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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (188ページ)
感想・レビュー・書評
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著者は京都大学在学中に三島由紀夫が作った民兵組織「盾の會」に入隊し、会での三島由紀夫を間近に見ていた。三島先生の巷でよく評されるものでは無く、当時の真実の考えや行動がとてもよく分かる本である。なかでも興味深いのは、日本のいわゆる保守派に対する言葉で、「彼らにとっての体制はアメリカなんだ。日本のナショナリストの悲劇だよ、あれは」。産経新聞に出ているような保守派は三島先生のことを大好きだと思うが、彼がむしろ心情的には左翼過激派の側にシンパシーを感じていたことを知らないか、見ていないことにしているのであろう。ここに保守派の限界があるのではないか。
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