氷菓 限定版 第1巻 [Blu-ray]

監督 : 武本康弘 
出演 : 中村悠一  佐藤聡美  阪口大助  茅野愛衣  雪野五月  置鮎龍太郎  ゆかな  小山茉美  早見沙織  悠木碧 
  • 角川書店
4.11
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感想 : 24
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  • / ISBN・EAN: 4582194849758

感想・レビュー・書評

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  • いやぁ〜
    さすが京都アニメーション
    質が高い♪

    コレを見れば
    他のアニメが見れなくなるほどの
    美麗な絵は勿論、

    季節の移ろいを封じ込めた
    背景の詳細さ、

    アニメでありながら斬新に文字を使った様々な表現方法、

    窓からの夕陽に
    オレンジ色に染まった教室、

    喫茶店の
    アンティークで重厚な内装、

    グラスの中で
    氷が溶ける音まで
    緻密に再現した
    職人芸的こだわりがスゴいし、

    ワンシーンワンカットに思わず見入ってしまう
    完成度の高さに
    もうビックリです(>_<)
    (暗闇に射す一筋の光を表したドラマチックなオープニング映像と、フェティシズム溢れるエンディングテーマの映像も秀逸!)



    大事件ではない日常の謎を描いた、
    青春ミステリーと呼べる
    古典部シリーズ。

    物語は
    ある高校の古典部が舞台。

    主人公は
    ムダなことはしない
    省エネ主義がモットーの16歳、
    折木奉太郎(おれき・ほうたろう)。


    好奇心旺盛なお嬢さまで
    学業優秀な古典部部長の
    千反田える(ちたんだ)。


    奉太郎の親友で
    陽気で物知りな
    福部里志(ふくべ・さとし)。


    そして奉太郎の幼なじみで
    しっかり者の
    伊原 摩耶花(いばら・まやか)。


    えるが最初に謎を発見し、
    それを4人が協力しながら推理し
    最後に奉太郎が
    真相にたどり着くスタイル。


    彼らが挑む謎とは
    日常に潜む
    実にささいな謎です。

    例えば、
    鍵をかけた者がいないのに
    いつの間にか部室が
    密室になったのはなぜか?


    例えば、
    ある本が毎週同じ時間に図書室から借り出され、
    その日のうちに
    返却されるのはなぜか?


    などなど。


    大きな事件なんか起こらないことこそが
    『氷菓』の
    最大の魅力だし、

    名探偵ではない
    市井の人物が、
    ちょっとした謎だけど
    誰もが気になる謎を
    解明していくところが面白いんです。


    そして米澤穂信さんの原作同様に
    製作者側が描きたいのは
    謎そのものの解明ではなく、

    謎解きを通して
    『人の心の揺れ』に焦点を当てているところが
    自分が一番心を打たれた点し、

    主人公の心の動きや成長、
    距離感の変化が
    繊細に描かれているところに
    本当に共感しました。


    バッハの『G線上のアリア』や
    ベートーベンの『月光』や
    フォーレの『シチリアーノ』など、
    全編を彩る格調高い
    クラシックの名曲が映像に溶け込む瞬間も
    要チェックです♪

    • まろんさん
      いいですよね~、「氷菓」!
      毎週録画して、CMカットして
      5話たまったらDVDに焼いてます♪

      千反田さんの「私、気になります!」の時の
      瞳...
      いいですよね~、「氷菓」!
      毎週録画して、CMカットして
      5話たまったらDVDに焼いてます♪

      千反田さんの「私、気になります!」の時の
      瞳のキラメキがなんともいえませんよね。
      省エネをモットーとする奉太郎が
      抗えずにがんばっちゃうのも頷けます(笑)

      奉太郎の頭の中に広がるイメージシーンが
      京アニらしい凝った美しさだし、
      学生らしいこじんまりとした謎解きなんだけど
      ほんのり残る苦さが素敵です(*^_^*)
      2012/07/03
    • 円軌道の外さん

      またまたまろんさん、
      ありがとうございます(^O^)

      てか、なんでそんなに
      好みが合うのか
      ホンマ不思議ですよね〜(笑) ...

      またまたまろんさん、
      ありがとうございます(^O^)

      てか、なんでそんなに
      好みが合うのか
      ホンマ不思議ですよね〜(笑)


      自分も毎週録画して
      朝から食い入るように
      テレビにかじりついてます(笑)♪


      原作の「氷菓」自体は読んだことあるけど、
      まさかこれほど
      完成度の高いアニメ作品になるとは思ってなかったし、

      キャラのイラスト設定から
      可愛すぎる絵のテイストに至るまで
      非の付けどころがないと思います(^_^)v


      あははは(笑)
      そうなんスよ〜!

      『私、気になります!』を
      あのキラッキラッの目で言われた日にゃあ〜、
      抗う術はないですよね(>_<)


      奉太郎の
      みんなのように
      熱くなれない自分への苛立ちや、
      薔薇色になれない
      自分への焦燥感を描いた
      微妙な心の動きが
      また上手いんですよね〜(>_<)


      金田一の事件簿や
      コナンのような
      謎解きに重きを置いた話でなくて、

      人の心の揺れや成長を
      丁寧に描いた話が
      自分にはホンマツボで
      心に残るんです☆


      2012/07/04
  • さすが原作小説の制作京アニ!作品の仕上がりが春アニメん中でも頭1つ飛び出てる!!!
    とりあえず、キャラデザがいい!!丁寧!!服の揺れ方も髪のなびき方もステキなの!!!
    あとこれはホントみんながイイキャラで、あと声優さんが全員逸材!うめぇ!!!突飛な性格な子がいないのがいいね
    でかい謎じゃないところと、ちゃんと考えれば私達にも
    わかったかもしれないってところが、探偵ものとは一味違うところ!
    推理時のデザインが紙芝居調で、でも少しリアリティがあってとりあえずセンスがいいのだ!!!
    解説時この口調と文面がなんともマッチしてていい!!!
    さらに通してみて凄さが分かる。2クール通して短編的ストーリーが全部繋がってる!!

    最初の方の細かな謎からの後半の「愚者のエンドロール」がすごい!!
    こんなに考えたくなるのってマジ凄い!
    ほんとにめっちゃ映画の犯人推理したよ!だって解けそうやったんやもん
    でも、折木の「7人目のカメラ」説は出て来なかったし、さらにその上を行く
    本郷さんの「誰も死ななかった」案なんて、想像もしやんかったよ!
    結果的に最高の出来からのどんでん返しで、本郷の真意は、面白くない脚本だった。
    犯人探し自体は結局、後味悪かったからあんま好きなエピソードじゃなかったけど
    千反田の「本郷さんに何があったのか」ってことに気になってたのが、すごい。
    何かが変なのは分かってたのに、私も折木も犯人探しで頭がいっぱいで・・・
    イリス先輩のことも本郷さんのこともなんにも考えてなかった!
    頭切れるとかそんなことじゃない、もっと人の感情への感心。死への労り。
    サスペンスに慣れすぎてたのか・・・作品としか感じていないのか・・・
    もっと、もっと、作品のなかだけでいい。感情豊かで心清らかで情に熱い人でありたい
    最終話は、折木が千反田にメロメロになってて幻想的でスローでボヤけていて違う世界みたいで
    お伽話みたいにしてあるのがいい!うまく作ってあるな~~

    最後の桜のとこも他のシーンも氷菓はいつも小さな映画みたいな出来栄えだったなぁ。
    文化祭編はホントよくできてるなぁ。純粋に文化祭を楽しんでるみんなの行動が
    きっとこう動くだろうってのがよく表現されている!みんなソロ活動してるんだね。
    そこからの「クドリャフカの順番」はもう最高にいい!!視聴者側でしかわからない共通点が現れ、想像に想像をよんでめっちゃ気になるが
    2つも3つも物語が同時進行で進展していくから最後どう転がっていくかがわからない!!
    運任せのわらしべプロトコルに後半には推理もちゃんと絡んできて脳内が大変♪
    事件自体も折木の推理も自作自演も、最高傑作だといいたくなるくらい、よく出来過ぎている!!

    見返してみると、キャラが成長してるのが分かる。でも終わるの寂しいってのはあまりない。
    新作も楽しみだけど、「氷菓」がよく出来ていてとても満足したからかな。

  • 第一話「伝統ある古典部の再生」
    第二話「名誉ある古典部の活動」

  • こういう学園物が人気を博するという事は、そのアニメの登場人物もまた現代の高校生の理想像の1つなんだろうと思うと、学生服に身を包んだカップルが刃をふりかざすバトルアクションものに席巻されたテレビ番組表を見ていて何か救われるような気がする。

  • 妹とが録画していて、何気なく見た作品。
    残念ながら1話・2話は見れてないのですが、それ以降は最終回「遠回りする雛」まで見ることが出来ました。

    人が死なないミステリー物。
    それを高校生の古典部4人(ほとんど省エネ主義の折木奉太郎)が解決していく形。
    京アニさんだからキャラデザも可愛いし、声優さんも豪華でしたね!
    青春してる感じが少し羨ましかったです。
    でも爽やかな青春だけではなく、所々に潜む暗い影みたいなものがあるのも、個人的に好きです。
    クドリャフカの順番、チョコレート事件とか。

    原作はまだ未読なのですが、アニメの方は恋愛色が濃いみたいですね!
    そこにまたキュンキュンしました!

  • 抜群! と中毒するほどではないが、綺麗なまとまり、構成の巧みさ、推理成分・青春成分の比率、など大変バランスのよいアニメだった。

    付き合うならあずにゃん、結婚するならえるたそ、ということで。

  • 良いアニメ

  • 全22話。最初は前髪ぱっつんで特に可愛くないと思ってたが、見終わる頃には私の理想の人という事がわかりました。旧家のお嬢さんで、おしとやかで、料理がうまくて、何でも興味津々でかわいくて、ナイスなバディで、少しポンコツで、完璧です。
    あと、声もいいなと思ってたのですが、Wikipediaで見てみたら、けいおんのりっちゃんの人なんですね。ぴっくり。

  • ほうたろうかわいい!
    納得できにくい部分やらあったけども作画すごくよかった。
    そして文化祭の話は最高でした。
    えるとほうたろうはもっといちゃいちゃしてもいいんだぜ!

    最後の何にもない私、みたいなえるちゃんかわいかったな。

    えるちゃんの可愛さをみんなで愛でるためのアニメであったといいたい。

  • 【アニメ感想】氷菓
    http://sorachi.ciao.jp/blog/?p=459

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