AKB48白熱論争 (幻冬舎新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • AKBをサカナに文化から経済、宗教まで語ってしまえるこの人たちはすごい!

  • 「あえて」というのは対象のネタ化で、浅田彰とか糸井重里あたりは意識的に取り込んでいたし、たとえばベタからネタみたいな流れは数年前まで確かにあった。それなりのわかってる感とちょっとした保身とが得られる安全安心な戦略ではあった。
    でも21世紀も10年を経たいま、ネタで終われる時代はとっくに過ぎた。「あえて」やネタの根底はどこまでもアイロニーで、それでは公共性も正当性も獲得できない。サブカルな方面はいまだにネタで遊ぶことがいまだに有効な戦略だと思ってるふしがあって、それはあまりに時代錯誤な状況だ。
    参照されるべき膨大なデータベースの連鎖とそれを利用した徹底的な理論武装が要請されるまえでは、「あえて」やネタでは対応できない。「あえて」やネタで何かができたのはテレビと雑誌で事足りていた時代まで。システムとしての複雑さと不確実性がこれだけ高度化した中では、ベタをマジでやらなくちゃならない。その覚悟を持つことは、そうやさしいものではない。

  • Kindleで最初に購入した電子書籍読了。電子書籍は読み通せない傾向ありと何処かで分析されてたが、本の面白さもあって一気に読了。AKBを魚に文化論、人生論、政治まで、膨大な広がりに驚くばかり。早くkindle本体で読みたい。

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著者プロフィール

1953年8月31日生まれ。1975年、福岡大学在学中に初めて描いた漫画『東大一直線』が赤塚賞の最終候補で落選するが、雑誌に掲載され、大ヒットとなる。『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』『ゴーマニズム宣言』など話題作多数。
●主な著書
『新ゴーマニズム宣言10』(2001、小学館)、『新・ゴーマニズム宣言Special 台湾論』(2000、小学館)、『新・ゴーマニズム宣言Special「個と公」論』(2000、幻冬舎)、『ゴーマニズム宣言9』(2000、幻冬舎)、『朝日新聞の正義』(共著、1999、小学館)、『自虐でやんす。』(1999、幻冬舎)、『国家と戦争』(共著、1999、飛鳥新社)、『子どもは待ってる! 親の出番』(共著、1999、黙出版)、『ゴーマニズム宣言 差別論スペシャル』(1998、幻冬舎)、『 知のハルマゲドン』(共著、1998、幻冬舎)、『ゴーマニズム思想講座 正義・戦争・国家論』(共著、径書房)、『教科書が教えかねない自虐』(共著、1997、ぶんか社)、『小林よしのりのゴーマンガ大事典』(1997、幻冬舎)、『小林よしのりの異常天才図鑑』(1997、幻冬舎)

「1997年 『ゴーマニスト大パーティー3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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