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- / ISBN・EAN: 4988021135948
感想・レビュー・書評
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…とんでもない映画だった。
恋愛映画だとおもって敬遠していたんだけど、すごい想像もしないようなバッドエンディング。
愛が冷める過程。
愛が燃える過程。
結婚したくねーって思ってしまうようなある意味ホラー。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
夢や希望にあふれていた過去と冷え切った夫婦でしかない現在を交錯させ、2人の愛の変遷を描くラブストーリー。主演はライアン・ゴズリングとミシェル・ウィリアムズ。
“家族を想うがあまり、夢を諦め、現在は仕事が芳しくないディーンと、長年の勉強の末に資格を取り、病院で忙しく働くシンディの夫婦は、娘のフランキーと3人暮らし。2人はお互いに相手に不満を抱えていたが、それを口に出せば平和な日常が崩れてしまうことを恐れていた……”
いやー面白かった。作風は同監督の最新作である「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ」とほぼ同じ。どちらを先に観ても楽しめると思う。
完全に冷え切っている二人の関係の破綻までを描きながら、間に二人の出会いから、恋に落ち、結婚するまでを描く。救われないし、痛々しいだけの現在と愛がいっぱいでこれからどんな生活が待っているのか?という希望しかない過去。この対比が凄く面白い。
現在の行動は愛と希望に満ち溢れた過去に原因があり、どれだけ今(現在)が良くても未来は誰にも分からないんだよなぁということを感じさせる。現在の二人は表向きに見たら何の問題もない夫婦。でも付きまとう過去の呪縛からお互いが真剣に向き合えない状態が続く。それで生まれた亀裂ってのは浮気だとか単純な理由で出来た亀裂よりも修復は不可能なことをまじまじと見せ付けられる。
デレク・シアンフランス監督は人の人生を淡々と描くのが本当に上手い。「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ」と同様にこの作品もそこまで映画的な劇場型の展開は起こらない。痛々しい現在はひたすらに観てるのが辛い映像だし、対比として描かれる輝かしい過去のせいで現在はさらに辛くなるし。でもこの二人の主人公の気持ちを追体験させるという意味では非常に巧みな手法だと思った。
個人的にこの奥さんにはあんまり感情移入出来なかった。ミシェル・ウィリアムズの熱演のせいもあるが、とにかくライアン・ゴズリング演じる夫が良いやつなので何でこんな良い夫にそんな態度取るの!?って気分になってしまう。もちろん、その冷めた態度の理由も分かるのは分かるんだけど、他人の子供のために涙を流せるような男であるこの夫なら些細なことは許せるんじゃないかという気持ちになってしまう。
改めて“夫婦”という関係を見つめ直したくなる作品。どれだけ表向きには良い夫婦でも、同じ方向を向いてないとダメなんだなぁ。夫婦揃って観賞することはオススメしません、別々に観て感想を言い合うも良し、自分だけが見て、妻(夫)としての自分を見つめ直すのも良し。良作でした。 -
頭とか色々ゆるい女の人が好き勝手やる映画。レトロな雰囲気と俳優の頑張りに騙されそうになるけど、伏線も結論もない映画。
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ライアン・ゴズリングが出ていなかったらなんの価値もない映画。救いのない映画とかってもんじゃなくて、とにかく残念な夫婦としかいいようがない。10代の頃に少しは努力しとけよ、ととても冷めた気持ちになりました。
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悲しい映画。
旦那さんはとてもいい人なのに…。
でもシンディの気持ちも共感できたり。
気持ちの変化が痛いほど伝わる映画でした。
映画に魅せられました。
二人の演技力の高さがすごい。 -
言いたいことを正確に相手に伝えることができず、積もりに積もった気持ちが爆発して、もう限界!ってなっちゃうシンディの気持ちも分かるけど。自分の子供でもないのに結婚してくれて、頼りないようにも見えるけど家族のために仕事して子供を可愛がってくれる夫。この人はすごく良い人なのになあ。めんどくさがらず話し合いして、お互いに言いたいことを伝える。これって簡単なようで難しい事なのかもしれない。
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愛ってなんなんだろうね。いつかは消えちゃうのに。切ないけどリアリティのある映画。
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どこにでもありそうなお話。だからこそリアリティーがあって、でも何となく胸を締めつけられる映画。これが「生きてる」ってことなのかも知れない。
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指輪投げてまた探すシーンはたまらん。花火エンドロール。あれすばらしいよ。