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- / ISBN・EAN: 4988104057068
感想・レビュー・書評
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映画が出てこなかったので、これで書きます。
(No.12-37) 映画です。
私は原作マンガは2巻まで読んで面白かったので、映画を見に行きました。原作をどう映画化したのか不安もありましたが、とても上手く作っていて感心しました。
なにより古代ローマ人ルシウス役が阿部寛なのに、全く違和感がない!日本人役になった人達、特におじいさん達は、よくもまあここまで揃えたなと笑っちゃうほど平たい顔族ばかりです。
ローマでの撮影は、あの大作ドラマ「ローマ」で使ってたセットをそっくり使わせてもらったと聞いていたので興味深く見ました。わあ、ほんとだ!あのローマです。なんか懐かしいよ~。「ローマ」はドラマなのに映画並みの撮影をしたということでしたから、この映画の撮影に使わせてもらって良かったわ。
ルシウスのお宅は、もしかして生真面目な兵士さんのお宅かな。彼も奥さんに迫られてたから、ルシウスが迫られる場面で思い出しちゃった。
本物のローマ人たちがけちけちしないで大人数うろついているので、臨場感がたっぷりでした。
言葉の問題をどうするのか心配してましたが、少しだけラテン語を入れたことで上手く解決しててこれにも感心しました。
ローマでは日本語を話していても、これはラテン語だということで違和感がない。
ルシウスが日本に来た時、思っていることは日本語なのですが、声に出したときはラテン語を話しました。日本人たちが話していることを理解できない様子も表現したことで、さらにダメ押し。
日本人の真実ちゃんがなぜルシウスと話が出来たかというと、彼女が真相に気が付いてラテン語を猛勉強したということに。少しだけ真実ちゃんがラテン語を話すことで、以後日本語にしちゃっても、これはやはり同じくラテン語ね!と。
タイムスリップなんていう大嘘を違和感なく受け入れさせるには、こういう細かいことに現実感を持たせることが大事なんだと思います。
気楽に楽しめる映画でした。面白かった!!!詳細をみるコメント0件をすべて表示