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感想・レビュー・書評
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人を選ぶ作品だと思います。
癒やしや、甘い言葉を望んでいる方には正直お勧めできません。
が、私としては素晴らしいの一言です。いくつもの物語、些細な会話で次の物語を感じさせつつ、一つの視点ではなく他方向から語られる物語。
一つ一つの物語が読み手に問いかけるものであり、答えを押し付けるものではなく、また登場人物がその物語についてそれぞれの解釈を持っているため、なるほどそういう視方もあるのかと思わせられます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シナリオの量が膨大。まじパネぇ。
ひとりクリアするのにこんだけ文字読んだのは初めてかもってくらい^^;
でも、この世界観は結構凄いと思う。
もちろん、良い意味で。
評価が極端に賛否両論分かれているようだから
プレイすることに躊躇はあったけど
今はやってよかった!とコブシを握りしめて言えますわ。
煽りに 『これは美しい幻想物語』 とあるけれど、
まさしくそんな感じ。
フルコンプした今、長編小説を読み終えた気分だもの。
乙女ゲームのくせに甘さはほとんどないけれど、
気持ちよく余韻に浸ることができる作品だったなと。 -
乙女ゲームという要素を抜いても、一つの幻想物語として秀作。
物語の中に物語があり、それぞれが影響し合って、不思議な円環を紡ぎだしています。
読み手に解釈を委ねている部分が多々あり、さらっと読んでしまうと逃してしまうもう一つの物語が潜んでいることも。お話しのそこかしこに伏線が張られており、その伏線を繋ぎ合わせると、見えてくる真実があります。
退廃的な世界観や複雑なシナリオが好きな方なら、一度手に取ってみては? -
遠野紗夜という人物と読み手(自分)は全く別。感情移入しなければ、性格も理解はできない。「自分の人生なんだもの、自分が主人公でしょ」という台詞にこのゲームの主人公は遠野沙夜と改めて認識させられる。
だが、物語としては非常に面白い作品だった。
文章は多いものの飽きさせない。この後の展開が気になったりと高揚感を感じさせられた。
全てをクリアするからこそ、この物語の構造がよくわかる。知ってからの感動がある作品だった。 -
ふしぎな世界を語り紡ぐ、ふしぎで美しい物語。いわゆる「濃いキャラ」ではない、どちらかといえば薄味のはずなのにものすごくアクの強い主人公を含めた登場人物が本当に本当に本当に素晴らしかった。大好き!
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プロローグとエピローグに主人公の声が入るなら、最初から全部入れるかなくすか統一して欲しかったです。
間入らないとかだいぶ中途半端。
主人公に対しての感情移入は無理でした。
主人公と同じ気持ちになる、よりは攻略対象がこの時こんな気持ちでいるのかと考えたり、どちらかというと攻略対象に感情移入してました。
あとは主人公像が割としっかりしてるので、自己投影は難しいなぁと。
話は全体的に哲学的すぎて、好き嫌い別れますね。
綺麗な終わりのもあれば、あとのエンディングはプレイヤーに任せます的なのも好き嫌い分かれる一因かなぁと。
2章目入るまではそんなに面白くないです。
特に1章は後に言葉を刻まないと結局どういうことなの?となるから余計に。
2章からというよりは、主人公のバックグラウンドが見えてこないとつまらないです。
恋愛要素を求めるよりは、この世界観と雰囲気を楽しみたいひと向け。
哲学的で、概念的な話と、綺麗な終わりだけを望む人には向きません。 -
是非全員のルートをやってほしい、兄は最後で。男性でも楽しめそう
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乙女ゲームというより少女向けの小説?のような感じでした。表現が好きです。メインのキャラクター達に魅力はあんまり感じなかったです。ただ、章ごとにでてくるお話はとても好きでした。特に秋桜と桜の話が好きです。恋愛要素が少ないので好き嫌いは分かれると思います。
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雰囲気ゲームで謎解きゲーム。
主人公の病みっぷりが素晴らしい。
本がテーマなので、出てくる本を読みたくなった。
攻略対象が主人公に対してテーマになってるのがおもしろかった。
日生ルートじゃない日生がかっこいい。
乙女ゲに珍しく女友達に存在感があるのがいい。
攻略順によっては全然おもしろくなかったかも。