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- / ISBN・EAN: 4988113827058
感想・レビュー・書評
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◆†◆ 聖地巡礼譚 ◆†◆
†聖地巡礼譚† ということであろうけれども、凡人(宗教色の薄い)の脳内構造では些か、提示された材料がヴァイオレンスに終始しているため、ストーリーの主訴を追究しえずに観終えてしまった勘ありきでした。
本作は、先日かなりの興奮を覚えた『ドライヴ』のレフン監督作品であることと、最近個人的にひじょうに魅かれている俳優さんである、マッツ・ミケルセンが主演ということもあっての観賞でした。
◆先ず本作を読み解くには、
【北欧神話】を噛み砕いておく必要があるかと思われます。◆
※その世界観・神話に書かれている根幹にある内容(※「北欧神話の神々は不死ではないため最終戦争である《ラグナロク》まで、老いることのないように、
《イズンの黄金の林檎》を食さなければならないとされていた点」等々の…)を、把握しておく必要があるような気がします。※
そのような次第で、逆に観終えたことでこれから少し“北欧神話”なるものを検索してみようかなという想いに駆りたてられてもいます。
先ず思ったのは、〝章仕立て〟である点。
*第1章 / 憤怒
*第2章 / 沈黙の戦士
*第3章 / 神の民
*第4章 / 聖地
*第5章 / 地獄
*第6章 / 犠牲
この演出が同じデンマークご出身であるフォン・トリアー監督作品、『アンチ・クライスト』に似ているという印象をもちました。やや難解な部分も似ていそうです(苦笑)
ご指摘される方が多いように、確かに殺戮シーンはかなり残酷です。よって、お食事しながらの観賞はお控え下さったほうがよろしかと…
それにしてもこのレフン監督は余程、“頭部をカチ割るシーン”がお好みなのか、本作では『ドライヴ』でのエレベーターでの殺戮シーンを凌ぐ、リアルな“それ”を目の当たりにさせられました。
原題の『Valhalla Rising』は『ヴァルハラ・ライジング』という「読み」にされていますが…
「Valkyrie」を「ワルキューレ」と訳されるのを鑑みると、本作の『Valhalla』も『ワルハラ』と訳された上で「ワ」の発音ほうが、近いのかもしれません。
北欧神話では馴染み深いワルハラ城のことを指しているようです。ここは“神々の王「オーディンの宮殿」”であり、“選ばれた戦士の魂が集う場所”とのことです。
こうした予習をしておくだけでも本作の退屈感は軽減するような気がします。(苦笑)
ワン・アイ(独眼のミケルセン)と少年アーとの関係が『ターミネーター 2』でのコナーとT-800の関係を思わせる部分もあり、残酷な巡礼譚ストーリーに在っては、“この二人の結びつき”が唯一救われるような・・・?
ミケルセンの鋭く冷たい眼差しにあって、しかもワン・アイという設定。
シーンで1度だけ、少年アーを見つめる瞬間に血の通った優しい視線を彼は送ります。ここが非常に印象に残りました。
全篇を通じ重く、暗い映像が貫き、北欧のもつ独特なカラーで覆われ、これと言った目新しい工夫、展開は見られませんが、独特の不思議な雰囲気のある作品です。
この手の作品は、観る人を選ぶ部類に入るかと思うので、感想が真っ二つに分かれる類の作品でしょう。
レフン監督という「人となりを知りたい」という思いから、その手掛かりの2作目とし『ドライヴ』に次いで観賞した次第ですので、有意義な観賞に値したと言うのが私の感想です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
見ててさっぱりわからなかったので、あらすじ読んで見たけど、やっぱりわからないです。
絵がキレイなので、ミュージックビデオで使ったら良さそう。
映画としてはオススメ出来ませんが -
だいたいにおいて、こういう意味不明な映像で攻める場合は、やっぱり宗教ですよね!かつ、仏教とかヒンドゥー教だとダメでね、キリスト教ね。定番の。暗いし。
てかこういう暗さと意味不明さ、どこで撮っても一緒よのう。日本ぽくもあり。なんで芸術は暗いのか。。
まぁでも嫌いではないのよ。妙に緊張感を出すのは音楽もあるけど、無音こそ命。無闇矢鱈に音楽入れるハリウッド系はどうしてもファンキーになるからねぇ。
というわけで、こういう雰囲気系にしては好きだったのよ。まぁぶっちゃけこんなの好みかどうかだけかもね。 -
雰囲気は好きだけど、正直、退屈しちゃった!ズシッとしたアクションものを期待したんだけどな・・・意外と小難しい感じの話だったかな~!
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[デンマーク・イギリス2009]
自宅iMac・DVDにて
1)1/20(21)27(3):22-28(4):06
2)1/21(22)26(2):46-27(3):38鑑賞。一人で観る。 -
ニコラスウィンディングレフン監督作品鑑賞2作目にチョイスした本作だったが、トレーラーを見た時の衝撃そのままに超強烈な映画だった。もちろん普通の人には絶対に薦めない…重くて痛くて惨くて凄惨で意味不明…全くなんて作品なんだ。監督のこの作品で描きたかった事って何だろう…な、
日本人の感覚とは随分と違いがあるが「地獄」というものを描きたかったのかな?かなり解釈が難しい…
この物語はただただ殺し合って、為す術のない無限の時を耐え、不毛な大地で行き場を無くす…救いなんて何処にも無い。確かに間違いなく地獄だな…だけど、この映画好きだ。完成度が高くて絵も音も演技も台詞もカッコいい〜
でも絶対に人には薦めない…そんな作品です。 -
すごい。
話の流れとか意味とかさっぱり分からない。
一体これはなんの話なんだと思いながらも最後まで見てしまう。
絵に独特の惹きつける迫力があります。
台詞も極端に少ないし。
評価できないのに惹きつけるのはすごい。 -
説明がなさ過ぎて難解すぎる。
宗教の話になると訳が分からなくなる。
日本人向きではないよなー。
映像は重たく気は滅入るが美しい。