グスコーブドリの伝記 [DVD]

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監督 : 杉井ギザブロー 
出演 : 小栗旬  忽那汐里  佐々木蔵之助 
  • バンダイビジュアル (2013年1月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4934569644633

グスコーブドリの伝記 [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • これはダメです。

    宮澤賢治「グスコーブドリの伝記」にある現実の厳しさ、何かを得るためには何かを捨てなければならない覚悟を、オブラートに包みこみすぎてありきたりのかわいいアニメにしすぎてしまっている。

    原作では妹と再会したからこそ自身を犠牲にする覚悟を持った。
    そのくだりもない。
    妹は餓死しちゃったことになってる...(ですよね?)

    「銀河鉄道の夜」に続いての猫化はかわいいです。
    原作を知らないで本作品を観ると、「グスコーブドリの伝記」は心に残らない、何も残さない作品になっちゃうだろうな...という残念感たっぷりでした。

  • 宮沢賢治氏の作品で『銀河鉄道の夜』に続いてのアニメ化。主人公が猫という事が、宮沢氏の独特の世界観と見事に溶け込んでいます。宮沢氏の言葉遊び、物語の展開を良い意味でも悪い意味でも汲んだ作品であると思います。
    映像は大変美しく、特に世界観や風景描写や演出は見事と言う他ありません。
    宮沢氏の独特過ぎて付いて行けない感が誇張されてしまい、さらに表情演出及び声優の演技力不足が感じられ、観客にキャラクターの感情が共感し難くなっているとおもいます。
    映像美ばかりが心に残ってしまいそうで、少々残念な作品でした。

  • 映画「銀河鉄道の夜」の素晴らしさと比べてしまうのは仕方ないが。

    基本は原作に忠実、そして「ネネム」や映画「銀河鉄道の夜」からの要素をちょこちょこと拝借しているところも、まあそういうものだ。

    しかし細部の違いが原作の意味合いを低めているところがちらほら。
    たとえばナドリが「遊びに行く」と言うのはブドリらが眠っているときではないし、ネリは籠に入れてさらわれるべきだし、夢野なかの描写もどうか。
    またブドリはあくまで一職員として火山に「残る」べきであって、夢野なかの出来事のようにして連れられて行くべきではない。

    突っ込みどころは少なくない。
    しかし町並みや美しい映像には溜め息。

    主題歌は不要。「この国がうんたら」なんて言われてもね。

  • 子どもの時に観た『銀河鉄道の夜』がとても印象に残っています。
    なので賢治の世界観と猫のマッチングには違和感はありません。
    幻想的な映像表現と音楽もとてもよかったです。

    教訓的なテーマをあまり露骨に表わすと、この雰囲気は損なわれたのでしょうね。
    独特の世界観の描写に力点が置かれたことで、余韻が長く残ってるようです。
    しばらくそれに浸っていたいと思います。

  • おお…これはもう…さびしいにかぎるあかん
    原作を知らないのでどうラストが違うのかわからないけど。でも、観終わって泣くとか切なすぎてたまらんとか、そういうのじゃなくて、たださびしくなる作品だった。すごく完成されてる

  • 私、おなじスタッフがつくった銀河鉄道の夜もけっこう好きでして、
    なんだかわけのわからないものにそれっぽい形があってワクワクするのです
    でも、今回はブドリの仕事したりがメインなので
    デザインがかなりちゃんとした機械がおおいんですね。

    そこで我慢ならないスタッフが銀河鉄道方式で幻想シーン発動!
    ロリコン人さらいが無駄にかっこよくなって船頭をとります。
    てぐす工場のくだりが幻覚っぽくなったり。
    なぞの大正的なレンガ塔が出てきたり。
    とくにこのレンガ塔のくだりのCGがよくできていて、ミニチュアっぽい!
    初期のCGしていたころが好きだった私に大ヒット!
    これがCG正当進化である。日本にはこの方向でバカスカ映画して欲しい
    途中の鬼みたいなのはこまどりかなぁ。

    まぁ、そんな感じで原作とはちょいと違った話になってますけど
    変なもの見れて満足な感じでした。

    あと、ジブリになれていると食事シーンが少なくって死ぬんじゃないかと心配になったり。やっと食ったのが蕎麦掻って!ぜんぜんうまそうに見えなくてなんだかひもじい気持ち。トマトは宝石みたいでしたね!シチューになると途端に残念になる・・・。

    それから、この人猫デザインを最初に生み出した人はエライ!
    無表情がこんなに映えるデザインないよね。
    キティちゃんしかり猫は何考えてるか気になる生き物なんでしょうか。

  • 手塚作品と宮沢賢治らしい、静かで独特の雰囲気を持つ不思議な作品。

  • 自己犠牲の賛美がなぜよくないかと言えば
    それはそのまま、同調圧力による自己犠牲の強要になりかねないからだ
    だからまあ、自己犠牲を賛美する(ようにも見える)物語…たとえば
    この頃に流行していた作品で言えば、「永遠の0」みたいなものを
    そういう文脈で批判しようってなら、それは正当性があると思う
    しかしなにも宮沢賢治でやることないだろう、しかも
    そのために行ったラストシーンの改変が、はっきり言って失敗している
    ブドリの人類愛や愛郷心といったものが
    まるで間違ったもののように、隠蔽されてしまったじゃないか
    こういうリベラルのそそっかしい独善が
    民衆の反発を招き
    タカ派の台頭をむしろ促進したんじゃないのか

  • 銀河鉄道の夜を期待してみると欲求不満を感じる。
    特に、最後のブドリが犠牲になるシーンが、まったく具体的に描かれないので肩透かしをくらった感じ。
    自己犠牲というテーマがテーマのまま終わる。

  • 監督 : 杉井ギザブロー
    出演 : 小栗旬 忽那汐里 佐々木蔵之助
    原作:宮沢賢治


    美しきイーハトーヴの森。ブドリは家族と幸せに暮らしていた。しかし冷害が森を襲い、食料も乏しくなって両親は家を出ていき、
    妹のネリは"コトリ"という謎の男にさらわれて、ブドリはひとりぼっちになってしまう。
    力尽きて倒れたブドリを救ったのは、てぐす工場の工場主だった。ブドリは彼の元で働き仕事を覚えていくが、仕事が終わるとブドリは
    またひとりぼっちに。
    里へと下りたブドリは赤ひげのオリザ畑で働くが、寒さと干ばつのために赤ひげの畑は大きな被害を受け人が雇えなくなり、ブドリはイー
    ハトーヴ市に向かう。
    そこでクーボー博士と知り合ったブドリは火山局に勤めることになる。所長のペンネンナームの指導のもおと、局員としてたくましく成長
    していく。しかし再び大きな冷害が……。クーボー博士の助言を受け、“ボクにも、できることはきっとある"と奮起したブドリは、愛する
    故郷と大切なみんなのために、ある決意をする――。

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