EMOTION the Best 機動警察パトレイバー 劇場版 [DVD]
- バンダイナムコアーツ (2011年12月23日発売)
- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4934569637000
感想・レビュー・書評
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「その時は俺たちが犯罪者さ。ただし、何もせずに手をこまねいていて被害が現実の物となってしまったら、やっぱり俺たちは犯罪者だ。どっちがいい」
うーん、かっこいい…。
特に二人の刑事が、再開発から漏れた古いアパートを手がかり求めて巡るあたりがかっこ良すぎて、しびれる。
音楽もいい。テレビも同じ川井憲次さん作曲だけど映画のほうが何倍もかっこよくないですか。何故かしらん。
あとこの話は進士さんがかっこいいと思うんですよ。テレビだとかっこいいところぜんぜん無いんですけど…。
パトレイバー全般に言えるけど、レイバーという非現実が日常に溶け込んだ世界を違和感なく丁寧に描いているところが、面白いところだなと思います。SFの面白さというものでもある。
拳銃弾を撃ち尽くしたあとパイロットがコクピットから降りて、自分の手で弾を詰め直すような描写も好きだな〜。
映画一作目はテレビの後に作ったのかとずっと思ってましたが、テレビよりも前の公開だったんですね。その段階から次世代機ゼロが出てたのか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【邦画たちよ・・・これが最高のエンターテイメント映画だ!!】
さあ、前回、最近の邦画を散々貶してちょいと気が引けたので・・・邦画も捨てたもんじゃないぞっていうレビューです・・・って、言っても実写では無くアニメ作品だけどね(笑)
だって仕方ないでしょっ!!
天邪鬼な私がホントに評価できる作品って邦画の実写ではめったにないんだもん!!
正直に言うと彼女が高評価とする邦画って他にもたくさんあるし、評価が厳しい私でも『ハゲタカ』『臨場』『踊る大捜査線』や『海猿』など最高に面白いので、みんなに自信をもっておススメできるのだけど・・・でもそれらと同等レベルの作品って邦画ではなかなか見つからないし、すでにレビューしちゃってるし・・・的な(笑)
でもアニメ作品ならまだまだたくさんあるぞって、感じで今回のレビューに??
実は作品の選定に当たってどうしてもレビューしたかったので本作をごり押ししてたら・・・”押井監督作品が大好きなだけなんじゃないの?”って、言われちゃって・・・いえいえ、決してそれだけではありません・・・って、それもあったりするけど・・・でも、そうなのかもね、って(笑)
あはは・・・そんなわけで今回は映画の本分である、気軽に視聴できる最高のエンターテイメント作品として本作をレビューしちゃうぞっ!!
”型通りの展開しか見せない詰まらない邦画作品達よ・・・これがエンターテイメント映画だっ!!”
って、何だか今回も口が滑っちゃいそうな雰囲気がプンプンと??
いやいやいや、大丈夫でしょ・・・こだわり屋の私が何十回と視聴しても、本作品に困惑する設定やシーンなどが一切、存在してないしねっ!!
と、言う事で・・・最近の決まりきった型通りの脚本と設定に飽き飽きしてる天邪鬼予備軍の皆さん、用意は良いですかぁ~??
では、行きますよぉ~!!
【本文】
今回ご紹介する『機動警察パトレイバー劇場版』は、1989年、本作OVAの他に『攻殻機動隊』『うる星やつら』や『天使のたまご』などの独創性に満ちた作品を繰り出す押井守監督が、『マクロスフロンティア』や『宇宙戦艦ヤマト』最新作の出渕裕さん、『機動警察パトレイバー』を企画し『究極超人あーる』の著者でもある漫画家&企画家のゆうきまさみさん、『機動警察パトレイバー2』『アヴァロン』や『めぞん一刻』などの脚本を手がけ、押井監督と共に無くてはならない伊藤和典さん、そして『めぞん一刻』『うる星やつら』『きまぐれオレンジロード』などの可愛い女の子を書かせたら日本一とも称される高田明美さんらが結成した”ヘッドギア”にて制作された傑作アニメで・・・とんでもない傑作作品なので絶対におススメなのです!!
内容としてなんだけど・・・こんな傑作だから沢山の皆さんが素晴らしいレビューをしてるので詳しい内容はそちらを読んでね!!
あはは・・・例によってだけど、これだけじゃ寂しいので予告編をどうぞ!!
【Youtube ”予告編”】
https://www.youtube.com/watch?v=JIco81J9BBo
さあ、レビューとしての役目は終えたので、ここからは思いっきり暴走するぞっ・・・って、皆さんに押し付けただけかな??(笑)
それでね、この作品、最初に記載したように公開は1989年で・・・思い起こせば昭和天皇が崩御された年で現代に続く平成の始まりであり、あの忌まわしき消費税が導入された年なのです!!
えっ、これでもピンと来ない??
じゃあ、『インディアナ・ジョーンズ 最後の聖戦』や『ダイ・ハード』が公開され、プリンセス・プリンセスの『DIAMOND』や『世界で一番暑い夏』、WINKの『寂しい熱帯魚』やTMネットワークの『GET WILD』、任天堂の『ゲームボーイ』が発表された年って聞けばおぼろげにイメージできるでしょ??
PCなんか、MS-DOSで電話線を利用したアナログモデムがようやく広まってきた時代で・・・HDは20MBが標準でCPUが10MHz、当然、オプティカルメディアなんか存在せずにフロッピー標準で・・・35万程もするのに現代の携帯に完璧に負けてる仕様・・・って、ホントに当時から大きく進化してるよね~!!
こんな時代に制作された本作は皆さんのレビューにもあったように『コンピューターウイルス』が題材として扱われてて・・・
アナログ電話回線が主流だった時代、コンピューター同士のネットワークなんてほんの一握りの人しかできない時代なのに、コンピューターウイルスが次々と伝播していく危険性をテーマにしちゃうなんて・・・そんな的確な先見性と未来予測・・・彼ってさ、”地動説”を主張した”ガリレオ、ガリレイ”並に頭が良いんじゃないのって心から思っちゃうほど!!
そんな頭の良い押井監督が制作した本作品に瑕疵なんて見つかるわけがないでしょ!!ホントに素晴らしい!!
本作ってアニメ作品を見下してる人こそ、絶対に観るべき傑作だと思うよ!!
そんな最高傑作のオープニングがこれまた秀逸で・・・
HOSを開発したプログラマーの帆場英一が方舟と呼ばれる洋上工場から飛び降りる静かで不気味なシーンから一転、躍動感あふれる暴走レイバーとの攻防へと続く流れが凄すぎる!!
こういう緩急シーンがしっかりと全編に渡って採用されているから100分という時間がスッゴク短く感じちゃうんだね!!
【Youtube ”オープニングシーン”】
https://www.youtube.com/watch?v=sOrbHOueDn4
OPを見ればみんなも気付いたと思うけど、そんな本作には最高に格好いい名曲を提供してくれる川井憲治さんも当然参加してて・・・この曲をクライマックスで聴くと体中の毛が逆立ってもう大変だぞっ(笑)
【Youtube 川井憲治LIVE ”朝陽の中へ”】
https://www.youtube.com/watch?v=GZGghR6ESXQ
(ちょいとずれてるのはご愛嬌で・・・笑)
いつもはEDロールが流れるとトイレに行っちゃう彼女が画面にくぎ付け状態で聴き入ってて・・・しかも顔中、涙でボロボロになりながら”これってスッゴイよぉ~”って何度も何度も(笑)
特に気に入ったシーンが帆場英一がE・HOBAでありエホバって下りで・・・刑事が帆場の足跡を追っていく、いかにも押井監督らしい場面で”お肌がゾワッてきちゃった”って(笑)
更にHOSを解析する流れや、方舟での戦闘シーンなど・・・終始”うわぁぁぁぁ~”って画面にくぎ付け状態で・・・EDロールが終わった後に”夢中で観てたらお尻の感覚が無いよぉ~♡”、って・・・確かに身じろぎせずに見入ってたもんねっ(笑)
未だにアニメ作品に抵抗がある彼女でものめり込んでしまう本作、ホントにおススメでしょ??
なのでそんな彼女を見たら、いつものレビューのようにウダウダ言えないっていうか・・・なので今回は彼女の反応をメインにレビューしてみたかも??
実はアニメのパトレイバー劇場版作品って本作の他に次作の『劇場版2』と、最新作の『WXIII』があるんだけど・・・最初に本作を観て貰って良かったなぁ~って!!
そんな彼女のパトレイバーシリーズの評価は・・・
①パトレイバー劇場版 2・・・5点/満点
②パトレイバー劇場版(本作)・・・同じく5点/満点
③パトレイバー劇場版 WXIII・・・4点
これって同じ点数だけどちょっとだけ評価に差があって・・・
『劇場版2』は最高傑作だけどシリアスで疲れるので、気軽に見たい場合には『劇場版1(本作)』で・・・だけど、話的には重厚感がある『劇場版2』が最高って、かなり迷ってて・・・結局、彼女は究極の選択で気軽さを取って『劇場版(本作)』が最高って事らしいよ(笑)
でもね・・・私的にはパトレイバーらしい面白さは本作が一番なんだけど、話の重厚さと展開で『劇場版2』が一押しかな??
まあ、評価なんて人それぞれなんで、後は皆さんが視聴してどちらが最高なのかを評価してね!!
エンターテイメント性で最高傑作と思っている・・・むう達でした!! -
個人的に押井御大の「客をビビらすための飛ぶもの」は、ここの(飛んでないけど)夥しい鳥を見た泉巡査が
「人間なんて一人もいないよ!」
て言ふシーンが好きである。
気象庁のナニは「ミリバール」から「ヘクトパスカル」に代ったし あぁトロイの木馬は普通になったし、アレなのだが、最初に方舟作ってる系のヘリコプターの人が状況を説明して、「なんか知らんけど最近忙しい」があって、じつは、てのがあって、キャラ的にいろいろ頑張らないといけない人が頑張って、アクションと言ふのがかっこいい。 -
現実世界に立脚した緻密勝つリアルな世界観と、あくまで「特務二課」を主役にしたストーリー構築で、リアルロボットアニメを極限まで進化させたSFアクション映画。
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hulu視聴。
ウィルスが何をしでかすのか明らかになったあたりからの盛り上がりは何度見てもたまらん。たまらん。
一般受けする話じゃないかもしれないけど、バックグラウンドを少しでもかじればそこそこ観られる話だと思うし、この興奮をいつでも誰かに語りたいのだ。 -
描かれている東京がリアルで、グンと心にしみてくるところがたくさんあった。少し懐かしい東京の町並みに、妙なロボットを組み込ませている感じが、逆にリアルで東京っぽい。町並みだけではなく、主人公たちの仕事ぶりなどが、自分が今そこで働いているような錯覚を覚えるようで、たとえば職場に貼ってある壁紙とかが、いちいち気持ちがよい。
物語そのものは、それほど奇をてらったところがあるわけではなく、「こうなるだろうな」という予想どおりに話が進んでいく。もちろん、すっきりするロボット対決アニメを期待するときちんと裏切られるけど、そういう要素もちょこっとだけ入れ込んでくれるサービスに、ちょっとクスッとしてしまった。
なんというか、普通にドラマとしておもしろいのである。こういう感覚は初めてで、ずいぶん古い映画なのだから、もっと早く見ておけばよかったと後悔してしまった。 -
劇場版パトレイバー3作を観たので記録。
3作の中では初回のこれが「パトレイバーとしては」一番良かった。
ストーリーの骨子は割と思想的な背景も込められた重厚で、特車二課でなくとも成り立つ物語でありながら、やはりレイバーが戦う姿を観れるのは嬉しい。
しかも、作画のクオリティが素晴らしく、ラストバトルの決着シーンの変態的な書き込みは思わずスロー再生で観てしまうほどでした。
あの時代は、変態的に天才的なクリエイターの熱量を作品として作り上げることができる、そんな今から見ると本当に幸せな時代だったのだと令和だと感じますね。