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感想・レビュー・書評
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「先生からは(...)人間の心の中の真なるものと偽なるものとを見分け、そうして真なるものを愛し偽なるものを憎むべき事を教えられた」。(Kindle Locations 200-202). 偽を許してしまっているから嘘をつく醜く愚かな人達が蔓延っているのでしょう. (スキマ時間にSNSを見ずに青空文庫の読書に当てることを試しています.)
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夏目漱石が門下生に本当に心から慕われていたことが伝わってくる。メリーゴーランドに乗せられた場面を想像すると笑えてくるけれど。作家としてだけでなく、人として魅力的だったんだろうなあ。
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文章も、登場人物も兎に角上品さを感じる。
そして現代ではもう実現しないような不便さからくる交遊のおおらかさ。
ノスタルジックな空気に浸れると同時に、その昔の教養レベルの高さを感じずにはいられない。
日本文学の巨人と日本物理学の巨人が師弟関係って何度考えても凄い。そういった知性の土壌が当時の日本にはあったと思わざるを得ないし、翻って今はどうなんだろう?ちょっと考えたくないかもしれんですな。
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