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感想・レビュー・書評
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自己と宇宙、自己と他者、孤独と愛、SFだが2001夜とは違う。フィーとおいちゃんのストーリー。グスコーブドリ。
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大学時代に2巻まで読んでいたが、
今回新たな気持ちで4巻まで読了。
宇宙は大きすぎて、
孤独すぎて、
冷たすぎる。
だからこそたどり着く答えは、
他者との繋がりと、
愛なのか。 -
宇宙を向くことで余計に身近なものの大切さを実感できる良い漫画でした。
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■評価
★★★✬☆
■感想
◯全4巻と短い漫画。
◯宇宙って、敵対するにはあまりにも大きい存在のように感じられる作品だった。仲間にすれば心強いけど、敵にするとものすごく自分が孤独になる。
◯一人じゃないから俺は生きていられるんだ。 メッセージはありきたりがだ、この答えにたどり着くまでの感情の変化があるから大事なんだ。
◯一回読んだときと、2回目で読んだときで印象が大きく変わった漫画だった。2回目では、自己との向き合い方、宇宙との向き合い方の変化が丁寧に追うことができて、とても楽しく読むことができた。 -
自己との対話。愛
今この時この作品に出会えたことに感謝しかない。くらいすぎてまとまったことが言えないがとにかく感謝。 -
わたしも「愛」を軽々しく使う人は、キライ。
「(誰かを)愛してるの?」と聞かれて、「はい。」と易々と言える人が、キライ。
多分、もう少し連載の速度で読み進めていったら、この言葉はストンと、私の胸に落ちてきたんだろう。
宇宙という闇と、未知の世界に、たった独りで放り出されることへの絶望を、主人公はきっと肌身にしみて分かっているから、「愛」を求めるんだと、思う。きっと、軽々しくなんか、なかったのだ。
ただ、「求める」だけで、「与える」ことに目の向いてない主人公は、どうなの?とか思ったり。
「愛」を”軽々しく”使う人間がキライ、なのは、嫉妬だろうか。「愛」ということが分からない、考えても言葉にできない。そもそもわたしは人を「愛する」ことがあるんだろうか。そう思いながら日々を生きてる。
不思議なんだ。「愛してる」とか、「love & peace」とか、愛なんて、溢れるように耳にする言葉で、誰もが口にしてる。でもその個人の愛の概念って、あまりに人によって違う。愛を簡単に定義ができて、誰もが「うん、うん!」「そうそう!」と納得できるものなら、世の中もっと簡単に、人と通じ合うことができそんなもんなのに、うまくいかない。それはなぜなんだ、と。
大切に思う人がいる。その人が、より良く生きられるように、その人と、楽しく生きられるように、自分にできることを相手の望むように、したいと思う。
それを仰々しく「愛情」と言うのなら、私にとっては「この日常」が「愛情」なんだと思う。ただ、今私と日常を共にしている相手を、「この相手でなければならないのか。」と自身に問うたら、「いや、別に。」と、わたしは答えてしまうだろう。「この人でなければならないわけではない」。そこにわたしは、一方通行さを感じてしまう。これは「本当に愛情なんですか。」と。ただ、今私の目の前にいる相手を、精一杯慈しみたいと思うことだけは、嘘じゃない。
世間には、みながしっくりくる「愛情の定義」があって、みんなは当たり前のように「愛し」「愛され」、時に家族を作り、ある人たちは種を残す。わたしはその落ちこぼれで、その簡単に見えることが、到底理解ができないんだろうと、思っているから…
そうか、きっと、自分の劣等感を思い知らされるからなんだろう。「軽々しく『愛』だなんて、言ってんじゃねぇ!」って、けんか腰でいれば、自分のふがいなさを向き合わずに済むから。
この本を読みながら、そんなことを思いました。 -
・人生観を変えたか?
変えた。
・何歳の自分に読んでもらいたい?
22歳
・元気でる?へこむ?
元気でる。