どこまでやったらクビになるか―サラリーマンのための労働法入門―(新潮新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 過激な内容を期待したが、地に足ついた現実的なラインでのクビになるかどうかの本。

    不倫、経費流用、ブログ、等
    どこまでやったらクビになるあるいは休職になるのか最低ラインが記載されていて参考になった。

    想像以上に日系企業は労働者に優しい印象を持った。

    過激な話ではなく、刺激が薄いため⭐️4

  • 職務専念義務とは、社員が仕事をするときに求められる義務で、法律に規定があるわけではありませんが、労働契約というものの性質上、当然に課されるものと考えられています。

    権限というのは魔物であり、よほど自分を律する力のある人でなければ、「逸脱」や「濫用」の誘惑にかられてしまうのではないでしょうか。

    私は、日本社会は、転勤にいささか寛大すぎるのではないかと思っています。

    解雇の脅威を振りかざして仕事をさせるというような会社は、少なくとも日本の優良会社にはまずないでしょう。そんな会社なら優秀な社員はとっとと辞めていくでしょう。

    会社が適切な教育訓練をほどこせば改善の見込みがあるという場合には、まずはそうすべきなのであり、会社は解雇を回避するための努力を尽くすべきだとされているのです。

    女性が不快感をもてば即セクハラになるというのは間違いです。

    正義を国家権力によってエンフォースするのは、本当は最後の手段であるべきです。

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著者プロフィール

1963年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了(博士[法学])。神戸大学法学部助教授を経て,現在,神戸大学大学院法学研究科教授。主な著書に,『君は雇用社会を生き延びられるか』(明石書店),『人事労働法』『AI時代の働き方と法』『雇用社会の25の疑問』(以上,弘文堂),『デジタル変革後の「労働」と「法」』(日本法令),『労働時間制度改革』『非正社員改革』(以上,中央経済社),『労働法で人事に新風を』(商事法務),『経営者のための労働組合法教室』(経団連出版会),『会社員が消える』(文藝春秋),『君の働き方に未来はあるか』(光文社)等。

「2021年 『誰のためのテレワーク?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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