エスター [DVD]

監督 : ジャウム・コレット=セラ 
出演 : ベラ・ファーミガ  ピーター・サースガード  イザベル・ファーマン 
  • ワーナー・ホーム・ビデオ
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感想 : 104
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988135831828

感想・レビュー・書評

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  • レンタル開始当時に観たけど、続編を観る前にもう一度鑑賞

    いや〜凄い!壮絶&壮絶
    ホルモン異常でほんとは大人の女性が孤児として新たな家族に受け入れられる それだけの話をここまで上手いこと広げて、ドキドキさせて怖いと思わせるって なかなか凄い!
    エスターを演じたイザベル・ファーマン、当時12歳だったらしいけど凄い子役がいたもんだ!最後の壮絶な対決シーンではもうなんか普通に大人に見えるもんな…子供にこんな役をやらせるべきではないのかもしれないけど、女優さんのキャリアとしては抜群の作品だったのでは?と思う

    パパは殺されてしまったけど、マックスとダニエルが生き残って良かった…

    再鑑賞のはずなのにほとんど忘れていて、かなり夢中で観てしまった

  • 以前から観たかった映画。期待を裏切らない素晴らしく緻密で恐い映画。兎に角、イザベル・ファーマンの演技は歴史に名を残す怪演。化粧を落とすシーンの恐怖は筆舌に尽くしがたい。マックス役のアリアーナ・エンジニアの表情の演技は子役とは思えない名演技。ミステリーホラーの傑作。

  • 午後ロードで鑑賞。
    昔は毎曜映画を放映していたらしいが、金曜や日曜以外となると午後の昼過ぎにやっている映画番組しかない。
    それほどまでに近年は映画以外の娯楽が発達したという証拠なのだろうが、映画好きとしては羨ましい限りである。

    気になっていた作品だったけれどホラーだったのでなかなか見られずにいたところたまたま鑑賞することができた。
    三人目の子供を死産してしまったことで意気消沈していたケイトだったが、夫ジョンと共に養子を引き取ることにしていた。エスターと呼ばれる少女はどこか不思議な雰囲気を纏っていたが、とても聡明そうに見えたので引き取ることに。
    けれど彼女の周りに様々な不幸が付きまとうようになる。
    クラスメートが高い滑り台の上から転落したことをきっかけに、エスターに疑念を抱くようになるケイト。エスターに脅されている様子の次男マックス。エスターを毛嫌いしているダニエル。夫ジョンだけがエスターの味方になって擁護していたが、エスターの過去が明らかになるにつれて不幸と悲惨な事件が重なっていく。

    初めこそただのホラーかと思っていたらサイコスリラーとしてのサスペンス要素が多かった。初めこそエスターという少女は純真で聡明そうな様子を見せるが、化けの皮が剥がれていく様子は見応えがあり、見事にケイトだけがその異変に気付いて夫ジョンとすれ違ってしまうことすらエスターの計算通りだったところがとても爽快だった。
    それでも最後には彼女の真相、実は発育不全で見た目は少女だが実際には33歳の女性だったことが判明すると、長男ダニエル、次男マックス、そして夫のジョンにまで牙を向く。
    それにしても精神科病棟で危険度の高い患者として収容されていたのに、なぜ孤児院で過ごすことで明るみに出なかったのか不思議なくらいだ。コールマン一家には不幸以外の何物でもないだろう。
    エスターという少女は初めこそ真面目で少し奇妙だが素直な様子を演じているが、豹変していく様を演じたイザベル・ファーマンの演技が光るところだと思う。とても奇妙な不気味な少女”エスター”としての存在感を出してくれていた。

    最後のシーンでは凍てついた冬の池の中で、背後にナイフを隠しながら「私を助けてママ」と言うのだが、散々襲っておいてその台詞は何なんだろう。ホラーっぽい部分であるのは確かだけれど。
    もう少し33歳らしく「お前さえいなければ(ジョンは私のものだったのに)」みたいなことを言って欲しかった気がする。

    サイコスリラーとしての不気味さや胸糞の悪さ(良い意味)は充分にあると思うので、ちょっとぎょっとしたいときに観るにはちょうど良い作品。

  • 赤ん坊を死産した夫婦は、エスター(イザベル・ファーマン)という一人の少女を養子に迎え入れた。
    しかし引き取ったその後、エスターの本性に気付き始めた妻のケイト(ベラ・ファーミガ)は夫のジョン(ピーター・サスガード)たちにそれを知らせようとするが、彼女の警告は聞き入れられないまま時間が過ぎていく…。
    出演はベラ・ファーミガ、ピーター・サースガードほか。ジャウム・コレット=セラ監督が贈る衝撃のサイコスリラー!
    死産シーン、ピュアな良い子の仮面の下に隠されたエスターの狡猾で残酷な素顔、エスターとケイトの攻防、子供の無垢な狂気を緻密に描いた傑作サイコサスペンス映画です。 
    父親やカウンセラーを手懐け、母親を孤立させるエスターの手管にゾッとしました。エスターの正体には、びっくりさせられました。
    エスターを演じたイザベル・ファーマン、当時12歳だったそうな。恐ろしい子。

  • エスター
    Netflix
    ヴェラファーミガですか「死霊館」や「インシディアス」で有名な彼女はホラー女優って立ち位置なのかな…この作品前に観たのはもう10年以上前だな、部分的には覚えてるけど、殆ど忘れてる。まぁクライマックスを覚えてるのは残念だけどまぁ良いか…笑笑。ピーターサースガードはキーファーサザーランドの劣化コピーみたいっていつも思うなぁ笑笑。エスターってよく見ると子供っぽくないね。眼の小皺が気になる笑笑。初見じゃないからワクワクしないのは残念だわ。
    しかし改めて見て思うけど、怖いわこの作品…こんな子供に化ける気が狂ったおばさんが自宅に入り込んでると思うだけでかなり怖い笑笑。身体は子供のサイズだけど本性を現した彼女はマジ、オバさん…うお〜怖い笑笑。結構良いホラー作品ですねぇ〜面白かったです。たまには本当に好きな作品以外でも再鑑賞するってのも良いですね笑笑

  • いくつものホラー・サスペンス・ミステリーを見てきたけど「怖い」と思ったのはこの作品だけ。
    二度と見たくない程に好き。

  • 「ロイコを知ってますか?」

    【ロイコ】学名:Leucochloridium
    それは寄生虫
    カタツムリの中で孵化しカタツムリを自在に操り自ら鳥の餌となるように振る舞う

    エスターを見ていたらその寄生虫の事を思い出してしまいました
    ロイコは個ではなく種を繋げるための繁殖方法に他の生き物を乗っ取り操る

    種ではなく個を守る
    偽りを演じて守る者
    ただただ家族を守る者
    自分の分身を死に物狂いで守る者
    守るとは強みであり弱みでもある

    私にも守りたいものがいくつかある
    優先順位は付けられないが「自分」はBest 3には入らないな

  • 怖い怖い。

    でも正体がわかると、なるほどという感じ。
    人が怖い映画っておもしろい。

  • 友達にお勧めしてもらった映画
    これホラーじゃない?大丈夫かな、と思ったけど面白かった。
    怪奇現象的な話だと思ってたら全然違って、でもスリラーのドキドキ感が激しかった…。

    3人目の子供を死産した夫婦が、孤児院から子供を引き取ることに。
    耳の聞こえない娘とはすぐ仲良くなったが、長男は親を取られた嫉妬心やお姫様のような服装をする彼女を毛嫌いする。
    家族として馴染めるようにと夫婦が気を回すものの、同級生の怪我など不運が重なってくる…という話。

    ─────────
    長男がペイント弾で撃ってしまったハトに躊躇なく止めを刺したり、学校でいじめてくる同級生を公園の遊具から突き落としたり、残忍さが伺えてひやりとしてくる。
    更には、過去の孤児院の記録を取り寄せようとしたシスターを止めるために妹を車の前に突き飛ばし、シスターを殴り殺してしまう…。
    あまりの容赦なさに恐ろしくなるけど、これはまだ序盤…。
    子供たちは脅しておいて、母親には良い顔見せていたところから冷たい様子を見せ、父親には今まで通りの可愛い娘を演じる。
    夫婦の仲をも割こうとし、何度も子供を事故死させようとしてくる…。

    あの子はおかしい、と母親がいくら訴えても父親の方は耳を貸さない。
    説得して精神科医にかけても、逆に母親の方がおかしいと言われてしまう始末。
    過去の流産の経験からアルコール依存症に陥ったことも影響していた。

    夫婦間の喧嘩の流れで、昔父親の方が浮気していたのが分かるんだけど、そのやり取りが最悪すぎて~。
    エスターの報告で、近所のママさんが夫を誘惑していたと聞いていた母親。(やり取りが確かにお互い下心があるのが見えていた)
    父親は2人で行くと回答してるけど、嫉妬するから母親には報告してなかった。(お前~あわよくばと思ってるから言わないんだろぉ!じゃなくても、隠してた理由を相手の嫉妬に転換するのはズルい。
    確かに浮気した過去はあるけどあれは10年前だ、いい加減許せよ、という最悪な態度。(しかも母親が知ったのは2年前だっていうし、全然許せね~
    挙句の果てには母親のアルコール依存症の方こそ許せるものじゃないと持ち出し論点のすり替え。
    飲まずに頑張っている母親に対して何度も疑った対応しているやつが、自分の浮気については蒸し返すなっていうんだ…っていう。
    もうここが最悪すぎて父親の信頼がどん底、更にエスターの猫かぶりに気付けず、子供を危険にさらしまくるんだから、最後に殺されても同情できなかった。

    一方母親は夫が信用できなくても、自力で調べてエスターがいたのが精神科だった事を突き止める。
    なんと彼女、見た目は子供だけど立派な大人だったことが分かる。
    孤児院に潜り込んで気に入った父親がいる家に行き、誘惑して失敗すると一家皆殺しという過去を持っていた…。
    え、なんで?過ぎる…いや孤児院から子供を迎えるような大人なら、子供(の見た目)で誘惑しても乗ってくるようなゲスはいないだろぉ…。
    子供としてずっと過ごしていて男女間の愛に飢えているにしても、あまりに手段を選ばな過ぎでは…?
    しかし父親を誘惑する時の、あなたは理解されてないだけ。って包容して絡めとろうとするのが見事過ぎて、面白がるところじゃないんだけど思わず笑ってしまった。
    いやしかしその為に家族の仲を引き裂いてったんだなーこわ~。

    後半はずっと、子供を殺さないでー!頑張って逃げてー!ってハラハラし過ぎて心臓が痛かった…。
    ツリーハウス燃やして長男を殺そうとして、下からニヤニヤ眺めてるエスターが怖すぎた…。
    誘惑失敗してからはいつもの髪形から後ろに1本に縛る姿に変えてグっと老け込んだ感じになるの、女優さんやメイク効果凄い。

    母親が子供守って、エスターは凍った湖に沈んでいき終わる。
    エンディングにも使われてたけど、ブラックライト使ってパっと見残忍な絵と分からないように描いてるの凄かったな~。

    んでこれ、2があるんだよな…エスター死んでないのか?と思ったら、この家に引き取られる前の話らしい。
    えー…ってことは全員殺されるバッドエンド確定じゃん…見たくないけど気にはなるー…。

  • ミザリーと同様、タイトルだけで怖過ぎてなかなか観られなかった作品。
    実際にもその期待を裏切らないハラハラドキドキする作品だったが…
    それ故に、「ここはこうすれば…」という残念なところを列挙すると…

    エスターの正体が作品の一番の肝なだけに、それが明かされるのが早過ぎ。
    最期の最期に「だからそうだったのか…」みたいな感じが良かった。

    デフの妹マックスが究極の所で兄や母を助け、頑強なのも違和感があった。
    彼女はあくまでも危険を察知するだけで、実際に助けるのは他の大人にすべきだった。

    ケイトのアル中になった経緯が曖昧。
    エスターの本性がケイト以外の人々に中々分かってもらえないもどかしさをもっと上手く演出するべきだった。
    ※たとえばエスターが自分の腕の骨を折ったのは、その怪我をケイトの仕業にするためとあるのが私には理解できなかった。

    ケイトの姑や近所のママ友(過去の不倫相手?)も最後の格闘には絡ませるべきだった。

    DVD特典にあった違うエンディングの方が興味深い気がする。

    全体として何となく脚本がイジられ、だから↑で指摘したような???シーンが残ってしまったのかな?
    キング作品にも劣らない有名作品にもなれただけに、非常に勿体ない。

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