- Amazon.co.jp ・電子書籍 (367ページ)
作品紹介・あらすじ
泥棒を生業とする男は新たなカモを物色する。父に自殺された青年は神に憧れる。女性カウンセラーは不倫相手との再婚を企む。職を失い家族に見捨てられた男は野良犬を拾う。幕間には歩くバラバラ死体登場-。並走する四つの物語、交錯する十以上の人生、その果てに待つ意外な未来。不思議な人物、機知に富む会話、先の読めない展開。巧緻な騙し絵のごとき現代の寓話の幕が、今あがる。
感想・レビュー・書評
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最初は5つの物語がバラバラに進行していくので混乱しますが、最後にその全てがつながっていくのが見事!
ゆっくり読むと前の話を思い出せないので一気に読む方が良いかも。
オススメです♪詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
場所も時系列もバラバラのストーリーが
カチッとはまっていく瞬間がたまらない。
バラバラ殺人に謎のカリスマを崇める宗教、
拳銃と犬を手に入れたリストラ中年男性、
泥棒のくせになんかいつも的確でいい事言う男、
浮気相手と嫁を殺そうとしてる頼りないサッカー選手、
金でなんでも買える肌ピチピチの画商おじさん、
膀胱炎で腎盂腎炎を気にする高飛車な精神科医の女、
とにかく今回も登場人物がみんな魅力的だし
どこか自分と重なったりする人がいるのも面白い。
この面白さは読まないと伝わらない! -
「人生については誰もがアマチュアなんだ」
神に憧れる男
リストラ中年
膀胱炎の不倫女
聞き上手な泥棒
画商が買った女
人生に初級も上級もない。
神様が掻き混ぜる運命のレシピ。
手厳しいけど、矜持は捨てるな。
きっと、犬くらいは見ててくれてる。 -
読む手が止まらなかった!さすがやなあ
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伊坂ワールドだね。サクサク読めた。
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高橋の存在が気になる
伊坂幸太郎らしい作品 -
本棚の奥から引っ張り出して再読。
CDウォークマンやらアイテムは古くなったけど、ストーリーは古びれない。
最後のパズルのピースがはまっていく様はいつ読んでも爽快だ。 -
何気ないセリフの中にハッとさせられる深いものがあった。 読みやすいが期待は超えなかった。