不動心(新潮新書) [Kindle]

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  • 松井秀喜さんの穏やかな心持ちに共感しました。

  • 松井秀喜という人は不思議だ。
    巨人軍の4番として、
    紳士然としたと雰囲気を醸し出す一方、
    庶民的な親しみやすさもある。
    自分のこだわりを守っても、
    他者に対して閉じている感じはない。
    難解な言葉で相手を煙に巻いたり、
    見下すようなことをしない。
    面白みに欠けると思われようが、
    平易な言葉でていねいに話す。

    同じ時期に大リーグで活躍したこともあり、
    一歳年上のイチローとはよく比較されるようだ。
    イチローについての言及が何か所か登場する。
    なかなか本音が言えない中
    (立場的にも自身のポリシー的にも)、
    ギリギリまで踏み込んだ発言だ。
    イチローと松井秀喜は、
    根本的なところで違っていると感じさせる。

    どちらが好きかは人によって違うだろうし、
    この部分はイチローだけれど、
    ここは松井秀喜の考え方が好きだ
    なんてのもあるだろう。
    もちろん歩んだ道、拠り所となる思考は違っても、
    ともに成功を勝ち取った両雄。
    両者の良いところを学べばいい。

    広く深く、動じない心を持ちたい。
    内心が揺れ動いても、平常心を心掛けたい。
    周囲に流されず、静かに自分を保ちたい。

  • 大リーグでも活躍した松井選手の人生観。

    「自分でコントロールできないこと(人が自分をどう思っているかとか)を気にするのではなく、自分の今できることを全力でやること。どうせこんなのできないと”腐る”ことも、過剰な自負心をもって奢ってしまうのも、ともに未来にマイナス」

    「生きる力とは、成功を続ける力ではなく、失敗や困難を乗り越える力」

    「(大リーグに行くか巨人に残るか悩んだ時に)最後は自分にお前の本心はどうなんだ?と聞いた」

  • 「僕の目標は162試合すべて同じ状態で臨むこと」と松井は言う。

  • ○困難に直面したときは自分にできることを自問する。
    ○何が幸せ不幸かは表面的な現象だけでは分からない。
    ○コントロールできないこととできることを分ける。できないことは気にせず,できることを精一杯やる。
    ○努力できることが才能である。
    ○心が変われば,行動,習慣,人格,運命が変わる。
    ○スランプに陥っても自分の根幹は変えないよう鍛えておく。
    ○一流になれるかどうかの最大のポイントは才能よりもそうなりたいという欲がどれだけ強いか。
    ○怒りは無謀をもって始まり後悔をもって終わる。

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