- Amazon.co.jp ・電子書籍 (238ページ)
感想・レビュー・書評
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教育だけでなく子育てや仕事にも役立つ内容がたくさんに盛り込まれた一冊。
子どもを見る視点、叱り方や褒め方はすぐ育児に落とし込めそうです。
子どもの内発的動機付けを促すような教材の用意の仕方。用意に時間をかけて、短く教える。なるほど、と思わされる点が多い。
また、著者が「ユーモアが大事」と言うように、本の中にもたくさんの面白いエピソードが含まれており、楽しみながら読み進むことができました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
教え方の本質は「いかに教えないか」にあることを、具体的な事例に基づいて説いた本。
教えるとは、答えをすぐに提示することではありません。学習への興味を強く引きつけられるヒントやウソをちりばめつつ、学ぶ人が思考を繰り返しながら「自ら伸びようとする」姿勢を持たせることが、教えるという行為において重要なのです。そのことを本書は教えてくれます。 -
最近は専ら電子書籍読んでます。本書もそうです。
教えること、これは昨年の仕事における自分にとっての一つのテーマでした。
現在ドイツにて実習を行っております。実習でしばらく職場から離れるので、後輩にそれまでの仕事を託すため、自分の行ってきたことを教えていました。ドイツに来てから何度か進捗状況を聞いてみたのですが、特段大きなトラブルもなく順調、と言ってくれて安心しました。
ただ、本書ではタブーとされていた手取り足取り教えていたような気がして、これで良かったのか、わかりません。後輩の成長を考えながら教える、非常に難しいです。
自分は、誰がどんな風に教えても、成長する人は成長するし、しない人はしない、と思ってきましたし、自分もそのような考え方で教えを受けていました。全ての人に何らかの参考になる点があって、みんな自分の先生です。良いなと思えば真似れば良いし、良くないなと思えば、その逆をすればいい。
自分の教え方はどうでしたか、と帰国したら後輩に聞いてみようと思います。