本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (47ページ)
感想・レビュー・書評
-
国家権力の象徴の一つといえる監獄というと、おどろおどろしいイメージをもってしまうが(大杉の最期を思うと余計)、本書はそんなことは殆ど書かれていない。大杉にとってそこは"学校"であり、第二の"家"といえる。
そればかりではなく、読んでみてとてもおもしろかった。出獄してもっと活躍したいとか、勉強したいとか書いてあるところも勿論あるけど、腹が空きすぎてお菓子をたらふく食べている夢を見て、そんな自分を「凡夫」だと嘆いてみたり、隣の部屋にいる仲間と話すため、壁に小さな穴を空けコミュニケーションをとろうとするくだりは大爆笑もの。まるでコントだ。
大杉はアナーキストで向こう見ずな人かと思っていたが、イメージが変わった。とても素直な人だと思う。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この当時の社会主義系の人だから重い内容かと覚悟して読んだが、結構軽めでおもしろい。
全2件中 1 - 2件を表示