アンリミテッドにて読了。
受験生用の本であるが、人生においての大切な格言も多々散見された。読むきっかけは人間学を述べる小田全宏氏の動画で、著者が記憶術について述べていたのを見た事。
途中、上記のように受験用の話がまとまっていたが、とても考えさせられる良い内容であった。星四つ。
下記にハイライトした個所をコピペ:
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青色のハイライト | 位置: 266
「問題を解決する前に、問題を把握することに集中して
オレンジ色のハイライト | 位置: 438
あえて小さな失敗をすること、それは成功の研究材料なの
オレンジ色のハイライト | 位置: 478
成功の道筋は理屈です。その理屈を走り抜けるエンジンは感情です。 いかに自分の感情を奮い立たせるシステムづくりができるかがポイントなの
オレンジ色のハイライト | 位置: 507
嫌な体験を素晴らしい体験で封じ込める――これが私の体験した「相対性の法則」
オレンジ色のハイライト | 位置: 530
細かく覚えれば覚えるほどよいと考えるのが一般的でしょうが、こうした考え方には二つの落とし穴があります。一つは時間が無限にあるわけではないこと。もう一つは細かく覚えようとすることで内容を理解する努力を放棄することです。二番目のほうが深刻な問題かもしれませ
オレンジ色のハイライト | 位置: 636
記憶術は、二〇〇〇年以上前のローマ時代からあります。本書で説明する「場所法」(ローマンルーム法)はローマ時代、部屋のなかにイメージを貼り付けたという故事から名づけられています。特別な能力ではなく誰にでもできるテクニック
オレンジ色のハイライト | 位置: 646
理解できないものは記憶できないと言ってもいいでしょう。正確にいえば、理解していなければ記憶する能率が非常に悪くなるの
オレンジ色のハイライト | 位置: 1,057
彼らは「自分たちはやればできる」という事実がわかっているのです。だから、やるのです。合格する人と不合格の人との間には、ほんの少しの違いしかありませんが、そのほんの少しの違いが毎日積み重なると、取り返しのつかない差になると思いまし
オレンジ色のハイライト | 位置: 1,116
もう一つ重要なことは、何としても解こうとあせらないことです。人間は「この問題を解きたい。しかし解けない。どうしたらよいのか?」といった脅迫観念で思考が止まってしまいます。 ところがじつは、「頭のなかで転がす」という感覚が非常に大事で、不思議なことに、「解こう解こう」と一所懸命にやっているよりも、そのほうが確実に正解にたどりつけるの
オレンジ色のハイライト | 位置: 1,163
英単語の意味というものは、たとえ一部正確に覚えられていなくても、どのカテゴリーに属しているかを覚えているだけで、英文を読むうえで大きな助けとなり
オレンジ色のハイライト | 位置: 1,167
私はこの方法を「単純過剰学習法」と名づけています。文字どおり単純に(イメージを使わずに)覚えたい単語数よりもたくさんの量を過剰に学習するからです。もし一日に三〇語覚えようと思ったら、その倍の六〇語を暗記しようとしてみて
オレンジ色のハイライト | 位置: 1,170
この単純過剰学習法の具体的なやり方を説明しましょう。 もし、あなたが二カ月で英単語を四〇〇〇語覚えたいとします。一カ月を三〇日とすれば六〇日で四〇〇〇語ですから、四〇〇〇語÷六〇日=六六・六語/日となります。 つまり一日あたり約六六語覚えればよいわけです。この単純過剰学習法では必ずしも全部覚えなくていい代わりに、できるだけたくさんの単語をこなし
青色のハイライト | 位置: 1,272
無意識のうちに私たちは自己充足的予言を行なっています。自分は勉強が不得意だからといって、勉強しないことでその結果をみずから招いてしまうのです。 時間管理術はこうした問題を解決することができ
青色のハイライト | 位置: 1,276
私の時間管理術は、そのことも可能にします。来ないかもしれない未来と取り返しのつかない過去にとらわれず、今日だけに特化して最適化する管理術なのです。 人生はつねに今日の連続です。人生で成功するのも勉強で成功するのも、ほとんどが心の問題です。私は心の底からそう確信してい
青色のハイライト | 位置: 1,308
今日だけを最適化する時間管理
青色のハイライト | 位置: 1,325
私が開発した時間管理術について解説していきましょう。方法は非常に簡単です。 1 頭のなかにあるものをすべて書き出す(見える化) 2 分類する 3 自分の目標を中心に置く 4 淡々とこなす 5 以上の過程で自分の目的に近づいているのかを分析する 他の時間管理術よりも簡単で効果は絶大です。自分の人生を変えたい! それもすぐに! と思う方はぜひ以下のことを忠実に実行してみてください。すでにかなり多数の人がこの時間管理術を利用して、人生を劇的によい方向に変化させています。変化という言葉では形容しがたいほど、すばらしい成果を上げてい
青色のハイライト | 位置: 1,355
自分が何を考えているのか? 自分が何に恐れを感じているのか? 自分は何にストレスを感じているのか? 自分のことは意外と普段はわからないものです。私たちはわからないものに戦いを挑むことはできません。 しかし、書き出すという簡単な作業で自分のことがわかるようになります。目の前にあるポストイットの束があなたの等身大の姿なの
メモ脳内の見える化。
青色のハイライト | 位置: 1,359
頭のなかにあるものをすべて書き出すことができたら、次にやることは書き出したものを分類することです。具体的には次の四つの項目に分類します。 ・当面やる必要のないこと ・他人に依頼できること ・五分でできる(一気にできる)こと ・五分でできない(一気にできない)
青色のハイライト | 位置: 1,383
一気にできることをなぜ選り分けるかというと、人間が一番やる気をなくすのは、集中していないとき、次にどんな仕事をやるかを考えているときだからです。 もし仕事が終わってすぐに次の仕事に切り替えることができれば、一種の没我状態(我を忘れて仕事に夢中なこと)に連続して入ることができます。自分が集中から外れる瞬間を極力もたないようにすることが、私の提唱する時間管理術のもっとも重要な部分なの
オレンジ色のハイライト | 位置: 1,387
集中を途切れさせずに続けることは困難だと思うかもしれませんが、そのために五分でできる仕事をポストイットで選り分けているのです。次から次へと、五分でできる仕事があれば、「この仕事はいやだなぁ」という気持ちが胸に去来する前に、悩む暇なく次の仕事に取り組むことができ
オレンジ色のハイライト | 位置: 1,396
人は目標に直結した行動を取っているとき、その行動には充実感がともなっています。ある仕事をやりたくないと思うのは、その仕事が自分の目的に直結していないからです。 いつも目標に直結した行動を取ることができればいいのですが、実際にはなかなかできないのが人間です。なぜできないのかといえば、たいていの人は目標を正確に把握していないから
青色のハイライト | 位置: 1,400
たとえば志望大学の入学試験に合格することを目標とした場合を考えてみましょう。 合格するために何をやるべきかといっても、すぐには答えられないと思います。合格という目標までの道のりが長いために、一所懸命に勉強すればいいことはわかっていても、今日実際に何をしたらよいのかはっきりしないからです。 すると人間はつい衝動的な行動に偏りがちになります。 衝動は本来人間が生きていく上で必要なものであり、心の底からの欲求が強く表れます。今日勉強しなければいけないことはわかっているのに実際に勉強はできない。なぜかというと、その日は雨が降っているからだったりするのです。 信じられない話かもしれませんが、それほど人間は衝動に左右されやすい動物なの
メモ以下の言葉は特に重要。「今日実際に何をしたらよいのかはっきりしないからです。」
青色のハイライト | 位置: 1,408
時間管理術の話に戻りましょう。頭のなかで考えていること、感じていること、不安なことをポストイットに書き出しながら、そのなかで自分が一番達成したいと願っている目標を、A3の紙の真ん中に書いてください。 そして、五分でできることとその目標とが がっているかどうかをチェックするの
オレンジ色のハイライト | 位置: 1,423
一気に目的を達成しようとしても、どのようにやればいいのかわからず途方にくれてしまいがちです。だから目標を前に何もすることなく絶望してしまうわけです。それは達成する手段がわからないからです。そして、手段がわからないのは自分だけだと勘違いしてしまいます。 目標達成の手段がわかる魔法の公式が「ブレークダウン」なの
オレンジ色のハイライト | 位置: 1,453
勉強は論理的、やる気は
オレンジ色のハイライト | 位置: 1,466
人間は中長期的な目標に対しては論理的な思考が働きますが、短期的な行動は衝動に左右されるの
オレンジ色のハイライト | 位置: 1,492
衝動をコントロールするとっておきの方法は、自分自身の行動をルーティン化することです。作業を日常的に決まっている作業、業務に落とし込むのです。 ルーティン化すれば感情や衝動の入り込む余地は非常に少なくなります。この時間管理術を活用すると、五分で終了する作業を淡々とこなしていくだけで、自分の目的に自動的に近づきます。作業の途中で何も心配することがなくなります。不安が自分の心に入り込む余地がありません。仕事に夢中になる、没我状態になるの
オレンジ色のハイライト | 位置: 1,531
普段勉強していると、信じられないほど調子がいい日(学習効果の上がった日)がたまにあるはずです。どうしてその日は調子がよかったのかを冷静に分析して、忘れないようにしましょ
オレンジ色のハイライト | 位置: 1,546
どんな人でも必ず、予想以上にうまくいったときがあります。そのときのプロセスを意識的に振り返ることが大切なのであり、なぜうまくいったのかを自分なりに分析して再現できるようにして
オレンジ色のハイライト | 位置: 1,549
結果を得るプロセスのなかにこそ、学ぶべきものがあり
オレンジ色のハイライト | 位置: 1,551
結果がすべてではなく、プロセスを意識(分析)することが、目的とする結果への早道なの
オレンジ色のハイライト | 位置: 1,607
・面倒でもやることはルーティン化されている ・面倒だからやらないことはルーティン化されてい
オレンジ色のハイライト | 位置: 1,743
「方法」は簡単でないと役に立ちません。なぜなら、毎日やり続けることができないからです。というわけで、今から説明する「モチベーション日記」をつけることをみなさんにおすすめします。人間はちょっとしたことでやる気をなくします。「モチベーション日記」はその原因を発見するための非常に効果的な手段
オレンジ色のハイライト | 位置: 1,765
人間はつねに物事を抽象的に捉える性向をもっています。 私独自の意見ですが、それは脳のリソース(使える資源)を節約するためだと思います。いちいち具体的なところまで考えていたら、時間がいくらあっても足りません。 「なんとなく」やる気が出ない。「なんとなく」学校へ行く気がしない。「なんとなく」成果が上がらない……。これらの「なんとなく」を「どうしてなのか?」と一週間に一回まとめて分析するのが、このモチベーション日記なの
オレンジ色のハイライト | 位置: 1,781
私は「やる気が出ないこと」のほとんどが、実は「グズグズすること」ではないかと考えました。その瞬間にある解決法がひらめきました。勉強に着手するときに、「ほんのちょっとだけやる」こと
オレンジ色のハイライト | 位置: 1,785
このような作業習慣をもつと、グズグズしない自分を発見することができます。たとえ少しでも確実に勉強は終わっています。すると不思議なことに本当にやる気を出している自分を実感できるのです。これは非常に簡単な方法で、劇的な効果があります。 自分でもビックリするほどの成績を一回でも獲得すると、人間とは不思議なもので、その成功体験に味を占めるのです。もう努力しないことはできなくなり