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- / ISBN・EAN: 4988142764126
感想・レビュー・書評
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GyaOで再鑑賞。実は原作も読んでいて、当時の年齢だといまいち良さがわからなくて、本作を観た時にどういう話だったかようやくわかった経緯があったりします。
邦題は「朗読者(原題はReader)」で、その意味がわかるようになる中盤からの展開がとてもイイ(序盤はちと退屈)。ナチスの話とか出てくるけれど、個人的にはそこは物語の要素でしかなくて、ハンナの抱えるある秘密とその負い目のせいで、自らが選ぶ運命がとても悲しいです。
老けメイクのハンナを演じるのはケイト・ウィンスレット。「タイタニック」のヒロインとは最初気付かなかった好演でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
原題: THE READER
2度目の今回、とても腑に落ちた。彼女は、愛に触れていたかったけども、それができなかったひとだったんだ。
年齢差や読み書き、描写のストレートなmake loveシーンにめくらまされて、繊細な感情を手にとることができていなかった前回。今回は、とても感じやすい彼女と、成長期の青さゆえにまた感じやすい彼、その後の逡巡をベースに観ることができてさらに味わい深かった。 -
15歳のマイケルはひょんなことから倍以上も歳の離れたハンナに恋をする。
セックスと朗読に費やされたひと夏を経て、ハンナは忽然と姿を消す。
それから8年、法学部に進んだマイケルはナチス戦犯裁判の法廷で
ハンナに再会する。
切なすぎるラブストーリー。
彼女の減刑を確実に引き出す秘密を知りながらも、彼女の尊厳を守り、
自ら罪の意識に苛まれながら一生を生きていくマイケルの様は
何と言うか、辛すぎる。
一生抱える覚悟は、きっかり割り切れるものではないさ。 -
とにかくケイト・ウィンスレットの演技には驚かされた
後半からの想像がつかない展開にびっくりした -
原作を読んだ。
誰かを愛せるのってすごいことだと思った。
人を好きにはなるけれど、好きになり過ぎて、大切で大切で、素直に愛情表現できない。
冗談じゃなくて。
人に対し愛情を正直に表すというかそういう関わり方がなかなかできない。
ギリギリのところで足がすくんでしまい、引き返す。
心の中で大切に思うだけで、素直に出せない。裏腹な態度ばかり。
結局自分が大事なんじゃないか。ああ…。何やってんだかなorz -
よかったと思います。
個人的には光の描写がきれいだと思いました。
光だけではなく、人物の表情も豊かで、官能的で
深みのある作品でした。
ただケイトウィンスレットの老婆の演技は生き生きとしすぎてた感が
あると私は感じました。 -
官能的な前半とシリアスで重厚になっていく後半の対比と移り変わりにのめりこむように観ました。ただやっぱりマイケル自身の優柔不断さがどうしても気になってしまう(笑)これがその映画のおもしろいところではあるんだけれど・・・
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原作が大好きなので、観るか観ないかものすごく迷って結局観ることにした。(原作が良いのに、映画でがっかりすることがけっこうあるから。)
感想としては、もちろん原作の方が比べ物にならないくらい何倍もすばらしいんだけど、映画も悪くなかったという感じ。少なくともがっかりはしなかった。映像もキレイだし。ブルーノガンツがちょっとでてたのがうれしかった。でも、なんで英語なんだろう??