ザ・ロード [DVD]

監督 : ジョン・ヒルコート 
出演 : ヴィゴ・モーテンセン  コディ・スミット・マクフィー  ロバート・デュヴァル  ガイ・ピアース  シャーリーズ・セロン 
  • Happinet(SB)(D)
3.40
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  • (4)
本棚登録 : 247
感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953029774

感想・レビュー・書評

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  • 残酷で哀しくて切ない話です。
    レンタルビデオ屋ではB級あつかいされてましたが、決してB級ではないです。
    父親の愛が溢れていて、残酷なのに美しいストーリーでした。

    灰色に統一された世界感も引き込まれました。
    これはもっと評価されるべき作品です。

  • 【ストーリー】
    文明を失い、10年以上経つ。理由は定かではない。太陽は見えず、寒冷化が進み、動物も植物も次々と死滅した世界。僅かに生き残った人間も保存食を見つけるしか生き延びる手立てはない。そうしなければ、餓死するか自殺するか、さもなくば、理性を失った人間の餌食になるかだ。そんな荒廃した道なき道を、 “父”と“子”は、寒さから逃れるため、南を目指して歩き続ける。
    その道中、父は、幼い息子に、在りし日の世界や道徳観について話をして聞かせる。今の世界しか知らない息子が、理解しているか不明だが、寒さと飢えで極限になってなお、他人を助けようと務め、善き者であろうと心掛ける。父は、この天使のような息子を悲惨な現実から守ろうとする。息子は、父に僕が死んだらどうする?と尋ね、父は、お前が死んだらパパも死ぬだろうと答える。一緒にいられるようにと。それでも、父と子は“世界の終り”を旅する。人類最後の火を掲げ、絶望の道をひたすら南へ―。

    オチが少し気になるが、こういう世界観、設定はかなり好み。
    絶望の中にも希望はあると南を目指して歩き続けた親子二人。途中親父が死んでしまい、幼い息子は絶望の中1人で進んでイカなければいけない・・・・
    と思いきやすぐさま“希望”ととれる善人が息子の前に現れ、その人達と一緒にいることを決める。
    親父が死んでから善人が出て来るテンポが早かったのが気になりこの評価。
    まぁ息子1人じゃ絶対すぐ死んでしまうもんな。

  • なにをつたえたかったのか

  • 「Last of Us」実写版…って感じです。
    人間とは各も生きると云う事を選択せねばならぬのだろうか?
    危険を避け、食料を探し、安心して眠る事も出来ない状況でも、一縷の望みに全てを託し進み続けることって本当に素晴らしいのだろうか?その行為の価値とは一体なんだ?
    息子が本当に掛け替えの無い存在である事は私も知っているが、私は彼の父親程に生に執着し、死を選択させないで生きて行く強力な意思を持ち合わせてはいないだろう…彼の様に強くなれる気がしない…
    ヴィゴの演技は本当に素晴らしかったし息子もいい顔してました。
    最悪の環境でもがき苦しむ内容は手放しでは賞賛出来ないけれど、どんな時にも愛があるんだと強いメッセージが込められているのだと思う。この我欲に満ちた世界でも生きる希望があるってことを伝えるいい作品だった。

  • 自然も文明も科学もへったくれもない状態になった世界で親子二人が南へ進み続ける。
    あまり大きな波のある話ではないので苦手な人は苦手かも、ただ子供たちも今後苦しい生き方をしていかなければならない。と考えるとこの映画に救いはほとんどないのかもしれないと思った。

  •  なぜだか分からないが文明が崩壊し、動物達が死滅した世界。父と子は僅かな希望を信じ南へと旅を続ける。

     全ての風景が灰色で希望が全く見えない世界。さらに一部の人達は人食いとなり自分達を襲ってくる。スプラッター描写はないものの灰色の世界に残る血痕だけで怖い。
     そんな中で親子は人間性を失わず希望を持って生きようとする。だが、子どもを守る為に親は非情になろうとし、それを子どもに責められる。その親子の対話の重みが胸に残る。
     これは起承転結を楽しむ様な映画ではない。ただただその世界を味わう映画である。
     どんなに絶望の中にあっても希望という火をつなぐことはできる。重い映画だが、少しだけ希望を感じさせるラストがいい。

  • ヴィゴ・モーテンセンの苦渋に満ちた表情にとにかく惹きつけられた一作。
    妻を失った悲しみ、その悪夢に悩まされつつも、絶望しそうな自分を引っ張って、深い灰色の靄に包まれた世界を旅する父親と、過去についてはっきりと覚えていない幼い息子。
    絶望という感情に負けて、妻が死へと漂い出て行ってしまったのに対して、父親は必死にその感情と戦う。
    それはすべて息子のため。息子を守ることが、父親のすべてだった。

    ストーリーのシナリオに感動するというよりも、ある一つの異常なセットの中で、自分の感情と戦うヴィゴの演技に胸を打たれる。

    守るべき存在がいることで、人は自分の存在を肯定し、それを否定する事柄と戦い、歯を食いしばってでも、立っていることができるのだ。

    だからヴィゴが逝ってしまうとき、思わず、もういいんだよ、と、胸の中で幾度も繰り返していた。ありがとう、と。

  • 終末後の灰色の世界を放浪する親子

  • 最後ちょっとほっとした。

  • 話はありがちだけど、怖さで ★★★★
    ケンシロウのいない北斗の拳。
    楳図かずおとか好きな人に。

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