孤立死 あなたは大丈夫ですか? (扶桑社BOOKS) [Kindle]

著者 :
  • 扶桑社
3.00
  • (1)
  • (0)
  • (2)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 11
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (211ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 人類最大にして最強の敵"めんどくさい"に勝てる大人にならなければとまた再確認。痛い話である。早く真人間になりたい!
    個人からその社会の背景に至り、そして、大家への警鐘とリスク対策まで漫画を交えサクッと読めながら将来について想うものが残る著書であった。
    孤立死の発端は個人、コミュニティに留まらず、労働環境が強く起因しているのではと感じた。一番の身近にある社会との接点であるからよりそう思う。
    働き盛りの還暦まじかの人が突然のリストラで帰属意識が希薄化し、引きこもり始めるとあったが、今やブラック企業による不健康さの方が更に酷い。働きずめで交流する場も時間も与えず、身を粉にしてまで働いても使えなくなったら使い捨てのようにクビを切り、それでいて人を信頼しろというのが難しい。また、貧困が孤立死にも起因する為に笑えない話である。
    個人もそうだが、社会が孤立し始めている印象の方が強く感じられた。本書読んで。
    あと、パソコン依存も要因の一つに挙げられていたが、これはSNSとかあるし…一概には言えないんじゃ(震え声)でも、自由を得る共に失うものもあるから不思議ではある。逆に縛り付けられているのではないだろうか。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

吉田 太一
1964年大阪生まれ。大阪市立桜宮高校の体育科の一期生。日本料理の板前を経て、運送会社に勤務。28歳で独立、引越し運送業を始め、2002年、遺品整理専門会社「キーパーズ」を設立して話題の人となる。以来、数多くの遺品整理現場に立ちあった経験から、孤立化していく生活スタイルの問題定義のた
め、DVD制作や講演活動などを行っている。2011年に映画化されたさだまさし原作『アントキノイノチ』(幻冬舎)原作のモデル。主著に『遺品整理屋は見た!』『孤立死 あなたは大丈夫ですか?』(扶桑社)、『おひとりさまでもだいじょうぶ。』(ポプラ社)『私の遺品お願いします』等多
数。


「2013年 『いつか“遺族”になる時のために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

吉田太一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×