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- / ISBN・EAN: 4988111287427
感想・レビュー・書評
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いろんな母がいても、考え方は同じ。女の人の立場で見たい、繊細な映画でした。
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アメリカのカナダ国境近くの片田舎。貧しさから密入国の仲介に手を染めてしまう母親が主人公です。お母さん髪ボサボサだし、生活しんどい感がひしひしと伝わってくるのだけど。たった200ドルの借金が払えなくて差し押さえにあいそうになってるのに、大きなテレビが置いてあったり、お金が入るとすぐに家を買おうとしたり…。サブプライム問題のときによく話題になっていたけど、アメリカはほんとに病的な消費社会なんだなと思った。もう一つのテーマであるインディアン移住地の問題もネットで調べると、いろいろ問題山積みのようで。地味だけど、アメリカの影の部分を知ることができるいい映画。最後も決してハッピーエンドではないけどじんわりきます。
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淡々としていたけど、面白かった。
犯罪は悪いことだけど、みんな色々事情があるんだね。
最後は思ったよりも心暖まる終わり方で、今後この家族に幸せが沢山訪れるといいな。 -
貧しさを脱するために違法に手を染めて行く母親二人。警察にばれた時に母親としての本当の顔を見せる二人。タイトルとは逆に最後に暖かさを見せてくれた作品。
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アメリカのニューヨーク州の最北端で貧しい白人とインディアンの二人の母親が密入国ビジネスに加担していく。
極寒の地で貧困から抜け出せず母親達が犯罪に手を染めていく過程が描かれている。そういった中でギリギリのところで人間性を失わない場面が二回。そして最後には再生を予感させて映画は終わる。
抜け出せない貧困と極寒の川とのマッチングがいい。貧困に苦しむ母親を描く社会派の面とヒューマニスティックな姿との二つのマッチングで心に残る映画。
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08年サンダンス映画祭グランプリに輝くなど多くの映画賞で絶賛された感動ヒューマン・ドラマ。ふとしたことから出会った2人のシングルマザーが、それぞれに抱えた苦境を乗り越えるため密入国を手助けする違法な仕事に手を染めていくさまを、リアルな中にもエモーショナルな情感を織り込み描く。
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米映画で密入国モノってつい南側を連想してたけど、そっか、北側もあるんだと妙に納得。反発する主役2人が、母という共通項で少しだけ繋がっていく姿が良かった。
しかし、貧困層って割には車2台あるしテレビは(レンタルだけど)かなりデカいし、そういうもんなの?文化の違いかなー -
面白かったな。最初、これはコーエン兄弟の「ファーゴ」的なものなのかしら、とか思ってたのだけど(ジャケットで、なんとなくそう思っただけだけど)、まぁ、雪ってのは何にしてもそういう哀しみを想起させるものがある。長すぎない、詰め込みすぎていない。とてもまとまっていて、よかった。いい映画。だよ。(11/3/30)
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貧困、差別、犯罪、愛情
欲に反して河が溶けていく感じ。
素晴らしい映画でした。