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感想・レビュー・書評
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ずいぶん昔に一度読んだものを友人との会話をきっかけに再読。おんなについては墨絵のようにもっとうっすらと輪郭をぼやかして描くのでよかったのではないか。残酷童話風にディテイルを書きこみ過ぎているのがちょっとあざとくて余分に感じた。山賊のキャラクターや桜の森、山、都といった舞台はおもしろく、花冷えに似たひんやりとした後味の残る話だった。
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独特の雰囲気、ラストにゾクッとした
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粗暴、孤独、畏怖、淫猥、美貌、死、人、無限、そういうのが渾然一体となって桜の花吹雪に包み込まれるような感覚が得られる読書だった。
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坂口安吾 氏の作品は、以前にも読みかけたことがあるが句読点が少なく読みにくい文体である印象が強い。御多分に漏れず、やっぱり読みにくい。シュールな作品だと思う。
何ともおどろおどろしい作品、という印象しか残っていない。「新釈・走れメロス他四篇」のために元ネタとして読んだ。 -
人生ですなぁ。確信がない夢みたいで、背反するものの間で揺れてるだけの存在なのね、人間は。
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人間の欲望の果てがおどろおどろしい表現で描かれ、背筋が凍った。男女が一心同体になっていく過程に見入ってしまった。今夜は眠れそうにない…
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恐かった。
そして美しい女というだけで男性はここまで騙されるのかと、そういうのも恐かった。
桜の木というのはとても神秘的だ。 -
森見登美彦「新釈走れメロス」を読んだので読んでみた。初めての坂口安吾。