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- / ISBN・EAN: 4534530050106
感想・レビュー・書評
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第22話「悪魔狩り」
第23話「真実」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
明らかに不穏な展開。学生たちも感じる可笑しな空気。
悪魔狩りが命じられるが、そのやり方や武器に対して
勝呂やしえみ達も異変を感じる。
「エクソシストは殺し屋じゃねぇだろう」
と激昂する燐を、あっさり雪男が払う。
兄の為、そして自分の為とは言え、大切なものを
見失っている様子の雪男。
紋章から不審を覚え、吉国に問い合わせる勝呂。
やられっぱなしの一般人サブキャラに終わらせないのは良い展開。
自分は原作未読だが、後半は既にアニメオリジナルストーリーということ。
世界観や正義感からして仕方ないのだが
ナウシカやもののけ姫、鋼の錬金術師を彷彿とさせる。
ゲヘナゲートを消すなどそんなこと簡単にできるはずがない
と思うのだが、雪男は本気で信じているのか。
いくら自分が切羽詰っているからといって、ちょっと不自然に感じる。
やはり燐を助けるつもりなどなかったとわかったところで
「話が違う」というのは随分と甘い。
アーサーがただの”悪役”なのがつまらなく感じるし
シュラは予想通りのだが、他の先生たちの影は相変わらず薄い。
こんな不可解な行動に、何故みなが従うのか。
反抗するのが雪男、シュラ、勝呂たちだけというのは
ちょっと考えられない。
どうもわかりやすすぎる展開か。
青い夜の理由が、サタンがユリを守ってあげたかっただけだった
という真相は意外性があり、ぐっときた。
だが、人間から見れば
「サタンが聖職者を虐殺し、ユリはサタンの力を借りて脱走した」
となる。歴史とはそういったもので
確かにこの辺りな納得の行くところ。
獅郎の決断はちょっと早すぎるだろうと思うが。
雪男の動揺を狙いサタンが入り込むというのは理解可。
が、枢機卿がどうも悪の親玉として肝が座っていないし
メフィストも簡単に賭けを飲んだり炎を消したり、ちょっと可笑しい。