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- / ISBN・EAN: 4988111242488
感想・レビュー・書評
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【ドタバタで非常識で突っ込みどころ満載でも、唇の端を歪めながら愉しめちゃう・・・そんなインドの底力を見せつける傑作(笑)】
さあ、今夜はお世話になってるフォロワーさんから以前、教えてもらって視聴した作品で・・・そんな今回も暴走レビューです(笑)
あはは・・・私がインド映画を紹介するってのは初めてかな・・・勿論、彼女は観てないし??
でも彼女もこのハチャメチャ具合がツボにはまりそうなので、ま、勝手にレビューしちゃっても許してくれるかなって感じで今回のレビュー作品に決定っ(笑)
そんなインド作品って寒い時期に見てもなかなかツボにはまらなくて・・・やっぱりね、インド映画って気温が高くてムシムシしてないと気分が出ないっ!!
確か、教えてもらった時期が真冬だったので当時はしっくりこず・・・でも今ならスッゴク暑いし、台風も来てて外は暴風雨でしょ??
そんな天気にピッタリの映画ってなんだろって色々考えてたら、そういえばこれがあったなって思い出して再視聴・・・だけど余りのぶっ飛び具合に再度、全身が硬直しちゃいましたっ(笑)
だってインド映画だよ??
非常識な展開と脚本、米国の超有名SF作品である”ターミネーター”や”アイ・ロボット”、”A・I”や”コマンドー”などをパクりまくった衣装や設定、そして脈絡も無くいきなり挿入される舞台であるチェンナイから遠く離れたメキシコのマチュピチュやブラジルの国立公園などでのダンスシーンなど・・・本当に突っ込みどころが満載で・・・日本や欧米の完成度の高い作品を見慣れている我々にとって、インド映画のあまりのぶっ飛び具合と節操のなさに、カルチャーショックを受けちゃう人もいるんじゃないのって余計な心配をしちゃうくらい物凄いぞっ(笑)
そんな本作の主人公は南インド西部のカルナーカタ州バンガロール出身の大スターRajinikanthさん(本名:Shivaji Rao Gaekwad、1950年生)で『ムトュ踊るマハラジャ』でも有名だから知らない人はいないよね??
そんな彼がインドで呼ばれる場合は”SuperStar Rajini”であり、全年齢の国民から絶大な人気と指示を集めている文字通り超国民的スーパースターで・・・2007年にはジャッキーチェンを超えアジアで最も高い出演料を稼ぐ俳優となり、2014年にはタミールナドウ州フィルムアワードにおいてベストアクター部門賞などの6つの賞を獲得するなど現在も精力的に活躍している、庶民の出身ながらインディアンドリームを成し遂げた最高の役者さんなのです!!
そんな彼の本名であるShivajiとは、1674年から1849年に存在した南インドのマハーラーシュトラ州、カルナータカ州、アーンドラ・プラデーシュ州、テランガーナ州を統治していたマラーター国の英雄であり初代国王の、Shivaji Bhonsle王と同じ名前であり、超有名になるべきしてなったと言える尊い名前だよね!!
でもそんなスーパースターのRajinikanthさん・・・って、英語と日本語のごちゃまぜで面倒になっちゃったからカタカナでも良いかな・・・で、ラジーニさんって俳優業の前はバンガロール交通局のバスの車掌(添乗員)をしてたんだけど、一念発起してマドラスフィルムインスティチュートに入学、そこから輝かしい俳優人生が始まり、年齢を重ねた現在でも超二枚目俳優としてインド映画界に君臨し続けているのです!!
それでラジーニさんの出身地であるバンガロールと言えばインドのシリコンバレーとまで呼ばれるインドを代表するIT産業が集約された近代都市で・・・そういえばカルナータカ州の言語であるカンナダ語での表記であるBengaluruにするって話はどうなったのかな?・・・って、関係ないよね(笑)
このラジーニさん・・・主にお隣のタミールナドウ州チェンナイで映画活動をしており、チェンナイ中が彼のポスターで一杯だったりして・・・って、ホントだよ・・・だって、海外営業職にあった頃は何度も何度も現地法人があるチェンナイに出張してたので実体験です・・・って、あ~~~っ、海外営業職に戻りたいっ(泣)
それでヒロイン役には1994年、南アフリカで開催されたミスワールドで優勝した超美人のAishwarya Rai Bachchanさん(1973年生)で・・・ローラにスッゴク似てるって思ったのは私だけ??
そんな輝かしい経歴のお二人が出演する本作は、例え理解が及ばないインド文化満載の作品であっても面白くないわけないでしょ??
インド映画ならではの想像を超えたハチャメチャ具合は完璧だし、必然性も脈絡もないストーリーもインド映画なら全て許せちゃう・・・いや、観ていくうちにもっともっと突き抜けてぇ~、って期待しちゃうのもインド映画の魅力なんだろうねっ(笑)
それで話に戻るけどロボット(アンドロイドって作中では言ってる)であるChittiを作ったVaseegaran博士ってラジーニさんの一人二役なんだよね・・・って、いきなり話してる内容を薄くしたりして・・・って、既出の皆さんの素晴らしいレビューを読めばわかるよね?・・・なので、これ以上の詳しい内容は皆さんのレビューを参照してくださいな(笑)
でもこれだけで文章を切り上げたら天邪鬼の名が廃るよね??
なので皆さんのインドへの興味を更にそそる為にブクログにて記載したインドガイドブックのレビューを追記っ(笑)
<地球の歩き方:インド編より改訂の上転記>
皆さん、大切な方から”たまには海外旅行に行ってみたいねっ”と、言われた事はありませんか??
そんな皆さんにお薦めしたいのはインドなのですが・・・経験者なら”インド”と聞いて驚いた人もいるのでは??
その理由とはインドは難しさがトップクラスだからなのだけど・・・とりあえず下記の映像を見てくださいな!!
【Youtube ”日常的な街並みの光景”】
http://www.youtube.com/watch?v=KLBZEGL-9I0
【Youtube ”道路渋滞(夜間)”】
http://www.youtube.com/watch?v=AB55ZibUhbk
まずインドに到着すると最悪の道路事情が皆さんを待ち構えています。
車線があるのに僅かでも隙間があるとクラクションを鳴らしまくる車両がどんどんと割り込んでくるのです。
なので空港からホテルに行くまでの間に接触事故に遭われる方もいるのでは??
しかしインドでは接触事故など日常茶飯事なのでよほどの大事故でもない限り、走行しながら文句を言って終わります。
そんなインドでの交通事情により、通りを走ってるほとんどの車には左側のサイドミラーがついてないぞっ??
怖くなったので総務部長に訊いてみたら、結局、一年もしたら車同士の接触事故により、壊れて取れてしまうので最初っから付けないのが一般的なんだって!!
でも社用車にはちゃんと左ミラーが付いてるよ?って指摘したら、”日本の皆さんはどんなに無駄な事でもきちんとするのが素敵ですよねっ”って、褐色の肌に白い歯を見せながらニカッて笑ってた(笑)
あはは・・・これだけでも衝撃的だけど、皆さんが乗った車は市内の至る所で信号無視を行い、渋滞を避ける為に反対車線のみならず歩道にまで乗り上げて猛スピードで走行しています。
それなのにバイクの三人乗りが普通に行われ、オートリクシャと呼ばれる三輪タクシーが飛ばしまくって、道路中が人と車とバイクでぐっちゃぐちゃっ!(笑)
それでオートリクシャ(Auto-Rickshaw)って、日本語が語源で・・・人力車が自動=オートなのでAUTO力車と呼ばれる乗り物で主にタクシーに使われてます。
タイのTUKTUKも排気量は違うけど、同じインドのBAJAJ社製の三輪車だったりして!!
そんなインドですが、実は一番危険なのが公共のバスで・・・一般的なバスの他に、後ろに客車を連結した連結バスも運行されており、一目で車体が歪んでいると分かるほどほぼ全ての車両の状態が悪く、外板が無くなってたり、ガラスも割れていたりで満身創痍といった状態の上、交差点での渋滞を避ける為、反対車線を何キロも延々と逆走する事が多々有り、現地でも厄介者と恐れられているのです!!
そんなインドでは2010年の国家犯罪統計局のデータで年間13万人以上の方が交通事故で亡くなっていますので大事故にあったら諦めて・・・って、保険をしっかりとかけておきましょう!!
では電車は?と思われるかもしれませんが・・・この映像をどうぞ!!
【Youtube ”電車の日常風景”】
http://www.youtube.com/watch?v=aYu_JvEYZTY
どうです、これを安全に乗れる自信はありますか??
よしんば乗れてもスリや恐喝、果ては強姦や殺人などの末に電車から突き落とされるなどの凶悪犯罪も起こっていますので上級者以外は止めておいた方が無難だと思いますよ??
こんな難しいインドですが、日本とは文化が全く違いますので”非日常”を満喫するには最高の国です。
早朝、盛大なクラクションの音に目が覚めたら通りに出てみてください。
ホテルの前には小さな素焼きのカップを積んだ屋台が沢山出ていると思います。
折角ですから衛生など気にしないで熱々のマサラティー(ミルクティー)を頼んでみてください。
凡そ2~8ルピー(3~10円)で素晴らしいマサラティーを飲む事が出来ますのでおススメなのです・・・でも、決して甘すぎる、香辛料の匂いと味がキツイなんて文句は言わないでね(笑)
そんな美味しい飲料を飲んだ後は現地人に習って、カップを道路に放り投げて壊してしまいましょう!!
壊す事でカップを作る人と掃除人が職を失わずに済むので人助けですよ!!
他にも沢山の屋台も出ていると思いますが、やっぱりインドと言えばカレーでしょ!!
北インド(肉食OK)ではナンと呼ばれるパンと肉入りのカレー、南インド(菜食主義)ではミールスと呼ばれる全体的に水っぽいベジタリアンカレーに蒸しご飯が付いてきます。
ご飯の横には白い液体があると思いますが、それはヨーグルトなのでご飯にかけて右手で食べてみましょう!!
食した皆さんは必ず全員が理解できない未知との遭遇に悶絶する事、間違いありませんっ(笑)
そしてご飯を食べた後はトイレですが・・・一般的なトイレは和式っぽい感じで、紙が常備されていません!!
でもよく見ると便器の横にはシャワーがついています。
そうです。
インドでは左手でお尻を拭いて、シャワーで手とお尻を綺麗に洗い流すのです・・・だから左手は不浄であり、握手も左手で行うのは厳禁なんです!!
こんな”インド人もびっくりっ”のインドには約30個ほどの世界遺産もありますので毎日が衝撃と驚きの連続です。
全て廻る事は出来ないと思いますのでお薦めの都市といえば・・・
<観光目的として>
・中級者:デリー(フマーユーン廟、クトゥブ ミナール、日帰りでタージマハル)
・上級者:チェンナイ(マハーバリプラム、大チョーラ朝寺院群)
ただデリー周辺には足や腕を故意に切断された物乞いの幼い子供達や悪質な客引きが沢山いますので、インドの日常を満喫されたい方は比較的穏やかな都市、チェンナイをお薦めしますよ!!
世界遺産の海岸寺院の駐車場で、小学生くらいの年齢の超可愛い物乞いの女の子からネックレスを買ったら案内役の現法インド人部長から窘められた・・・むうでした!!
<追記>
因みにインドでは国民を生まれで差別するカースト制度が1970年代に禁止されるまであったけど・・・今でも出身階層で差別すされることも多いのでファーストネームはフルで、ファミリーネームはイニシャルで明かさないってのが法律で定められてます・・・って、どんだけ酷かったのって話だよね(驚っ)
あっ、ついでにもう一つ・・・チェンナイって元々はマドラスって呼ばれてた風光明媚な南インド東海岸に属する中核都市ですよ~!!それでチェンナイ産の魚介類はインド中に広く出荷されてて・・・遠いデリーで食べる魚もチェンナイ産が殆どだったりして??
それで食材ついでに牛肉とアルコールの事を!!普通のホテルでステーキを頼むと特別に頼まない限り、水牛の肉がメインで硬いし、ぼそぼそだし??中には病気で死んだ肉を提供することもあるので食事はまともな所でしましょ!!
それとアルコールはインドはヒンズー教がメインなので法律で禁止されてて・・・提供してる場所は外国人が利用する宿泊施設のみ・・・要はホテルね・・・それで小売店では売られてなくて・・・こっそりと店員に頼むと店の裏に回されてそこで隠れて渡されるほど!!チェンナイ唯一の日本食レストランは宿泊施設を持たないでビールを提供していた為、警察の摘発を受けて営業停止を食らった事があったり??いやぁ~、ホントにインドって面白い!!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
インド映画、ドンドン観てるけど、本当に色々だ。別にインド映画じゃなくてもありそうなストーリー。ロボット作って、感情も入れたら、ロボットが博士の恋人に惚れてしまい、博士の恩師嫉妬絡みの改造で、ロボットが欲しいもの全てを手に入れても構わないと認識し、暴走していく。自身で自分のコピーを作り、マグネットでの合体攻撃は圧巻。
でも、インド映画じゃなくてもいい内容だった。むしろダンスがついてくるもんだからなんだかなぁという感じ。
「ムトゥ踊るマハラジャ」のラジニカーントがバジー博士とチッティロボットの一人二役。 -
私はそれほどラジニファンではないのですが、娯楽作としてよくできていると感じました。
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【コメント】
すごく面白かった!
物語りの中に挟まれる歌や踊りがよいなw
インド映画ってみんなそうなのかな?
歌に踊り、重力を無視したありえないアクション、
それにユーモアもある。ホントに娯楽映画って感じ。
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ラジニカーントは「ムトゥの踊るマハラジャ」をみてから好き。
【内容】
感情までもってしまったロボットが、恋をし思いがとまらなくなって
しまう話し。そして悪の回路を組み込まれてしまってからは暴走
してしまう。。。
警察とカーチェイスを演じ、軍隊とも戦闘がはじまってしまう。 -
別途
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「踊るマハラジャ」のラジニカーント、最盛期は過ぎたもののいまだ美貌のアイシュワリヤ・ラーイによるインド発ロボット映画。
日本でも5月に公開が決まったようです。
Ashok同様、よくもここまでエンタテインメントに徹しきれるものだと感心します。
3時間があっというま。 -
もはや元々のロボットの数とか意味とか無視して遊んでてわろろん。しかし全体の時間の割にはやや単調な展開かなと思います。どういうとこかというと、悪い恩師が裁きを受けるのが案外早く、そっからロボットの天下が長く、何かひっくり返る展開があるかもという期待がない状態で、ただアクションを見るしかない、という時間が続いてしまっていたなと思います。最後の懺悔?は深さ皆無でも理由無しに泣けますが、それはラジニカーントのこういうときの表情が良さですね。スーパースター。
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ボリウッド映画。らしい、歌とダンスが作品の彩りを加えて、ユニーク。高性能ロボットが感情を持ったら、からの展開が凄まじく、呆気にとられながら。ロボットを製作した教授の彼女に恋心を抱き、ダンスやプレゼントを渡すあたりは健気でいい。いろいろと耐えられなくなった教授は自らの手でロボットを破壊してしまう。これは罪、だよなあ…と真面目に見るものでもないけれども、物悲しい気持ちになる。それからの人命の軽さには驚くけれど、あの中で生き残る教授はすごい。彼女役の方が美しかった。
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前から観たいと思っていたボリウッド映画。公開当時はダイジェストシーンがYouTubeなどにUPされ、かなりの話題になった。が、2時間を超える本編を観ても期待を裏切られることなく、そのダイジェスト版のテンションがずーっとキープされる。分かりやす過ぎるストーリーに、これでもかと歌と踊りとCGがてんこ盛り。同じラジーニ・カント主演の『踊るマハラジャ』を観たときの衝撃がよみがえる。ちゃちいCGも含めて愛すべき一作。☆4