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- / ISBN・EAN: 4529790024028
感想・レビュー・書評
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声ないし短いしプレイし始めればあっという間に終わる感じ。
いちいち台詞がかっこよくて厨二心がそそられます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
絵がとてもステキ。あにさまかっこいいです♪
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舞台はサイボーグで肉体を強化した武侠たちが裏の世界を牛耳る近未来の上海。組織の暗殺者であった孔濤羅は仲間の裏切りによって瀕死の重傷を負い、最愛の妹までもが陵辱され惨殺されていた。
復讐の鬼となった孔濤羅が、裏切り者たちに襲いかかる。
一振りの刀でサイボーグたちと渡り合う主人公の孔濤羅は功夫の達人。外頸(筋肉などを鍛える)、内頸(気功のたぐい)のくだりや、『電磁発勁』、『鬼眼麗人』や『左道鉗子』などの通り名や秘術の名前は金庸に代表される武侠小説を読んでいるよう。
殺された後、魂を五つに分割され辱めを受け続ける妹の救済などは「どろろ」などに代表される奪還物ですね。
こういった設定と既視感のあるサイバーパンクから、目新しさは感じません。
ただ、それらを上手く組み合わせて、オリジナルの要素を付け足しながら物語を作り上げる、ある種の技術の高さは感じました。
クオリティとしてコアな武侠小説ファンや、ハードボイルド好きには薦めにくく、それらをライトな感覚で楽しみたい人向けでしょうか。
もちろん私のように虚淵玄という人物に興味を持った人はプライ(プレイとトライがごっちゃになった;)してみる価値はあると思います。
私は深みが感じられなくて物足りないけど、嫌いじゃないです。
妹の狂気と敵の苦しみ(決して逆ではない)がもっと伝わってくれば良かった。
形式はゲームですが、
実際には選択肢もなく、映画や本と同じような一方通行の電子紙芝居です。
プレイ時間はメッセージを送る速度によりますが5~6時間ほど。
市場的に難しいとは思いますが、映画や本と比較してもう少し安くならないかな、というのが正直な印象。
こういったノベルゲームは好きな分野ですが、コストパフォーマンスが悪く、なかなか成熟していかないですね。