十二人の怒れる男 [DVD]

監督 : シドニー・ルメット 
出演 : ヘンリー・フォンダ  マーティン・バルサム  リー・J・コップ  エド・ベグリー  E・G・マーシャル 
  • 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
4.33
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本棚登録 : 787
感想 : 121
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988142805621

感想・レビュー・書評

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  • すごい映画。とにかくひとつの部屋からほとんど動かない心理サスペンス。陪審員ひとりひとりを説得していくヘンリーフォンダの演技が秀逸。
    ぜひ、一度は見てもらいたい名作です。

    • 土瓶さん
      kakaneさん、こんばんは〜(⁠^⁠^⁠)

      何度観ても心に刺さる名作ですよね。
      懐かしい。
      不思議に思ったのは、パッケージを拝見する限り...
      kakaneさん、こんばんは〜(⁠^⁠^⁠)

      何度観ても心に刺さる名作ですよね。
      懐かしい。
      不思議に思ったのは、パッケージを拝見する限りはカラーに見えますね?
      自分の記憶の中では白黒作品だったはず。
      パッケージだけ?
      それとも作品にも色を付けているのかなぁ?
      2022/09/18
    • kakaneさん
      土瓶さん、コメントありがとうございます。
      返事遅くなりすいません。
      たしかに白黒映画ですよね。パッケージはあえて色をつけたようで少し変な感じ...
      土瓶さん、コメントありがとうございます。
      返事遅くなりすいません。
      たしかに白黒映画ですよね。パッケージはあえて色をつけたようで少し変な感じです。
      裏面の白黒画像がこの映画の臨場感をだしています。
      こんな時代だからこそ、良い本、映画を観たいですね。
      2022/10/22
    • 土瓶さん
      Kakaneさん、こんばんは~(⁠^⁠^⁠)
      やはりパッケージだけでしたか。
      無理に色を付けたりしないほうが味があっていいのかもと思います。...
      Kakaneさん、こんばんは~(⁠^⁠^⁠)
      やはりパッケージだけでしたか。
      無理に色を付けたりしないほうが味があっていいのかもと思います。

      そういえばこれのオマージュ作品かな、三谷幸喜さんの「12人の優しい日本人」っていうのもありましたね。
      本作には及びませんが、あれもおもしろかったです。
      2022/10/22
  • あまりの凄さに、観ている時は、ただただ夢中で画面にかじりついて、観終わってからは、なんと表現していいか言葉が出ないくらいの高揚感に支配されてしまった作品。

    他に何もなくても、ただ脚本が素晴らしければ名作はつくれる、ということを思い知らせてくれた法廷映画の金字塔。

    「12人の男性が密室で議論をする。 」

    ただそれだけの内容を、ここまで刺激的で、ここまで面白いものにできるなんて!
    脚本の力、本当におそるべし。

    父親殺しの疑いで、裁判にかけられる少年。
    12人の陪審員の男たちが、少年の有罪・無罪の判決を、密室での討議で決めることになっている。

    判決は、陪審員12名の満場一致でなければならない。
    もし有罪なら、それは少年の死刑を意味する。
    証拠と証言から、すぐに有罪判決へと意見はまとまると思われた。
    しかし、12人の中でたった1人の男が無罪を選んだことから、息もつけないような激しい議論へと進展していく。

    「疑わしきは罰せず」の信念と、熱意と冷静さを合わせ持ち、少年に圧倒的に不利な証拠や証言の持つ矛盾点を理路整然と指摘して少年を死から救おうとする「陪審員8番」。

    残りの11人の反応は様々。
    陪審員8番の勇気や緻密な再検証に感化され、彼と共に無罪に向けた検証を始める者。
    被疑者の少年の置かれた階級や立場への先入観から差別心や軽蔑を隠そうともしない者。
    被疑者の少年を確執のある己の息子に重ねあわせて、ひたすら有罪に固執する者。
    白熱する応酬に混乱し、意見を何度も変える者。
    白熱くる議論と人の命の重さを前にしても、ただだだ早く帰りたい一心で、「多数」を選び、考えることを放棄する者…等々…。

    12人の男たちすべてに、細かく設定された属性や性格に基づいた相応の役割が与えられており、良い面でも悪い面でも、人間が持ちうる性質のあらゆる面が、これでもかと表現されています。

    それがこの「簡素の極致」とも言えるこの作品を、実に、奥深く、見事なものにしているのです。

    そして、取られるたびに変わっていく評決が、絶妙な緊張感とテンポを作り出し、一層、鑑賞者を惹きつける要素を担っています。
    こんなところも実に巧みです。

    舞台や衣装、音楽といった、一般的な見せどころはほぼ皆無と言ってもいいような作品ですが、それでも、確実に一見の価値ありな名作です。

  • 舞台は陪審員控え室。
    登場人物は十二人の陪審員。
    美女なし、爆発なし。
    まさに脚本で魅了する映画である。

    陪審員1号から12号にはそれぞれの人生がある。彼らが陪審員控え室で向き合い裁くのは、自分自身の人生でもある。密室の中での緊迫した駆け引きにはすっかり惹きこまれた。人間の会話って本当にスリリングだなぁと改めて感じた。議論好き、会話劇好きの私にはうってつけの作品だった。誰かと一緒に見て、色々と話しあってみるのも面白そうだ。

  • 名俳優の演技と素晴らしい脚本があってこそ成り立つ素晴らしい映画。
    一つの部屋の中で12人の陪審員が話し合う、それだけなのに冒頭からグッと引き込まれ最後まで中弛みする事なく引っ張っていく。
    同調圧力、先入観や偏見などを鋭く描いていて、人が人である限りそこはどうしようもない部分なのかなと思った。だからこそ他者の意見に耳を傾けるだけでなく、自分の意見も主張する、つまり議論する事が大事ということ。
    なんか色々と考えさせられる映画だった。

  • YouTubeで「12人の優しい日本人」の朗読劇を観たので、ン十年ぶりにオリジナルを再鑑賞。

  • 「今日は今年一番の暑さらしい」と12人のうちの一人が話すシーンがある。陪審員室では、12人の男たちが文字通り汗だくになりながら、気温以上に熱い議論を交わす。その白熱ぶりに見ているこちらも俄然引き込まれてしまう。画面から目が離せないとても巧みな演技と脚本は映画史に残る名作の評価に偽りなしといったところ。陪審員室を映すカメラワークのうまさも、後の映画人たちを唸らせてきた理由の一つだろう。
    個人的には非常にさっぱりとした幕の閉じ方が、押し付けがましさも偽善さも一切排したキレの良さを感じさせて、とても好きだ。

  • 三谷幸喜の12人の優しい日本人を見てからずっと気になってた作品!
    こんな短い映画だったとは
    有罪を主張するのが悪ではないぞ、大事なのは事実だ…と自分を制しながら見てた
    でも、事実は本人しか知らない、事実とは…?
    大きなテーマに繋がりそうだがバカなので何も分からない
    ただ面白かった

    滑りのいい英語ってこんなに聞き心地がいいのね〜かっこいいな〜

  • 録画して消すつもりで観たけど、消すには惜しい映画だった。十二人個性的だし、演技も凄いし、有罪を無罪に変える心理状況も納得いったり、いかなかったりで面白かった。一番年長のおじいさんが味があって素敵だった。

  • 密室の中で会話しているだけなのに面白い。いつの間にか自分も陪審員になっているつもりで会話の中に入っているような感覚がいい。少年は、無罪か、有罪か。

    三谷幸喜の「12人の優しい日本人」も合わせて。

  • これが優しい日本人の元ネタかーという。中身は全然違う作品かと思ってたけど、結構パロられてる部分があってにやにや。
    暑がってて、怒ってて、いい感じの雰囲気だった。

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