本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (15ページ)
感想・レビュー・書評
-
前作「不動心」では、
イチローに対する意識を強く感じた。
ワールド・ベースボール・クラシックに、
イチローは出場し、松井秀喜は出場しなかった。
その際の報道が念頭にあったのかもしれない。
対して本書では、
ニューヨーク・ヤンキースへの意識が目立つ。
2009年、ヤンキースは9年ぶりに
ワールドシリーズを制覇。
松井秀喜はシリーズMVPを獲得するも、
同年、エンゼルス・オブ・アナハイムに
移籍することとなる。
大きな功労にもかかわらず、
ヤンキースの評価は希望と乖離があった。
本来なら泣き言や
愚痴のひとつも言いたいところだろう。
松井秀喜はそれをしない。
静かに自らを見つめ、ていねいに相手の立場を慮る。
この真摯な姿勢こそが、
松井秀喜を松井秀喜たらしめているのだと思う。
変えられないものと変えられるものを分け、
変えられないものは受け容れ、
変えられるものに専念する。
食べ物に気を遣う。
美味しいものを食べて、リラックスする。
細かい事にこだわらず、大らかにゆったり構える。
何だかいいなあ。
いつの日か日本球界でユニフォームを着て欲しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示
全1件中 1 - 1件を表示