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感想・レビュー・書評
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大仰なタイトルではなく、いかに蛮族という用語に相応しいユニークな人たちの紹介。ホロヴィッツ、ルービンシュタイン、リヒテル、旧い時代では信じられないほど大きな手のラフマニノフ、日本の黎明期のピアニスト幸田延、久野久、24歳でピアノを始め、人気ピアニストになりながら、最後はポーランド首相にまで転落!(クレマンソー仏首相の言葉)したパデレフスキ、奇行で有名だったミケランジェリ、グールド、しかし豪州タスマニア島出身の野生児からシンデレラのようにセンセーショナルに世界デビューした美人ピアニスト・アイリーン・ジョイスのお話が最も印象的だった。カンガルーと野山を駆け回っていた少女がハーモニカしかし、このような本を著した著者自身も結構蛮族!だと感じた。それは次の彼女自身の言葉(P265)「といったような諸々の事情から、女性ピアニストというのは、どうしても性格的には勝ち気で負けん気で強情でしぶとくて、神経質で極めて自己中心的で気位が高く恐ろしく攻撃的かつディフェ ンシヴで、そして肉体的には肩幅のしっかりとした筋肉質でたくましい、というタイプになってし まう。女性ピアニストに楚々とした手弱女風美人が見当らない理由は、これでお分り頂けよう。更 に、これは男性ピアニストについてもいえることだが、社会との健康的なつき合いが才能ある人間ほど少なくなってしまうため、一般の常識からみれば、どこかピントの狂った頓珍漢が多いのであ る。ゆめゆめピアニストなんぞを女房にするものではない。」
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ピアノ、音楽の楽しさを味わえます。
音楽は素晴らしいですよね。 -
表現方法が面白くて読みやすかった。
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(ピアニストとは)どこかピントの狂った頓珍漢が多いのである。ゆめゆめピアニストなんぞを女房にするものではない。
早く教えて欲しかったよ紘子さん…(笑)