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- / ISBN・EAN: 4988101154678
感想・レビュー・書評
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2010年 日本 110分
監督:呉美保
原作:咲乃月音『さくら色 オカンの嫁入り』
出演:宮崎あおい/大竹しのぶ/桐谷健太/絵沢萠子/國村隼
http://www.kadokawa-pictures.jp/official/okannoyomeiri/
陽子(大竹しのぶ)と月子(宮崎あおい)の母娘は、借家で二人暮らし。父親は月子が生まれる前に亡くなり、陽子は近所の整形外科医院で働きながら女手一つで月子を育ててくれた。しかしある日、酔っぱらって真夜中に帰宅した陽子は、金髪の若い男・研二(桐谷健太)を連れ込み、彼と結婚・同居すると言いだす。状況を受け入れられない月子は、隣に住む大家のサクちゃん(絵沢萠子)のところへ家出するが…。
設定自体は大変ベタではあるのだけど、演技派・大竹しのぶと宮崎あおいの自然な演技と、大阪の下町人情感がそれを中和していて、コミカルなホームドラマ佳作に仕上がっていました。監督:呉美保は信頼できる。
月子は実は、かつて会社勤めをしていたときに、同僚男性(林泰文)の一方的なストーカー被害に合った過去があり、そのときのトラウマで電車に乗れない=通勤できなくなって、ほぼ1年無職。名前通り陽気で快活な母のおおらかさに甘えてきたが、その母が急な相談もなく若い男を連れ込んだことでモヤモヤ、母を奪われたヤキモチもあり、陽子にも研二にも素直になれない。
生い立ちが複雑ながら、おばあちゃん子で、板前をしていた研二は、見た目は派手だが料理が得意で気立てのよいあんちゃん。母の勤める整形外科の院長先生(國村隼)や、大家のサクちゃんは彼を受け入れるが、月子だけが反発を続ける。しかしある日突然母が倒れ…。
実はガンで余命わずかな母、というと、お涙ちょうだい展開になるかと思いきや、そういうコテコテさがないのは良かった。もっと早く病気を打ち明けてくれたら研二のことも認めた、という月子に、洋子は「死ぬから?」と問いかける。もうすぐ死ぬから可哀想だから何でも許す、というのは違うよ、と。
月子が、母に付き添われてトラウマを乗り越える場面は泣ける。ある意味予想通りの展開しかしないのだけど、それをきちんと面白く見せてくれる映画としての完成度の高さ。安心して泣いたり笑ったりできる良作でした。 -
呉美保監督•脚本、2010年作。宮崎あおい、大竹しのぶ、桐谷健太出演。
<あらすじ(ネタバレ)>
若い元板前(桐谷)と婚約した母(大竹)が早速うちに連れて住み始めようとすることに娘(宮崎)は反発。しかし母が余命1年と知り、お互い真摯な気持ちに娘は理解を示し始める話。
<コメント>
•あまり大したことはなかった。最初にストーカー、パワハラまがいで退社するエピソードが入るが、それが全体のストーリーでどういう位置付けなのか不明。
•見ず知らずの男がいきなりやってきて住むなんてありえないよな。その嫌悪感を示す表情の宮崎の演技は秀逸。
•前半は宮崎さんに思い入れできて楽しかったが、後半はストーリーのベクトルが見えず、エンディングもよくわからなかった。まとまりがない。 -
雰囲気が好き
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宮﨑あおいちゃん安定の素朴なかわいさ
大竹しのぶさんのキュートなオカンもかわいい
心ほっこりする映画だった
家族そろった「いちばん良い素敵なひと時」で終わるところが、とても良かった -
母親の好きにさせてあげればいいのに
と思ったけれど、娘の年齢によっては母親の結婚というのは抵抗があるものなのかもしれない。
家や家の周囲の雰囲気が良くて
「こんなうちに住みたいな」
と思いながら鑑賞。
なんか、じんわりきて良かった。
近所付き合いがあるっていいじゃない。 -
つるかめ つるかめ…
月ちゃんが電車に乗れたとこが泣けた。
オカンと一緒に乗り越えた。
オカンはもうすぐ死んじゃうよね。
でもちゃんと未来に繋がった。
ここからだよ。頑張れ月ちゃん。
さくちゃんが良かったな〜 -
Gyao無料配信で視聴。
大竹しのぶさんが母親役をつとめる映画としては、個人的に『キトキト』の方が好きです。
(今回ちょっとうざかった・・・)
映画の内容よりも娘がパニック障害になってしまった事件の経緯と会社の対応に腹が立って仕方がなかったです。
・本社から異動してきたエリート社員にストーカーまがいの行為をされケガをする
→ケガが治り出勤しようとすると、上司から「優秀な彼のことは会社として失いたくない。君が出てくるとちょっと困る」と言われる。
→負けずに出勤しようとすると、パニック障害(駅でストーカー被害を受けたため電車に乗れない)を起こしてしまい、結局退社
仕事ができれば、人として最低でもいいのかー!!!
ちょっと性格が悪いことか、変わってるとかのレベルではないのに(ていうか犯罪だよ!)・・・。
せめてどちらかを部署異動せるとかほかに対応があるでしょうが!
実際の社会でもありえそうなエピソードで不快でした。
こんな会社では働きたくない・・・。
目新しさは特にないけれど、家族っていいな、日本家屋って素敵だなって思える映画です。