別離 [DVD]

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監督 : アスガー・ファルハディ 
出演 : レイラ・ハタミ  ペイマン・モアディ  シャハブ・ホセイニ  サレー・バヤト  サリナ・ファルハディ 
  • Happinet(SB)(D) (2012年12月4日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953032149

別離 [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • テヘランに暮らす夫婦ナデルとシミン。
    妻のシミンは娘の将来を考え海外への移住を計画して
    いた。しかし、準備が迫る中夫のナデルはアルツハイ
    マー病の父を残しては行けない言い出す。
    夫婦の意見は平行線を辿り、ついには裁判所に離婚を
    申請する事態となってしまう。
    だが離婚は簡単に認められずシミンは家を出てしばら
    く別居することにする。
    一方ナデルは父の介護のためラジーという家政婦を雇
    う。一組の夫婦のすれ違いが思わぬ事態に発展してい
    く様子を、伝統と近代化の狭間でゆれるイランの社会
    事情を背景にスリリングに描き出したヒューマンドラ
    マです。この作品も色々考えさせられた興味深い映画
    でした。

  • ★~ 行政の立ち遅れに亜然 ~★

    これはある意味イランのカミングアウトでしょうかね

    正直、登場人物みんなの苛立ちが伝染し疲弊しました
    こんな疲れる映画もめずらしい

    一気に背負わせられたあたしの怒りは政府の
    行政の遅れに苛立ちました

    大体、福祉支援制度がなってないからこうなる
    認知症は世界共通の老人問題

    お手伝いさんとヘルパーでは大違い
    在宅支援事業所から派遣される
    ヘルパーを雇えばこんなことは起きない
    責任は事業所がとる

    体の具合が悪いから認知症の老人を
    縛って出掛けるのは明らかに虐待である

    お手伝いさんが妊娠していたか否かの問題
    雇い主に報告する義務がある

    この作品の被害者は
    認知症のおじいちゃんと双方の子供

    問題を抱えた各々の家庭の悲劇
    ヒジョーにストレスを受ける受ける作品でした

    2011年の映画なので古くはないだけに
    本当にイランの行政はこんなんですか?
    と疑いたい

    両親離婚後の娘の選択は・・・

    あたしだったら全寮制の寄宿学校を選び
    クールダウンのちその後を判断したい

    願わくば

    よくできているが疲れます作品

  • 今、中東で起こっている紛争と一緒にしていいのかわからないが
    息の詰まるような同様の閉塞感を感じる物語でした。

    愛する子供をめぐる争い。
    教育環境をめぐる夫婦の争い。
    流産に至る事件に係わる係争。
    そして宗教、メンツ・・・。
    全ての要素を成り立たせる答えなどない。
    特に宗教に妥協を求めるのは厳しい。

    そしてその中に「嘘」も混じっていると成れば
    人知で解決に至るは無理。

    この映画でも最後のあの示談が成り立てば
    もしかすれば二つの家族の抱える多くの問題において
    不幸を回避できただろうに。
    見えない神への畏怖の念が全てを水の泡に・・・。

    結末の行く末をふせたのは
    どんな選択をしようともそこに幸せはないことが
    自明のことであったからだと思います。
    あえて、というより言わずもがなということでしょう。

    人々がこしらえた「幸せのため」への手段、存在について
    疑問を抱かずにはいられない。
    人を幸せにするよりもはるかに多くの
    不幸を生んでいるとしか思えないから。

  • 親の介護をきっかけに家族が壊れていく。シナリオと演技が秀逸で、最後まで目が離せない。傑作でしょう。イランの人々の暮らしや生のイスラム教を垣間見させてくれる。多くの人に見てもらいたいと思える作品です。

  • 私の感覚では、この夫婦は初めから破綻しているように感じたから進んでゆく溝とか荒れ方とか問題の起き方とかはそれほど驚かない。
    とはいえものすごい事件があるわけでもないのに、目が離せない緊張感が続くのはすごい。

    エンドロールが流れ始める間際からの破壊力がすごい。

  • イラン映画。ある夫婦の離婚申し立てから始まる
    1つの事件

    互いに自分の家庭を守る為に嘘をつく。
    けれど離れ行く家族を繋ぎ止める事は出来ない。
    子役の2人の抑えた演技と目に力があって
    戸惑いや憎しみを感じた。
    イスラム教を背景に認知症の老人の介護を
    既婚者のヘルパーがどの位なら手を貸すことが出来るのかと宗教関係者に電話で問いかけるシーンが印象的。
    ハッピーエンドには安易に持っていかない最後がリアリティがあって良かった。
    ペルシア語の響きが耳に心地よい。

  • 2014.02.16(自宅)

  • 大人は勝手だけど、それが大人でもある。

    素晴らしい映画でした。

  • 「はじまりは、愛するものを守るための些細な“嘘”だったー」


    イラン人夫婦に訪れる危機を軸に、人間の複雑な心理と共に社会問題をも浮き彫りにし、ベルリン国際映画祭金熊賞などを受賞した人間ドラマ。

    『彼女が消えた浜辺』のイラン映画界の異才、アスガー・ファルハディがメガホンを取り、濃密ながら壊れやすい家族の関係を繊細に映し出す。娘のために外国への移住を決断する妻をレイラ・ハタミが、父親の介護のためにイランに残りたい夫をペイマン・モアディが好演。波乱含みの様相にさらなる秘密とうそが絡み合い、スリリングに転がっていく展開に心を奪われる。



     ナデル(ペイマン・モアディ)とシミン(レイラ・ハタミ)は結婚14年の夫婦。間もなく11歳になる娘テルメー(サリナ・ファルハディ)とナデルの父の4人で、テヘランのアパートで暮らしている。娘の将来を案じたシミンは国外移住を計画し、1年半かけて許可を得たものの、ナデルの父がアルツハイマー病を患ったことが誤算となる。介護の必要な父を残して国を出ることはできないと主張するナデルと、たとえ離婚してでも国外移住を希望するシミンは対立。話し合いは裁判所に持ち込まれるが、離婚は認めても娘の国外移住は認めないと、ナデルが譲らなかったため、協議は物別れに。これを機にシミンは、しばらく実家で過ごすこととなる。
     そこで、家の掃除と父の介護のために、ラジエー(サレー・バヤト)という女性を雇うナデル。しかし、男性の体に触れることは罪ではないかと心配する敬虔なイスラム教信者のラジエーは、ナデルの父が失禁する場面を目にして激しく動揺。また別の日には、彼女が目を離した隙に、父がふらふら出て行ってしまうことも。そんなある日、ナデルとテルメーが帰宅するとラジエーの姿はなく、ベッドに手を縛りつけられた父が倒れ、気絶しているところを発見。ラジエーはほどなくして戻ってくるが、頭に血が上ったナデルは事情も聞かず、彼女を手荒く追い出す。
     その晩、ラジエーが病院に入院したことを知ったナデルは、シミンと一緒に様子を見に行き、彼女が流産したことを聞かされる。これにより、ナデルは19週目の胎児を殺した“殺人罪”で告訴されてしまう。ナデルはラジエーの妊娠を知っていて突き飛ばしたのか……?だとしたら、それは流産するほど強かったのか……?
     一方、ナデルもラジエーが父に行った行為に関して彼女を告訴。裁判は次第に多くの人々を巻き込み、それぞれの思いが交錯、複雑に絡み合ってゆく……。
     運命に翻弄されてゆく2組の家族。彼らが辿り着いた結末とは……。

  • 圧巻。アカデミー賞作品なのも納得。映画評論なんてできないけど、素人でも「見応えがある」と思える作品だった。終わり方はよくわからないけど、演技とストーリーの展開はすごい良かったです。

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