ロジカル・シンキング Best solution [Kindle]

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  • 伝えるとは何か。
    伝わっている状態とは何か。
    ロジカルに伝えるための技術がまとめられている

  • 頭スッキリ納得理解

  • 論理思考における説明と実践が記載され、基礎基本をマスターするに適した1冊。何度も読み返し、自力でスタディすることでロジカルに考える力を養うことができる。

  • 課題に対して論理的に結論を出す方法を体系的に説明した一冊。
    自分自身、論理的思考が苦手だと自負しているので非常に参考になる本だった。

    【生活に活かす】
    ・本書の内容を一眼でわかるような資料を作り、いつでも見れて参照できる場所に保存しておく。
    ・普段から人に説明するときにはロジカルシンキングで構成する。
    ・要するにどういうこと?なぜそうなった?を自問自答
    ・わからなくなったら実本および自作の資料を参照して考え方を馴染ませる。
    ・いちいち書いて整理しなくても頭の中で構成できるくらい馴染ませたい。

    【内容要約】
    ○メッセージの定義
    A答えるべき課題が明快である
    B必要な要素を満たした答えがある
    C相手に期待する反応が明らかである

    ○論理的思考の手順

    ①課題を確認する→A
    ②期待する反応を確認する→C
    ③事実をMECEにな切り口で整理する
    ④横軸にMECEに縦軸にSo What、Why Soに論理を構成し結論を組み立てる
    ⑤MECEな事実が結論に向かってSo What、Why Soの関係になっているか確認する


    ①課題を確認する→A
    テーマの認識齟齬は往々にしておこる。
    また、検討するうちに課題と違った答えを出してしまう場合があるのでしっかり確認する。
    説明する前に、課題は何だったかと確認する癖をつける

    ②期待する反応を確認する→C
    伝えることは手段であり目的ではない。相手に反応を取ってもらうことが最終目的である。
    期待する反応は主に3つ
    ・相手に理解してもらう
    ・相手に意見や助言をフィードバックしてもらう
    ・相手に行動してもらう

    ③〜
    この二つを確認してから何を言えば答えになるのか→Bの中身を考える

    ○課題に対する答えがあるかないかのチェックポイント
    ・課題に対して伝え手がどのようなアクションを取るべきだと言っているのかが、YESかNOか、どのような意見を言っているのかがクリアである
    ・その結論に至った根拠に納得感がある
    ・結論がアクションの場合には具体的なやり方が示されているか
     →自分がそのアクションを部下に指示する場合具体的に方法を示せるか

    ○答えの要素をは3つ 結論・根拠・方法

    ○説得力のない答えに共通する欠陥
    ・話の明らかな重複、漏れ、ずれ
    ・話の飛び

    ○欠陥を無くす技術1 MECE
    重複、漏れ、ずれをなくす技術
    全体集合を漏れも重なりもない部分集合に分ける。
    全体集合と部分集合を明示するととで分かりやすい説明になる。

    △MECEの切り口
    ・MECE切り口の例1 3C・4C
    カスタマー 顧客
    コンペティター 競合
    カンパニー 自社
    チャネル チャネル
    →事業や企業、業界全体を全体集合とした時。
     事業や企業の現状分析に使える

    ・MECE切り口の例2 4P
    プロダクト 商品
    プライス 値段
    プレイス チャネル
    プロモーション 訴求方法
    →ある顧客を設定した時、その顧客に対してどのような商品をどのように販売するのかに用いる。
     ターゲット顧客を一貫している必要がある。

    ・MECE切り口の例3 流れ
    物事を起点から終点に至るまでの流れやステップに分ける
    ビジネスシステム
    バリューデリバリーチェーン

    ・MECE切り口の例4
    効率と効果
    質と量
    事実と判断

    △MECEのグルーピング手順
    1手持ちのネタを洗い出す
    2MECEの切り口で並べ替える
    3タイトルをつける
    4付けられないと時は種類の違うものが混ざっている可能性が高いので整理し直すか切り口を変える
    5全体を眺めて漏れや重複やずれがないか確かめる

    ○欠陥を無くす技術2 So What ・Why So
    話の飛びを無くす技術
    So What それが何なの?
    Why So なんでそうなる?
    要するにどういうことか?事実と結論の間にある。
    これを習慣づけて身につける

    △二種類のSo What ・Why So
    ・観察
    ある情報からそれが示す事実の要点を抽出する
    ・洞察
    ある情報からそれとは違う種類の情報を引き出す
    一見突飛なアイディアに見える場合があるので飛びなく説明できる必要がある。

    ○二つの技術を生かして論理構成する
    縦軸にSo What ・Why So
    横軸にMECE

    △縦軸どこまで階層化するか
    結論を出したときに相手がどこまでWhy Soと聞いてくるかを想定し、質問に答えられるだけの階層を用意する。
    多すぎても少なすぎてもいけない。

    △横軸いくつに分解するか
    多くて4、5
    MECEだとしても多すぎるとわかりにくい
    多くなった場合はさらに下の階層にまとめていく

    ○論理をマスターする
    △並列型
    事実を並列して結論を導く
    並列型の説得力の源泉は根拠や方法がMECEに展開される点にある。
    ・根拠の並列
    ・方法の並列

    △解説型
    事実に対してどんな判断基準でもってどんな判断内容を出したか。を結論にたいしてのMECEとする
    事実はさらにMECEに分かれていく
    ・結論のアクションを実現する方法が複数ある場合になぜこの方法が良いかの妥当性を訴求したいときに使う。
    ・客観的根拠と主観を分けて説明できる。
    ・なぜこの根拠に至ったのか自分の考えを相手に示せる。

    ○2つの課題に答えるとき
    2つの課題に答える、すなわち2つの結論が出る場合。
    課題が「どう対処すべきか」「具体的にどのようなやり方で進めるのか」という2つの場合に、4つのアプローチがある。

    △並列型+並列型
    ・伝え手の答えの全体像を示すことができる。
    ・But相手と議論しなければならない場合に不向き
    ・なぜその結論に至ったかのプロセスが不明瞭

    △解説型+並列型
    ・全体的な方向性について自分の答えの妥当性を主張して説得する場合
    ・具体的な方法については全体像を端的に伝える

    △並列型+解説型
    ・全体的な方向性については確認のみで良い
    ・具体的にどの方法を選ぶかが最重要課題の場合

    △解説型+解説型
    ・伝えての考え方をじっくり聞きたい場合にはOK
    ・重量級のコミュニケーションになるので消化不良に陥り、納得感がなくなるリスクがあるので要注意
    →二つの課題に答える必要があるかどうか検討する必要がある。
     事によっては2回に分けて別々で説明する検討を

  • 一年目に買ってちゃんと読まないまま本棚に眠っていた。課題、解決法、その解決法を補強する材料の並列型列挙と解説型列挙、MECE、So What?/Why So?を駆使して、論理構成を組み上げる方法が記されている。その思考法を身につけるための訓練材料として、例題が多く設けられているの点が良かった。自分の思考パターンとして身につけるため、身の回りの問題にもこのフレームワークを適用して考えるクセをつけたい。

  • So what ?とwhy so?
    MECE
    並列型と解説型
    ロジカルシンキングの基本が学べた

  • ■読む目的
    短時間で課題を解決できる様になりたい。
    仕事の中で課題に直面し、「どうして良いか分からない」という状況に陥った際に、状況を整理して取るべき行動を明確化する能力・速度を高めたい。
    
    
    ■筆者情報
    照屋 華子
    東京大学文学部社会学科卒業。(株)伊勢丹広報担当を経て、マッキンゼー・アンド・カンパニーでコンサルティング・レポート等の論理構成・日本語表現にアドバイスをするエディティング、ならびにコンサルタントやクライアント対象のロジカル・コミュニケーションのトレーニングを企画・実施。
    現在は独立し、組織におけるロジカル・コミュニケーションのスキル定着のためのサポートやエディティングの提供とともに、論理思考やロジカル・コミュニケーションに関する企業研修を多数企画・実施している。また、ビジネス・ブレークスルー大学大学院教授、首都大学東京大学院社会科学研究科経営学専攻非常勤講師を務めている。
    
    ■要約
    ビジネスにおいて、コミュニケーションを取るときは①答えるべき課題、②会話後に期待する相手のアクション を明確化してから。
    課題解決に向けて人と話す時には、相手に納得感を持って自分の想定するレスポンスを引き出す必要がある。そのためには結論、根拠、解決方法を明確に伝える必要が有る。
    その為に必要な情報の整理をしたうえで、論理の構築と伝達が大切なのである。
    
    情報整理には①MECE、②観察(ファクトに沿う)と洞察(課題に沿う)のSo What/Why Soの思考が肝要である。
    論理構築には③判断理由を示す解説型と④物事を同次元で並べて示す並行型が存在し、この2つを組み合わせる事で説得力のある論理構築が可能となる。

  • ◎こころ:倫理あっての論理、論理あっての物語。論理がすべてではないけれど、自分の整理と伝わりやすいコミュニケーションため、ロジカルシンキングを1つの筋トレとしてやっておいても損はない。
    ○ツボ:ロジカル・シンキングはロジカルに考えるだけでなく、目的を達するためにインパクトを与えたい相手の身になって、理解しやすいように共通言語を設定したうえでコミュニケーションすること。まずは、MECE(漏れなくダブリなく)のマスターから。
    ☆問い:自分の研究テーマをロジカルシンキングを使って、他の人に説明してみよう。

  • 1.相手に伝える
    (1)伝えるべきメッセージ
    ①課題(テーマ)
    ②回答
    ③相手に期待すること
    (2)回答の要素
    ①結論
    ②根拠
    ③方法
    2.論理構成
    (1)論理パターン
    ①並列型
    ②解説型
    (2)留意点
    ①縦:So What?/Why So?
    ②横:MECE

  • ロジカルシンキングとは、
    ・テーマが明確であること
    ・テーマに対する答えが明確であること
    ・相手に求める反応を定めること
    この3つが必要

    ロジカルシンキングを行う際は、重複・漏れ・抜けがあってはいけない
    これらを防ぐ術として
    ・MECE
    ・So what?/ Why so?
    これらが有効的

    MECEでグルーピングを行い、切り口を見つける
    物事に対して、結局はとうゆうことか?なぜそう言えるのか?
    この問いかけを行いロジックを展開する

    MECEは横方向にロジックを展開でき、
    So what/Why soは縦方向にロジックを展開することができる

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著者プロフィール

照屋 華子(テルヤ ハナコ)
コミュニケーション・スペシャリスト
コミュニケーション・スペシャリスト。企業におけるロジカル・コミュニケーション定着のためのサポート提供とともに、論理思考やロジカル・コミュニケーションに関する研修を多数企画・実施している。ビジネス・ブレークスルー大学大学院教授(経営学研究科経営管理専攻経営管理コースで卒業研究担当)、首都大学東京大学院非常勤講師(経営学研究科経営学専攻経営学プログラムでロジカル・ライティング担当)。東京大学文学部社会学科卒業後、株式会社伊勢丹(当時)広報担当を経て、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社。同社でコンサルティングレポート等の論理構成・日本語表現にアドバイスをするエディティング、コンサルタントや顧客企業対象の論理構成に関するトレーニングに携わった後、独立、現在に至る。著書の『ロジカル・シンキング』(共著)と『ロジカル・ライティング』(ともに東洋経済新報社)はロングセラーとなっている

「2018年 『ロジカル・シンキング練習帳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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