二人の男から愛される女。
女は本当に愛する男の元に行くべきだと思うし、ラストは納得。
しかし黙って女を見送るベシャールも見事だ。
アミーがトムの何に惹かれたのかが少し分かりにくいのが残念。
単にイケメンだからだろうか。
それとも外人部隊と踊り子という同じような流れ者の境遇にシンパシーを感じたんだろうか。
トムの別れ様がいちいちかっこいい。
最初の晩に手を出さないで帰るところもいいし、出立の前に鏡に書き置きをして行ってしまうところもいい。
そういう余裕みたいなところが女の気を惹くのだろう。
脚本もよくできており、いい映画だが、ベシャールに感情移入するととても切ない映画。