビターだ。

  • 映画とドキュメンタリーの間 
    文字通り目を背けてしまった、見るに耐えなかった初めての映画かも

    クリントイーストウッド苦手っぽいかな
    “日本人”の感性とは違う気がする

  • 予告に興味をそそられ・・・。

    話はとても好きなんですが。
    アンジー痩せすぎ!大丈夫?!って思った。あのぷっくりっぷも、存在が淡くなってた。

    ローラースケートが、ほほえましい時代。
    昔は穏やかだった、今は狂気立っている。なんて、簡単に言えるもんじゃないんだろうねぇ。
     権力や圧力にねじ伏せられていた市民に、知識やら知恵やら財産やらがくっついてきて、マスなメディアがあおりまくって、知識を扇動してく。だから、「事件」の見え方が変わったてのも大きい要因なんだろうね。

     どっちがいいんだろうか、って思うけど。
     何にも感じないような、バカになれれば、一番幸せ。「メディアに扇動されてる自分」ってメタに気づかなければいい。って思う。

     今は、「メディアを利用した権力」の出現じゃなくて、「メディア自体の権力」が怖い。渋滞の始まりみたいな、大衆の認識が無意識に一方方向を向いていくような感覚が、怖い。

  • 嫁が 話題作だ 話題作だ と騒いでいたので、予備知識ゼロで会社帰りに観て来ました。

    140分もの大作だって事だけは知ってた。

    だから、"途中で飽きるかな〜" と長期戦に備えて、おやつやコーラはしっかり準備して見始めた。

    。。。

    す・すごい。。。

    これぞ映画。

    人が映画に求める要素がふんだんに詰まっている。

     サスペンス

     スリラー

     法廷劇

     ハラハラドキドキ
     
     痛快な勝利

    極めつけはこんな悲惨で最悪な出来事が実話であるというドキュメンタリー。

    あまりのすごさに圧倒されて、エンドロールが完全に終わるまで席を立つことができず、買ったコーラも飲み干さずに残っていた。


    2009年に見た いままでの映画の中で、ダントツナンバーワン。90点。



    ...でも、この映画を果たして嫁さんに薦められるだろうか。

    男の子を持つ母親にとってはトラウマになってしまうんじゃないか、ってほどの衝撃的内容です。

  • こないだ映画館で観た。
    脚本も演技も演出も素晴らしかった。
    最後まで目が離せず、飽きることなく観れます。でも疲れる。色んな意味で。
    本気で感情移入してしまって、本気で腹が立つシーンがいっぱいあった。


  • ノンフィクションということで、もれなく心が痛む。
    子供が交換されたことも、強制的な精神病棟行きも、牧場での大虐殺も、全部フィクションだと言ってほしい。


    ロス市警が全く夫人に寄り添ってないことは、
    偽のウォルターと出会わせる場面から既に分かるように、
    支持をあつめ、反ロス市警の勢力を黙らせるためであって、
    本当に醜かった。これもフィクションであってほしいと願う要素。


    そしてウォルターでない子供だと抗議する夫人に手を貸す教会を始めとする反ロス市警勢力。
    一見見方ができた、と安堵したのだが、
    結局は彼らの狙いはあくまで警察のたたき上げであって、
    心から夫人の協力は申し出ていない。


    夫人は当時、その一挙一動がマスコミを集めさせる存在であったため、
    彼女を味方につけ、警察の情けなさを提示すれば、存在感と影響力は圧倒的だ。


    でも夫人の願いは警察を批判することでも、偽ウォルターを怒鳴ることでもなく、
    本物のウォルターと再会すること。


    この心からの欲求に寄り添うものは誰もいなかった。
    だから一見彼女を擁護しているようでも、彼女の心を深く傷つけてしまう言葉が連発される。


    犯人がウォルターを殺したか殺してないかを最後まではっきり言わなかったのは、
    どうしてだろう。
    単に覚えてないだけなのか、夫人を前にして気の毒で言えないのか…
    そんな良心を持ち合わせていないとは思うけれど。


    一番ムカつくのは偽ウォルター…
    と思っていたけど、自作自演でなくて、警察に仕組まれただけだったのかな?
    最後の偽ウォルターの捨て台詞が非常に気になった。


    夫人の「存在を感じる」という台詞が一番胸を打った。
    母親ほど子供を愛して理解してあげられる存在はいない。


    結局母子は対面できなかったけれど
    本当に悲しい映画だったけれど
    ラストシーンの希望は本当に救いだった。


  • 行方不明になった子供が戻ってきた、はずなのに期待をふくらませて会いに行ったら自分の子じゃない。という状況になったら、そのショックと混乱はどれほどのものだろう。この映画では当時のロサンジェルス警察の傲慢な態度と、人権擁護の闘いと、さまざまな要素が絡み合い、やはり「正義は勝つ」的な方向がハリウッド映画なのだろうけど、根本にある母親の強さと愛情に打たれるものがあった。
    それにしても内容を確認せずに観たらサスペンス。で殺人とかの生々しいシーンはやはり苦手で、曇り空の午後に観るにはちょっと重かった・・・

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