ハーブ&ドロシー [DVD]

監督 : 佐々木芽生 
出演 : クリスト&ジャンヌ=クロード  リチャード・タトル  チャック・クロース  ロバート・マンゴールド  ローレンス・ウィナー 
  • ポニーキャニオン
3.87
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本棚登録 : 277
感想 : 41
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988013097964

感想・レビュー・書評

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  • 普通の人にもアートは買うことができる。だけど誰もしない。テレビやPCの方が生活を豊かにしてくれると信じているから。
    しかしこの夫婦は違う。とても高い収入とはいえない夫婦が現代アートを収集し続け、アパートは現代アートだらけ。「二人がアートを買う時の基準は自分たちの収入で手頃に買える。アパートに飾ることができる。」
    このドキュメンタリーを見るとと生活の視点が少し変化した。

  • Yの小さいアパートでで暮らしながら、現代美術、とりわけ、ミニマルアートとコンセプチュアルアートをある二つの基準に収まる範囲で集めている夫婦の話。

    その二つの基準とは

    1.自分たちのお給料で買える値段であること

    2.1LDKのアパートに収まるサイズであること

    でも、面白いことに収まるサイズのアートを集めすぎて収まりきれなくなっているのが凄い!
    ハーブ・ヴォーゲルというアートに対する審美眼と計り知れない情熱を持った紳士と
    ドロシー・ヴォーゲルというこれまたハーブと同じくらいの審美眼と情熱を持った淑女。

    60年代最初は自分たちもアーティストだったが次第にコレクターになっていき、
    NYで暮らす無名の現代美術アーティストたちのアトリエなどを渡り歩き、
    上記の二つの基準に収まるアートをコツコツ貯めていく。

    次第に二人はNYのアーティスト達の間で有名人となり、集めた美術品で展示会を開くまでに。
    そこで今度は一般の人たちにも名前が知れ渡るようになり、美術館に寄贈の話などがくるようになる。



    二人のアートに対する情熱と審美眼そして、アーティスト達に対する誠意がとても
    よく描かれていた。
    二人が無名のアーティストの作品を買わなかったらアーティスト達は生きていけなかったし
    本当に良い作品はこの世に残っていなかったと思う。
    コレを見て感じたことは、
    作品に対して、tお金を払うことはアーティスト達の活動源になるし
    素晴らしい作品がもっともっと出てくるようなるだろう。ということ。

    昨今、コピー品や違法ダウンロードなどで、本や音楽などが
    流出しているけど、今は良いかもしれない。
    だが、これからまともなアーティストは少なくなるだろうし、
    最終的には本、音楽、芸術の衰退が待っている。
    優れた芸術は心を、人生を豊かにし、生きる喜びが湧いてくる。
    それが無くなってしまうなんてこんなに悲しいことは無い。

    美術館や作品展に足を運びしっかり、優れた物に対し支援をしていこうと思った。
    物を見る目を磨き、素晴らしいアーティストが人知れず消えていかないように
    出来ることをしようと思った。

    学ぶことがとても多い映画だった。
    素敵な夫婦だった。


    佐々木芽生監督が続編を作っているみたいなので見ようと思う。

    • tarazirushiさん
      「ハーブ&ドロシー ふたりからの贈りもの」公開中ですよ♪
      http://www.herbanddorothy.com/jp/
      「ハーブ&ドロシー ふたりからの贈りもの」公開中ですよ♪
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      2013/04/10
  • 『ハーブ&ドロシー ふたりからの贈りもの』公開記念 佐々木芽生監督×ピーター・バラカンさん トークショー!
    2013年4月2日(火) / 蔦屋書店1号館 1階 総合インフォメーション
    http://tsite.jp/daikanyama/event/001625.html

    映画『ハーブアンドドロシー ふたりからの贈りもの』公式サイト
    http://www.herbanddorothy.com/jp/

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    「お金がなくても、情熱さえあれば夢は叶う!
    同じ目標に向かって手をとりあれば、人生はもっと豊かになる!!
    アート界に衝撃を与えた小さな二人の、映画のようなほんとうのお話。

    郵便局員と図書館司書の夫婦が集めた現代アートが世界屈指のコレクションに!!
    愛すべき二人の歩んだ豊かな人生の秘密。」

  • 信念を持って集め続ける。これも才能。そしてなんて可愛らしい夫婦!

  • 画廊で働く高校時代の友人からのご紹介で購入。
    質素な生活ながら、自分たちが好きな絵をただ求めて、それを大事にする。自分の感覚や直感を信じて、アーティストにアプローチする。買った絵は売るのではなく、一緒に生活することでますます愛着が湧く。そしてついには全米のナショナルギャラリーに寄贈する、という夢みたいな本当のストーリー。
    チャーミングなご夫婦、そしてこんな生き方、ほんと素敵ですね。
    欲にまみれた自分にはなかなか真似できないけど、どこか心の中で憧れだけでももっておきたい。
    せっかく色々なアートや絵との出会いが増えてきたので、少なくてもそれらを大事にしていきたいと思う。

  • ご夫婦でアートコレクターをされています。

  • ハーブとドロシーがどこへ行くにも手をつないでいて微笑ましい。狭い家で美術品と可愛い猫たちに囲まれて暮らしている姿はとても充実して見えた。せっかく買った美術品を箱にしまって積んでおくのは残念だから、美術館に寄贈されて良かった。

  • 好きなことを続けることの迫力。

    テーマとは関係ないんだけど、お二人が住まいの快適さを求めていないことはわかったから、カメ、もう少し広い水槽で飼ってあげて…。

  • とても ユーモアがあって好きな絵画のコレクションを一生懸命にするご夫婦
    お互いを尊敬しあっていて、微笑ましい。

  • 2010年公開
    監督 : 佐々木芽生
    ==
    NYで長年、個人のアートコレクターとして活動している一組の夫妻に迫ったドキュメンタリー映画。

    のどかで、アートへの愛あふれる、
    二人の静かな阿吽の呼吸みたいなものが
    気持ちいい映画でした。
    (気持ちよさがゆえに寝落ちしたけど途中w)

    しかし、個人的にはやっぱり
    アートの良し悪しはわからんと思い、
    ただ劇中で夫妻も、「結局好きなものを買ってるだけ」
    と言っているのが印象的でしたけど、
    それでもこう、価値につながっていくのが
    不思議だなあと思う次第です。

    久しぶりに画を描きたくなりました。

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