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- / ISBN・EAN: 4988135912879
感想・レビュー・書評
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J・エドガーが若かったころ、現場を保存するという意識が薄く、州をまたぐ捜査が難しい時代。共産主義の過激派によるテロが頻発し、有名人の子供を狙う誘拐事件も発生していた。それを受け、彼は様々な改革を断行していく。すべては正義のため。より良いアメリカを目指すためだった。それがいつしか、政治家ひいては大統領の弱みを握り権力を拡大する。
過去と現在が交互に描かれ、当時のアメリカの事件・情勢の勉強にもなった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
難しかったー。あんなお爺ちゃんが周りにいたら大変だろう。
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B-。
アメリカ合衆国の政治に問題意識をもっていないので深く理解できなかった。
時間が過去と当時と行き来するのも分かりにくい。色調も暗くイケメンもアーミーハマーだけ。
つまらなかった。 -
アメリカのとんでも組織FBIを作り、長年にわたり長官を務め強大な権力を行使してきたジョン・エドガー・フーヴァーを描く伝記。
監督はクリント・イーストウッド。
さすが、、、、という完成度。
展開は
60年代にフーヴァー(レオナルド・デカプリオ)が自分の伝記を作ることによって昔を回想する風になってます。
実在の人物が多々登場し、フーヴァーのさまざまなエピソードを織り交ぜながらここまで描いていいのかってほどに人間の汚い部分をえぐりだしてます。
老年期のメイクがすごいですね、フーヴァーは違和感なし、最後のシーンのでぶっとした体型は一体どうやって作ったの?ってほど自然に、、、デカプリオ自身の身体だったら大爆笑。
クライド(アーミー・ハマー)はちょっとメイクに違和感あったかな?でも二人とも老けメイクは完ぺきなのに歩き方と姿勢が若くて残念でした。
もったいない。 -
FBI初代長官のお話。組織の権限と実績、風紀を高めるため、国家の国内外の敵をどんどん見出して粛清していくと国民の支持を得られなくなっていくジレンマも。図書館の目録管理の実績を応用して国内中の犯罪者の指紋を収集したり、筆跡鑑定や便せんに使う用紙見本を取り寄せ科学捜査の手法を確立したりとアイディアマンではありました。仕事熱心であることは間違いないのですが、仕事にこだわりが強い一方で人間的には神経質で、グレート・ギャッツビーを見ているときと同じく、そういう極端な側面を持つ強烈な個性を持つ人間を演じるのであればディカプリオはぴかいちであるなと思いました。
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FBI長官に50年にわたって君臨し続けたJ・エドガー・フーバーの生涯を描く。
凄まじいほど倒錯した人間。
司法省の役人時代から理想的な国家の建国を主眼に、
共産主義や犯罪者を徹底的かつ独善的に排除する。
情報の収集・整理・体系化や論理武装に天才的な才能を発揮する一方で、
折々の有力な政治家たちのスキャンダラスな情報までをも収集し、
躊躇なく強請の道具として活用、
誰も手出しのできない、絶対的な権力を長年にわたって堅持した。
他方、強烈なマザー・コンプレックスを抱え、女性恐怖症のキライがあり、
同性愛者であり、恐らくは先天的に吃音を持つ。
そのくせ、ナルシシズムが病的に強く、注目を集めるためだけに、
口述で伝記を書かせたり、著名人との会食をしばしばセットしたり、虚言も吐く。
しかしながら、イーストウッドとディカプリオが見事だなーと思うのが、
この倒錯がひとりの人間として、適切に調和している点。
人間は神でもロボットでもないのだから、
絶対的に善でもなく、絶対的に悪でもない。
けれど、個としては一貫して調和しているという、
誰しもが(程度の差はあれ)持つ”揺らぎ”を絶妙に描ききっている。
さすがに、老齢の特殊メイクは若干無理があったものの、
イーストウッドのらしさが色濃く出た作品。 -
全然知らずに観てしまったので、まさかの展開でちょっとビックリ。
歴史的な背景などはよくわからないで観てしまいましたが、人を見れば時代もわかるというような作りで、とても楽しめました。
エドガー・フーバーという人を「善」とも「悪」とも書いていないので、そこがすごく良かった。
苦しくなるようなお話でしたが、最後ちょっとセンチメンタルになってしまったのは良かったのか悪かったのか疑問。私は嫌いじゃないけど。 -
面白かった。
後半はエドガーの私生活についての描写が多かったけれど、
政治化との駆け引きをもっと見たかった。
極秘ファイルを見てみたいという野次馬根性を刺激されて
少し後ろめたい気持ちにさせられる映画。 -
照明が暗い。色があんまり無い。
デカプーの演技はそらええとは思いますが…なんとも。